SNSコラム

SNSマーケティング・SNS集客の成功事例21選|本質的なSNS活用が学べる記事まとめ

2022年12月07日
X(旧Twitter)活用 | 事例

X(旧Twitter)やInstagramなどを活用したSNSマーケティングでは、フォロー&リポストやプレゼントキャンペーンを通じたフォロワー数増加の事例は多いものの、売上アップにつながる本質的な事例はまだまだ少ないのが実情です。

そこで、SNSマーケティング支援会社であるホットリンクのコンサルティングを通じて、指名検索数やUGC(ユーザーによるクチコミ)の数、売上の増加など、本質的な成果につながったSNSマーケティングの事例をまとめました。

本記事を読めば、本質的なSNSマーケティングの事例を一気に把握することが可能です。SNSマーケティングにお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

SNSで自社の商品・サービスのUGC(クチコミ)を増加させたい方へ

ホットリンクは数多くの企業のSNS活用をご支援しており、UGC増加による売上アップ・認知拡大において成果を上げてきました。

<UGCが増加した事例>

  • 菓子メーカーのUGC数が1年で8倍に増加
  • 全米No.1ソーセージブランドのUGC数が9倍に増加

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最終更新日:2024年10月8日

SNSマーケティング成功事例一覧

ホットリンクでは、クチコミ創出やフォロワー増加、エンゲージメント増加、キャンペーンでのトレンドイン施策、世界観を重要視したファン化施策など様々な目的・領域で成果に繋げてきました。SNSマーケティングでの成功事例をご紹介します。

関連:SNS集客の方法とコツ

株式会社スーパーホテル様

アカウントの成長とUGC創出を、精度の高い広告で後押し。スーパーホテルのX(Twitter)・TikTok活用

株式会社ミツカン様

4日間で2度のトレンド1位獲得。ミツカン「#味ぽんの日」「#たまご醤油たれのたれが欲しい」Xキャンペーンご支援

株式会社コーセー様

目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用

株式会社NTTドコモ様

多彩なアイディアと柔軟な運用体制でSNS活用が加速。dポイントクラブのInstagram運用

味の素冷凍食品株式会社様

UGCから着想したマンガで、顧客へのリーチが大幅増! 味の素冷凍食品「野菜たっぷり中華丼の具」マンガ施策

株式会社明治様

“UGC=お客様の声”を商品に還元。明治「うずまきソフト」に見るUGC活用

株式会社プロトコーポレーション様

若年層からの認知を獲得し、好意的なクチコミも創出! グーネットのマンガ活用事例

株式会社丸亀製麺様

短期間でX(Twitter)トレンド1位を2度獲得!成功の鍵を握ったのは「データ分析」

ジョンソンヴィル・ジャパン合同会社様

商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現したSNS活用

株式会社シャトレーゼ様

クチコミ数が1年で約8倍! 店舗売上の増加にも寄与した、お菓子メーカー・シャトレーゼのTwitter活用

株式会社Paidy様

UGC数が200%に伸長! 「ペイディ」から学ぶ金融業界のSNS活用法

  

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Xのアカウント運用の成功事例14選

化粧品メーカー:コーセー様

化粧品メーカー「株式会社コーセー」様では、2022年3月から、XとInstagramのアカウント運用をご支援しています。ファンとのコミュニケーションを第一にした運用方針はそのままに、2024年4月からはそれぞれのSNSの特性にあわせて役割を明確化。Xは「お客様との密なコミュニケーション」や「鮮度の高い情報の発信」といった役割の比重を大きくしました。

これまではオーガニック投稿に注力してきましたが、フォロワー以外の人へのリーチを増やすため、Xの広告活用も開始し、リーチの最大化を図りました。従来から多くのコメントが寄せられるアカウントでしたが、より幅広い層にアプローチができ、新たな層からの反応を得られるようになりました。

