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SNSのユーザー数増加と共に企業のマーケティング活動の中で重要性が高まっているSNSマーケティング。 SNS活用に取り組む企業は年々増加していますが、売上増加という成果に繋げられている企業は多くないのが実情です。 「なぜSNSマーケティングの成果がでていないのか?」「どうすれば売上につなげることができるのか?」をSNSマーケティングの基礎知識と共に徹底解説していきます。 この記事では、ソーシャルビッグデータを用いてSNSを長年研究し、多くの企業のSNSマーケティング支援をしてきたホットリンクが、SNSマーケティングを成功させるポイントや実際に売上貢献につながった成功事例などをご紹介していきます。
SNSで自社の商品・サービスのUGC(クチコミ)を増加させたい方へ
ホットリンクは数多くの企業のSNS活用をご支援しており、UGC増加による売上アップ・認知拡大において成果を上げてきました。
<UGCが増加した事例>
経験豊富なSNSコンサルタントが貴社のお悩みをお伺いし、ディスカッションをさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事の内容
SNSマーケティングとは、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSメディアを活用し、潜在顧客の認知獲得や売上向上、既存顧客のファン化につなげるマーケティング活動です。
一般ユーザーの観点では、SNSメディアは企業が宣伝をする場ではなく、「友達や同じ趣味嗜好の人と繋がる場」です。テレビなどの4マス媒体に代表される既存メディアとは特性が大きく異なるため、他のメディアでのマーケティング活動の延長ではなく、SNS全体や各SNSの特徴にあわせた戦略立案・施策実行をしていくことが成果を出すために重要となります。
近年SNSマーケティングに取り組む企業・ブランドが増加している理由として「SNS利用者の増加」という規模の観点と「SNS投稿の情報信頼性の高さ」という質の観点があります。
日本におけるSNS利用者数は、2022年時点で約1億200万人と非常に多くの人が利用するメディアです。また、年々利用者数が増加しており、2027年には1億1,300万人に達すると予測されています。
出所:総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」
年代別のSNS利用率では、10代〜20代は90%以上、30代〜40代で80%後半と非常に高い利用率となっています。また、「SNS利用者は若年層が多いのではないか?」というイメージをお持ちの方も少なくないですが、50代〜60代でも70%を超えており、年代問わず多くの方が利用するメディアであることがわかります。
出所:総務省「令和3年 通信利用動向調査」
SNSマーケティングが多くの企業に注目されている2つ目の理由として、「SNS投稿の情報信頼性の高さ」が挙げられます。
ホットリンクが調査した「UGC調査」では、商品やサービスを購入(利用)する際、参考にする情報として最も高い割合を占めたのは「ECサイトやレビューサイトに掲載されているレビュー」(70.3%)でした。また、「家族や友人など、知り合いによるクチコミ」(61.4%)や「フォローしていないアカウントによるSNS上のクチコミ」(33.1%)が挙げられています。
この結果から、「ECサイトやレビューサイト」が多くの人に利用されている一方で、SNS上で共有される家族・友人・知人や、フォローしていないアカウントのUGCも、信頼性の高い情報として購買決定に影響を与えていることが分かります。
出所:インターネット上のクチコミを参考に8割超が商品を購入。購入商品のTOP3は、食品・化粧品・日用雑貨
一般消費者にとっては、企業からの宣伝やコミュニケーションよりも、第三者のUGC(クチコミ)の方が情報の信頼性が高く、購買にも繋がりやすい傾向にあります。情報の信頼性が高いクチコミの創出と拡散にアプローチできることがSNSマーケティングに取り組むことの最大のメリットです。
ギフティング施策やインフルエンサー施策などの広告やPR投稿だけではなく、適切にSNSマーケティングを実行できると、自然なクチコミ増加にも繋げることができます。
ホットリンクが支援した企業様でUGCが増加した過去事例として、菓子メーカーの株式会社シャトレーゼ様の事例をご紹介します。
SNS上のUGCを増加させ、認知の拡大や店舗来店およびEC流入の増加を目指す方針として運用した結果、UGC数が以下のように増加しました。
SNSマーケティングの専門会社であるホットリンクでは、オーガニックなクチコミ創出に強みを持っており、クチコミ増加から売上向上に繋げられた事例が業界問わず豊富にございます。
UGCを増加させるSNS運用を実現したい企業様は、お気軽にご相談ください。
SNS運用について相談してみる
「コスメ おすすめ」のような一般ワードと比較して、ブランド名を指名で検索してくれる「指名検索」はCVRが10倍程度高いです。そのため、他社ブランド・製品と比較されない指名検索数を増やすことは、商品の購買数に直接つながります。
テレビCMなど大きな広告費をかけないと指名検索数を増やすことは難しいと言われてきましたが、ホットリンクでは十数年にわたるソーシャルメディアのデータ分析から、UGC数(クチコミ数)と指名検索数に相関性が存在することを明らかにしました。
商材特性などにもよりますが、テレビCMなど大きな広告費をかけなくても、SNSマーケティングを適切に実施することで、UGC増加から指名検索数増加、そして売上向上に繋げることが可能です。