また、コスメに関心の高いユーザーは、Xなどで目にした情報をInstagramで詳細を検索する傾向があると考えられます。そのため、両媒体の特性を活かしながら、ユーザーが求める情報を発信しています。

ユーザーがXからInstagramへ自然に流れ、必要な情報にスムーズにアクセスできる流れを設計することで、両方の公式アカウントのフォローや、双方の投稿をチェックしてくれる質の高いフォロワーの獲得。それによって、XとInstagramの運用における相乗効果も狙っています。

事例詳細:Instagramで中長期的なブランディング強化を狙う、運用戦略を見直した「KOSÉ公式アカウント」(MarkeZine)
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関連記事:【事例】目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用

食品メーカー:味の素冷凍食品様

味の素グループの冷凍食品メーカーである味の素冷凍食品様では、定番商品である「野菜たっぷり中華丼の具」の認知を広げるために、Xの広告活用をご支援しました。

中華丼は一般的な商材であり、単なる広告では指名買いにつながりにくいため、Xと相性が良い「マンガ」を活用し、広告にインパクトを持たせました。UGCから着想を得たマンガを広告クリエイティブに採用したことで、リーチ数が予測値の187%を達成しました。

ユーザー層を絞らず広い層に刺さるように、マンガは3つの方向性で制作。ユーザーが実際に同商品を活用するシーンをマンガに落とし込むことで、ユーザーが自分ごと化しやすくなるように工夫しました。その結果、「広告のマンガに共感する」「中華丼が食べたくなった」といったUGCが発生したほか、出稿期間の半ばで目標値を達成。広告配信目的をエンゲージメントからリーチ目的に切り替えて、さらなる認知拡大につなげました。

また、施策前と施策後で弊社のツールであるコミュニティクラスタ分析をかけたところ、今回のメインターゲット層である子育て夫婦層における「中華丼」というキーワードでのポスト量の増加を確認。それに加えて、エンジニアやオタク層へも反響がありました。これらの変化が直接施策の効果とは断定できないものの、幅広い層への訴求に成功しました。

事例詳細:UGCから着想したマンガで、顧客へのリーチが大幅増! 味の素冷凍食品「野菜たっぷり中華丼の具」マンガ施策

食品メーカー:ジョンソンヴィル様

2019年からホットリンクがSNSマーケティングを支援している、アメリカの老舗ソーセージブランド・ジョンソンヴィル様。ご支援開始から約1年で、UGC数が約9倍に増加、それに伴って日本国内での売り上げアップに成功しています。

UGCの創出を促すために、具体的にはUGCの見本となる投稿を実施。ブランド戦略的に強化したいカテゴリエントリポイント(=顧客がブランドを想起するきっかけ)を定めて、ソーセージの利用シーン(キャンプやアウトドア、おつまみなど)を訴求しました。

さらに、UGCをリポストすることで、ユーザー間で「ジョンソンヴィルに関する投稿をすると公式側が取り上げてくれる」という認識が高まり、「商品を買ったら投稿する」という流れが醸成されていきました。

また、2022年12月には弊社のパートナークリエイター・リロ氏によるクリスマス施策も実施しました。

リロ氏の投稿フォーマットを活かした動画クリエイティブの制作や、過去のデータの分析結果からPOSデータが動くタイミングを狙ったことで、オーガニック投稿のみで「8,000いいね・2,000以上のRP・14万再生」を獲得。広告配信で拡散を促し「4.2万いいね・7,500以上のRP・121万再生」を獲得しました。

事例詳細:商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現した老舗ソーセージブランド、ジョンソンヴィルのSNS活用
ジョンソンヴィルが取り組んだインフルエンサーマーケティング。成功のカギはインフルエンサーとブランドの「共創」

お菓子メーカー:明治様

2020年6月よりSNS活用のご支援をしているお菓子メーカーの株式会社明治様では、X上で発見したUGCを元に実施した投稿とパッケージ変更で大きな話題を呼びました。