リスティング広告などによる、「ニーズ顕在層」へのアプローチは短期的には高い効果をあげます。しかし、ニーズが顕在化している限られた検索ユーザーへの広告表示枠は、競合企業と激しい入札競争の場。獲得単価は高まり、中長期的に顧客獲得数が頭打ちになります。
マーケティング成果を出し続けるためには、顕在層へのアプローチだけでなく、マーケティングファネルの入り口となる「ブランド認知(アテンション)」を広げる必要があります。
人々が普段時間を使っているSNS上で、ブランド認知を広げるマーケティング活動を行うことができると検索に至る前の潜在ユーザーに接触し、顧客数増加につなげることが出来ます。
各メディアによって認知獲得や購買促進など得意な領域が異なりますが、SNSマーケティングでは認知獲得、興味関心醸成、購買促進、既存顧客のファン化と幅広い領域を横断的にアプローチすることが可能です。
また、高い接触頻度を実現できることが特徴です。情報爆発が起こっている現代において、1回の接触だけで購買に繋げることは年々難しくなっています。そのため、ユーザーが日常的に使用しているSNSで定期的に接触・コミュニケーションをとりながら、各ファネルに継続的にアプローチすることが重要となります。
リスティング広告やTVCMなどは、広告を配信している期間では成果を得ることができますが、広告を停止すれば成果が発生しなくなる「フロー型」のマーケティング施策です。一方でSNSマーケティングは、フォロワーやUGCといった成果が積み上げられていく「ストック型」のマーケティング施策と言えます。
新商品発売などのタイミングではフロー型の広告アプローチは有効ですが、基盤となるブランド認知や売上を増加させるためには、アカウントのフォロワーやUGCというストックの資産をSNSマーケティングの取り組みによって貯めておくことが大切です。
SNSユーザーは、買い物をしようと思ってSNSを使用しているわけではありません。そのため「SNSの投稿から商品リンクをタップしてそのまま購入」、といった直接購入にはつながりづらいです。
例えば「SNSでブランドを知り→UGCで購買意欲が醸成され→ブランドサイトから購入」が起こっていたとしても、直接の購入経路としては計測できないケースが多いため、売上への成果を計測しづらい側面があります。
SNSマーケティングはラストクリックにつながる直接購買ではなく、UGCなどによる購買意欲を高めることに貢献しやすいメディアです。そのため、広告施策など他のメディアでの効果測定の基準をそのまま適用するのではなく、間接効果を含めて費用対効果を計測していくことが重要です。
ダイレクトレスポンス広告は、広告を配信するとすぐにコンバージョンが発生する短期で成果を見込めるマーケティング施策です。一方で、SNSマーケティングはすぐに売上につながりづらく、中長期で成果を出す施策という認識を持つ必要があります。
そのため、短期売上のためには広告施策なども実施しながら、並行して中長期的なブランド資産構築・売上増加のためにSNSマーケティングを実施すると短中長期でバランスが良いマーケティングの取り組みが実現できるでしょう。
SNS上でブランドについての悪評が発生し、炎上状態となってしまうリスクがあります。
しかし、多くの場合SNS上の炎上は企業がSNSを活用していることが原因で起きるわけではなく、SNS外の企業活動に対してSNSユーザーが投稿することで炎上が発生します。
企業はSNSの活用を避けるのではなく、積極的にSNSのクチコミを分析し、早急に対応できる体制を構築しておく必要があるでしょう。
日本のSNS利用者数ランキング、1位はLINEで9500万人。2位はYoutubeで7,120万人。3位がX(旧Twitter)で6,658万人。そして、Instagram、Facebookと続きます。
LINEはもはやメールに替わる国民のインフラと言っても過言ではないでしょう。オープン型SNSメディアの中で利用者数が一番多いのがX(旧Twitter)です。新元号の発表会見がX(旧Twitter)で中継された時、約46万人が視聴したと言われていますが、そのことからも、X(旧Twitter)の影響力の大きさがうかがえます。
※利用者数は各メディアの最新媒体資料から引用。メディア側の最新開示数値ですが、実際の利用者数と相違している可能性もございます
拡散性は、情報伝搬の効率性を示します。最大のユーザー数を誇るLINEですが、SNSとしては極めてクローズドで、個人同士でやりとりする「LINEトーク」でのコミュニケーションが大半を占めています。「LINEタイムライン」という機能もありますが、 「友だち」同士でなければ表示されません。タイムライン投稿をシェアする機能はありますが、非公開設定をしている人が大半であり、拡散性はほとんどありません。
近年ユーザー数が増えているInstagramはオープンなSNSですが、投稿がリーチするかは、フォロワー数とハッシュタグに依存しており、拡散性は弱いと言えます。
関連記事:インスタグラムマーケティングとは?企業のSNS成功事例も紹介
Facebookについては、いいねやシェアといった拡散機能があります。機能的にはX(旧Twitter)に近いものですが、「エッジランク」と呼ばれるアルゴリズムによって表示される情報が厳密に制御されており、濃い関係のフレンド以外には投稿が目に触れにくくなっています。また、実名登録で人間関係をベースとしているために、つながり自体が緩やかにクローズドなのも、X(旧Twitter)ほどの拡散性が期待できない一つの理由となっています。
一方のX(旧Twitter)は、RT機能があり、面識のないユーザーも含めてネットワークが広くつながっているため、拡散性に優れています。拡散性に優れているということは、効率的に多くのユーザーにリーチさせることが可能ということです。
関連記事:X / Twitterマーケティングの戦略・施策を徹底解説!