経緯としては、2021年11月に同社の「うずまきソフト」に関する「うずまきがうますぎに見える」というUGCを発見。「うずまき」が「うますぎ」に見える画像を使用した「まちがい探し」を投稿しました。

実際の投稿には、「上手くできている」「うますぎでも間違いではない」など、好意的なコメントが発生。最終的に1,400以上のいいねを獲得するなど、高いエンゲージメントを達成しました。

Xで手応えを感じ、2023年7月下旬に期間限定パッケージ「明治 うますぎソフト」を発売。スーパーなどで目にしたユーザーによるUGCが多数投稿されたほか、メディアにも取り上げられ、商品が一時品薄になるなど、さらなる話題化に成功しました。

また、弊社のソーシャルリスニングツール「クチコミ@係長」を使ってX上のUGC数を調べた結果、2022年7~10月が約1,500件だったのに対し、2023年7~10月は約3,600件を記録しました。

・分析期間:2022/7/1~2022/10/31および2023/7/1~2023/10/31
・ワード:「うずまきソフト」
・対象メディア:X
※10%サンプリングデータを利用。本文に記載した数値は10倍に戻したもので、返信やリポストを含まない純粋な投稿数(オーガニックポスト)を指します。

事例詳細:“UGC=お客様の声”を商品に還元。明治「うずまきソフト」に見るUGC活用

お菓子メーカー:シャトレーゼ様

国内外に500以上の店舗を構え、ECサイトでの販売も行なう菓子メーカー・株式会社シャトレーゼ様。SNS活用に取り組む以前は、新聞の折込みチラシやポスティング、店頭でのチラシ配布をプロモーションの主軸にしていました。しかし、これらの施策だけでは集客が困難になり、特に若年層へのアプローチに課題があると感じていました。

そこで、ユーザーによるTwitter投稿をきっかけにシャトレーゼがネット上で話題になり、SNS利用者数の多いエリアで若年層や非会員の来店が増えたことを機に、SNSの活用に着手。2017年8月にTwitter・Facebook・Instagramのアカウントを開設しました。

目的達成に向けて、SNS上のクチコミ(UGC)を増加させ、認知の拡大や店舗来店およびEC流入の増加を目指す方針とし、オーガニック投稿やキャンペーンに取り組みました。「UGC創出のきっかけ」の一例として「レモン・ザ・スーパー」という商品を使った投稿があります。

きっかけを投稿する際に大切なポイントとして、次の3点があげられます。

・目にしたユーザーが真似したくなる投稿であるか
・投稿した内容を、ユーザーが容易に真似できるか
・真似した結果をTwitterに投稿したくなるか(見映えがよい、アレンジができる など)

上記の投稿後、シャトレーゼ様のツイートを真似たUGCが発生。次のステップである「公式アカウントによるUGCのRT(リツイート)や引用RT」も実行したことで、「公式アカウントにRTされると当該投稿だけエンゲージが跳ね上がる→承認欲求が満たされ再度UGC投稿するようになる」という循環も生まれ、RTを目にしたユーザーからの新たなUGCも創出されました。

オーガニック運用に注力しながらTwitter広告も活用した結果、フォロワー数・クチコミ数ともに1年で爆発的に増加しました。

洋菓子店のSNS集客事例

関連記事:【Twitter活用で売上4倍の事例も】シャトレーゼが挑んだオーガニック運用で口コミを増やす仕組み
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関連記事:シャトレーゼの口コミ数が2年で8倍になった訳
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外食チェーン:丸亀製麺様

初速売上は予測の1.9倍を達成、トレンド1位も獲得。売上との相関を導き出した、丸亀製麺のTwitter活用

丸亀製麺と語る、Twitterを売上につなげる戦略【イベントレポート】

【事例つき】新商品ローンチのSNSプロモーションを成功させる2つの「ツボ」

丸亀製麺様では、「タル鶏天ぶっかけ」発売時のSNSプロモーションにより、初速の売上が予測の1.9倍を達成。同施策はTwitterトレンド1位も獲得し、売上との相関も確認できた好事例です。また、夏限定の商品「氷うどん」のプロモーションでは、Twitterトレンド1位を2度獲得。数々の成果を創出した丸亀製麺様のTwitter活用施策を解説しました。

調味料メーカー:ミツカン様

2020年よりSNSマーケティング領域をご支援している老舗調味料メーカー・株式会社Mizkan様。2023年には、企画から携わったキャンペーンが8件、広告配信の案件が8件、計16件をご支援いたしました。

中でも、X上での「#味ぽんの日」、「#たまご醤油たれのたれが欲しい」キャンペーンでは、4日間で2度のトレンド1位を獲得しました。

「#味ぽんの日」では、トレンドインを狙うための広告配信をサポート。ミツカン公式味ぽん公式の2アカウントを用いた施策として、「味ぽん公式アカウントをフォローしたらAの商品がもらえる」「ミツカン公式アカウントをフォローするとBの商品がもらえる」という形で実施、広告配信面からご支援しました。

1人のユーザーに2つのアカウントをフォロー、短時間で計2つのUGCを投稿してもらう企画を配信。ハードルの高い目標ながら、これまでのご支援の中でミツカン様の商品には根強いファンが多いという強みも理解していたため、広告配信でUGCを伸ばすことに注力できました。

「#たまご醤油たれのたれが欲しい」では、「たまご醤油たれ納豆」の発売10周年のタイミングでたれ“だけ”を詰めたボトルをプレゼントする企画を実施。「#たまご醤油たれのたれが欲しい」シンプルでキャッチーなハッシュタグを設計することで、ユーザーの能動的なUGC投稿を促しました。

また、ご支援時のアドバイスを活かした、ご担当者様による的確な時間帯でのリマインド投稿や、既存フォロワーが反応したくなるポストの投稿などの後押しが、さらなる話題化につながりました。

事例詳細:4日間で2度のトレンド1位獲得。ミツカン「#味ぽんの日」「#たまご醤油たれのたれが欲しい」Xキャンペーンご支援

飲料:オリオンビール様

ECでの売上は約50倍に伸長! TwitterUGCの最大化を狙ったオリオンビールのSNS戦略

外出自粛でも沖縄とビールの楽しさを届ける EC売上約50倍の成長に貢献したオリオンビールのSNS戦略

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沖縄に本拠地を置く飲料メーカー・オリオンビール様では、コロナ禍をきっかけとした観光客の減少に伴い、顧客接点の再構築に課題感がありました。そこで、Twitter上のUGCを活用し、デジタルでのユーザー接点を増やす施策を実施。結果、画像つきのUGC投稿は観光客が多かった昨年を上回り、EC売上は昨年比で50倍という成果を創出しました。

ホテルチェーン:スーパーホテル様

全国に172店舗を展開するスーパーホテル様では、認知拡大とブランディングを目的にXやTikTokを活用しています。20〜30代の女性など、新しい顧客層に訴求していくツールとしてSNSを運用しています。

Xでは、自社発信だけでなくユーザーとのコミュニケーションを重視。ユーザーが思わずリアクションをしたくなるような投稿や、UGCのリポストなどを積極的に行っています。TikTokでは、Xよりも若い顧客層に対して、「スーパーホテルって面白い会社」と思ってもらえるコンテンツを制作しています。

投稿内容にこだわったアカウント運用と並行し、投稿を「届けるべきユーザー」に届けるため、広告配信も実施しています。

キャンペーンの設計や広告のターゲティングには、ビッグデータを解析し、日本中のXユーザーの趣味趣向を可視化した「コミュニティクラスタ分析」を活用しています。データに基づいて適切に広告を配信することで、広告をきっかけにアカウントをフォローしたユーザーの離脱も抑止できています。

TikTokでは、エンゲージメントが高いオーガニック投稿を広告として展開し、若年層への認知拡大に成功しています。その結果、Xは22万フォロワー、TikTokでは3万フォロワー以上に達しました。

UGC数も順調に増えており、ベースラインが右肩上がりに上昇しています。

UGCの中から投稿のヒントを得る機会も増えており、ユーザーの宿泊体験をもとにした「ぼっち旅(1人旅行)をテーマにしたコンテンツ」は、X上で大きな反響を得ました。

参考投稿:スーパーホテル on X: "先日発売されたマンガ『独身アラサーOLあやかのぼっち宿泊記』

事例詳細:【事例】アカウントの成長とUGC創出を、精度の高い広告で後押し。スーパーホテルのX(Twitter)・TikTok活用

アパレル:JINS様

アイウェアブランドのJINS様では、Xの本格運用開始から約1年でUGC数を約380%アップさせることに成功しました。UGC数以外の数値も伸長し、指名検索数は約165%、インプレッション数は約800%、エンゲージメント数も約680%増となりました。

「ユーザーとコミュニケーションできることがSNSの価値」という考えのもと、質の高いフォロワーの獲得やユーザー起点でのコミュニケーションを行うためのオーガニック投稿、キャンペーンなどを実施しました。

オーガニック投稿では、「ファンの生の声が拡散し、それがトレンドとなって市場に影響を与えること」を目指し、悩みを解決する投稿や、フォロワーが参加したくなるような投稿、問いかけをするアンケート投稿に注力。バーチャル試着を紹介する投稿では、ユーザーによる思い思いの楽しみ方やユニークな投稿が多く生まれました。

ブランドへのアテンションを作り、接触回数を増やしてブランドへの好意度と選好性を高めていくことを目的に「#JINSサンタ」というハッシュタグを使ったフォロー&リツイートキャンペーンも実施。

4,000名弱が参加し、リプライも含めると5,000件以上の投稿がありました。その上、過去最大数の画像つきUGCも投稿され、大きな話題を集めました。

事例詳細:認定代理店 Twitter活用事例 JINS公式アカウントの躍進を支えるホットリンクのTwitterノウハウ

関連記事:1年でUGC数が約4倍に!JINSに聞く、企業SNSの本質的価値とブランドの資産化
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自動車:グーネット様

マンガ活用施策で想定以上のUGCを創出! ブランド想起の構築にも寄与した、グーネットのコンテンツマーケティング

若年層からの認知を獲得し、好意的なクチコミも創出! グーネットのマンガ活用事例

「グーネット」様(カーライフ全般をサポートするWebサイトを運営)では、Twitter上でマンガ活用施策を展開。グーネットのサービスが一切登場しない、通称「僕ギャル」というマンガを連載し、当初の想定以上のUGCを創出しました。フォロワー数増加、50%以上のエンゲージメント率獲得のほか、コンテンツとの接触時間の長さから、ブランド想起の構築にも寄与しました。

金融:Paidy様

マンガ活用や動画クリエイター起用で、認知拡大と若年層へのサービス浸透に成功。PaidyのTwitter広告施策

BNPL(あと払い決裁)サービス「ペイディ」を提供するPaidy様では、サービスの認知拡大や若年層(Z世代)へのサービス浸透を狙い、Twitter広告上でマンガ活用施策や動画クリエイターを起用した動画広告などを展開。結果、Z世代を中心に利用が広がり、22年10月時点でアプリのダウンロード数は600万回を突破しました。

また、2022年12月ラブコメマンガ家・星見SKさんを迎えて、マンガコンテンツの広告配信をX上で実施しました。

マンガは全8枚で構成し、4枚ずつ2投稿に分けてスレッド投稿。ストーリー性を重視し、ペイディと相性の良い「推し活」の文脈を取り入れたコンテンツにした結果、広告配信のエンゲージメント率が平均70%を越えました。

サービスの訴求は全体の1/2と少ない分量でありながら、訴求部分を設けた投稿を広告配信したことで、ユーザーへの理解促進を促すことができています。

同年12月には星見SKさんの漫画をもとに、人気声優を起用した動画を制作。再生完了率の向上を目的に広告配信を行なった結果、他の動画と比較して、再生完了率だけでなく視聴維持率も高い動画になりました。本投稿による好意的なUGCが発生するなど、サービスの認知獲得に加え、声優ファン層や関心層へのリーチ・拡散をすることができました。

関連記事:
UGC数が200%に伸長!あと払い決済サービス「ペイディ」から学ぶ金融業界のSNS活用法【イベントレポート】
目的に即しているならば、あえて機能やブランド訴求はしない選択もする。PaidyのSNS活用の姿勢
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自分事化を促すTwitter広告3つの共感施策 ペイディに学ぶ
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飲料・食品メーカー:ポッカサッポロフード&ビバレッジ様

飲料・食品メーカーのポッカサッポロ様では、2023年10月5日の「レモンの日」に合わせて、​レモン果汁100%の「ポッカレモン100」の使用促進とファン化を目的とした施策をX、Instagram上で実施。レシピ系インフルエンサーの山本ゆりさんと、ぼく・イラストレシピさんを起用し、投稿を見たユーザーが作ってみたくなるようなレモンレシピを発信しました。

ユーザーからの「すぐ作れそう」「作ってみたい」というUGCや、他のクリエイターからのコメントの発生によって、さらなるリーチ拡大に貢献。Xではオーガニック投稿のみで総インプレッション数が580万以上と、広告配信を行なった投稿と同様のインプレッションを獲得しました。

また、Instagram投稿でも総リーチ数54万件、総エンゲージメント数18万件を獲得。中でも、ぼく・イラストレシピさんのイラスト投稿は、フォロワー外の多くのユーザーにリーチすることができました。

お菓子メーカー:カンロ様

当社がSNSマーケティングをご支援しているカンロ様の事例をご紹介します。

2021年12月にTwitterで、自然な甘味が楽しめるミルクキャンディ「金のミルク」のプロモーションを行ないました。

金のミルクのブランドイメージのひとつである「癒し」から着想し、「癒したいあの人」というテーマで投稿を募り、抽選で金のミルクと「お裾分け用ポチ袋」をプレゼントしました。

抽選結果に関わらず、「今年も1年お疲れ様」というメッセージ動画をすべての参加者にリプライで送りました。

その結果、キャンペーンを行なった5日間で計11,192人が参加し、Twitterトレンド欄に「#金ミルであの人に癒しを」が掲載されました。商品名の含まれた投稿やハッシュタグがTwitter上の多くの人の目に触れ、商品の認知獲得、維持に貢献しました。

参加者の投稿では「実家の母」「頑張っている職場の同僚」などあたたかな内容が多く見られ、UGCによって「金のミルク」=「ほっと一息・癒しの時間」という空気感も醸成できました。

「お裾分け用のポチ袋」というプレゼントも、ブランドイメージやキャンペーンテーマと一貫性があり、商品の既存ファンだけでなく、「癒し」というテーマに共感したユーザーの参加も後押しできました。

Instagramのアカウント運用の成功事例7選

ポイントプログラム:dポイントクラブ様

NTTドコモ様が提供するポイントプログラム「dポイントクラブ」では、サービスの認知拡大を目的に、X(旧Twitter)運用を2021年9月から、Instagram運用を2022年8月からご支援しています。

Instagram活用は難しいとされる無形商材ながら、2024年3月に投稿したリールズでは、190万再生・130万リーチを達成。現在もフィード・リールズ・ストーリーズの配信面ごとの役割整理をし、投稿内容のブラッシュアップを続けています。

また、昨年7月から定期的なキャンペーンも実施し、約1年でフォロワー数が約40万から64.5万(2024年8月時点:65.3万人)まで伸び、CPF(フォロワー獲得単価)も安定してきました。順調にフォロワー数を獲得したことで、既存コンテンツのエンゲージメントの増加にもつなげました。

キャンペーンの参加意欲の高いユーザー(=ポイ活に興味がある人)とdポイントに興味あるユーザーが近しいこともあり、結果的に「質の高いフォロワー」を獲得することができています。

その中で、リールズにおける「勝ちパターン」を創出しました。具体的には、dポイントクラブのキャラクター「ポインコ」を活用した「ポインコチャレンジ」や「ポインコを探せ」など、ゲーム性のある参加型コンテンツを展開。ポイ活に興味が薄い層にも響くエンタメ系のコンテンツを投稿することで、多くの人々にリーチできるようになりました。

事例詳細:【事例】リールズの「勝ちパターン」を見出し、190万再生・130万リーチ達成。dポイントクラブのInstagram活用

化粧品メーカー:コーセー様

2022年3月から、InstagramXのアカウント運用をご支援している化粧品メーカー「株式会社コーセー」様。ファンとのコミュニケーションを第一にした運用方針はそのままに、2024年4月からはそれぞれのSNSの特性にあわせて役割を明確化しました。Instagramでは「基本情報のストック場」「ブランディング重視」として商品の正しい情報を、ブランドがもつ世界観とともに蓄積する運用をしています。

その中でもアカウントの統一感や、発信している3つのブランド(INFINITY(インフィニティ)/ONE BY KOSÉ(ワンバイコーセー)/ESPRIQUE(エスプリーク))の世界観を表現することを目的に、グリッド投稿を実施。フォロワーとのコミュニケーションを通じて増加した、インプレッションや投稿へのエンゲージメント数は維持しながら、目的を達成することができました。

具体的には、プロフィールグリッド(プロフィール画面の下にある投稿)やリールのサムネイルの見え方を意識することで、3ブランドの世界観が混在することなく、それぞれのブランドイメージを表現しています。

事例詳細:【事例】目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用
Instagramで中長期的なブランディング強化を狙う、運用戦略を見直した「KOSÉ公式アカウント」(MarkeZine)
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食品メーカー:ジョンソンヴィル様

アメリカの老舗ソーセージブランド・ジョンソンヴィル様では、Instagram上のUGCが右肩上がりに上昇。UGCの投稿数のベースラインも支援開始(2019年)の時期と比べて多い時には約7倍増加しました。

具体的には、UGCの創出を促すために、UGCの見本となる投稿を実施。ブランド戦略的に強化したいカテゴリエントリポイント(=顧客がブランドを想起するきっかけ)を定めて、ソーセージの利用シーン(キャンプやアウトドア、おつまみなど)を訴求しました。

事例詳細:【成功事例】食品ブランド向けInstagram施策 カギはブランド戦略に紐づいたUGCの活用

季節のイベント(モーメント)に沿ったレシピ投稿にも注力し、シーズン前から「#クリスマス」「#クリスマスディナー」などのハッシュタグを用いてレシピ動画の投稿や広告配信をしたことで、ハッシュタグでの上位表示を獲得しました。

また、UGCをリポストすることで、ユーザー間で「ジョンソンヴィルに関する投稿をすると公式側が取り上げてくれる」という認識が高まり、「商品を買ったらInstagramに投稿する」という流れが醸成されていきました。

外食チェーン:丸亀製麺様

約1年でInstagramアカウントのフォロワー数1.4万人増加、平均リーチ数は3倍に伸長。アカウント成長の背景に迫る

【事例】お客様に寄り添った「丸亀製麺らしい発信」をInstagramでも。平均リーチ数3倍以上を実現した、二人三脚のインスタ運用

丸亀製麺様のInstagramアカウントは、ホットリンクのご支援開始後、フォロワー数が1.4万人増加。平均リーチ数も3倍以上になるなど、大きく成長しました。本記事では、丸亀製麺の小西香織様・根本菜摘様と、ホットリンクのSNSコンサルタント・秋山幸世の3名に、Instagramアカウント成長に寄与した施策や成功の要因について取材しました。

ヘアケアブランド:ミルボン様

美容室専売のヘアケアブランドであるミルボン様は、X運用に続き、Instagramの運用にも注力。当初の運用方針では、オシャレな方向性で投稿をしていましたが、既存のユーザーとの乖離が大きく、インプレッションが思うように伸びませんでした。

数値を改善するために、どのような投稿をすれば良いのかを分析したところ、ユーザーにとって有益な情報で、保存されるコンテンツが圧倒的に伸びることが判明しました。そこで、ユーザーのニーズに合わせた情報発信へ運用方針を変更しました。その結果、保存数やエンゲージメントを増加させ、インプレッションを伸ばすことができました。

具体的には、「ヘアスタイリングの仕方」や「商品が多くて選べない人に向けたポジショニングマップ」などを発信。カルーセル投稿では、1枚目はビジュアル重視の画像、2枚目以降に情報を伝える画像を設定することで、ブランドイメージに沿った美しさを担保しながら、濃い情報を伝えることができました。

また、エンゲージメントの高い投稿が発見タブやおすすめに表示され、多くのユーザーにリーチしたおかげで、UGCも大きく増加。メンション付きの投稿は2020年1月時点で1日10件ほどだったものの、同年9月時点では1日60件と6倍近くに成長しました。

事例詳細:8ヵ月でUGC数を6倍に!美容室専売メーカー・ミルボンのTwitter&Instagram活用術(MarkeZine)
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関連記事:【事例】フォロワー数10倍、売上144%。注目の美容師・武者ひなのをサポートしたミルボンのInstagramセミナー

カフェチェーン:コナズ珈琲様

トリドールホールディングスが運営するカフェブランド「コナズ珈琲」様は、2021年秋に「ブランドの理解を一層促進し、来店のきっかけを創出する」ことを目的にInstagramの運用を強化。

その結果、「発見タブ」でコンテンツが露出され、新たなフォロワーが増えるという好循環を作ることに成功しました。運用強化後はフォロワーが2倍以上に増え、リーチやいいね・コメント・保存数が伸び、UGCも増加しました。

取り組みの詳細は、事例詳細をご覧ください。

事例詳細:インスタフォロワー2倍 コナズ珈琲が見つけた「発見タブ」攻略法
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化粧品メーカー:POLA様

化粧品の製造販売を行なうPOLA様では、20238月~10月(投稿は9月~11月)にかけて、肌のカウンセリングを組み合わせた総合分析「肌プランニング」を訴求する施策を、Instagram上で実施。弊社のパートナークリエイターであり、アパレルディレクターのyoshinari amiさんを起用し、「肌プランニング」を継続的に利用した感想を3回にわたって投稿しました。

インフルエンサー自身がサービスの良さを理解した上で制作できたことで、熱量の高いキャプションで投稿することができました。また、yoshinari amiさんのリアルな肌悩みにユーザーからの共感を生み、通常よりも高いエンゲージメントを獲得。

「ステマ規制強化(2023年10月1日開始)」による影響で、拡散に支障が出る懸念もあった中、11月(3回目投稿)の通常投稿と比較をしても再生率139%、エンゲージメント率204%を記録。

インフルエンサー自身のポテンシャルを活かした上に、サービスを利用するリアルな姿を訴求したことによって、「肌プランニング」の良さがしっかり伝わるコンテンツとなりました。

yoshinari amiさんタイアップ投稿:
https://www.instagram.com/p/CwxOXBfh2wS/?img_index=1
https://www.instagram.com/reel/Cyk4LXyBDtI/?utm_source=ig_web_copy_linkhttps://www.instagram.com/reel/C0Q6LLPhx0e/?utm_source=ig_web_copy_link

POLA公式:
https://www.instagram.com/pola_official_jp/reel/C1V7LXuSzwC/?ref=G19671880P&hl=bg

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