データ活用ができるかは、データドリブンで再現性高く施策が実行できるかに強く影響を与えます。SNSマーケティングでは、ラストクリックにつながる直接購買ではなく、UGCなどによる購買意欲を高めることに貢献しやすいメディアであるため、データ活用・分析をしながら間接効果を含めて効果検証をしていくことが重要です。
LINEについては、プライバシーに大きく関わるトークルームの情報は提供されておらず、外部からはデータを覗くことも、収集することもほとんどできません(このように可視化できないソーシャルメディアは「ダークソーシャル」とも呼ばれます)。
InstagramとFacebookについては、APIは公開されていますが、取得できるデータにはかなりの制限があります。得られる情報は非常に少なく、「データドリブンで再現性高く施策を実行する」という観点では、難しいプラットフォームといえます。
一方のX(旧Twitter)は、APIの公開範囲が広く、全量ツイートの取得が可能です。フォロー・フォロワー関係やいいねした投稿などの履歴も収集できます。このように収集した膨大なデータを分析することで、ターゲティング精度の改善や、ユーザー行動の分析に活用できます。
SNSマーケティングと言うと「公式アカウント運用」のみを思い浮かべる方も多いですが、マーケティング目的を達成するために「オウンドメディア」「ペイドメディア」、そして「アーンドメディア」のトリプルメディアを活用することがポイントです。
それぞれの施策について解説していきます。
企業がSNS上で公式アカウントを解説し、投稿やリポスト、いいね、コメントなどの運用をする施策です。
アカウント運用は無料で始めることができ、運用を継続するとフォロワーが自社の資産として積層されていくので、広告予算が限られている場合や、中長期で成果を積み上げていきたい場合に有効な施策です。
投稿の内容は、自社製品に関連するお役立ち情報や、キャンペーン情報、新商品情報などさまざま。自社の商材や状況に合った、運用方法や投稿内容を考えていくことが重要です。
成功事例:目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用
SNS広告はSNS上に自社の広告を掲載する広告施策です。
広告投稿も通常の投稿と同じようにユーザーがリポスト・リツイートなどをすることも可能です。基本的には、広告のリポストによる広告拡散は課金されないため、拡散される広告を配信すれば、高い広告費用対効果を得ることができます。
自社に興味をもつ可能性が高いユーザーやキーワードを分析し、最適なターゲティングを設計できるかどうかも、SNS広告の成果に大きく影響します。
成功事例:アカウントの成長とUGC創出を、精度の高い広告で後押し。スーパーホテルのX(Twitter)・TikTok活用
SNS上で多くのフォロワーを抱え、エンゲージメントが高く、拡散力を持ったインフルエンサーにPR投稿を依頼することで、ブランド認知や購買につなげる施策です。
最近では企業外部のインフルエンサーだけでなく、美容部員やアパレルの販売スタッフ、BtoB企業の従業員などが「従業員インフルエンサー」として影響力を持って自社サービスの認知や購入につなげている例もあります。
インフルエンサーに金銭を提供して投稿を依頼する場合、#pr をつけずに投稿してしまうとステルスマーケティングに該当する可能性があります。
必ず #pr を記載して投稿してもらうようにしましょう。
成功事例:商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現した老舗ソーセージブランド、ジョンソンヴィルのSNS活用
プレゼントやクーポン配布をインセンティブにして、フォロワー獲得やUGC投稿、リツイートを増やす施策です。
懸賞キャンペーン活動に特化した「懸賞アカウント」によるフォローやリツイートが多い懸念はありますが、フォロワー基盤の構築、新商品発売時の盛り上がり形成や、クチコミの起点を作るのに有効です。
基本的なプレゼントキャンペーンの応募条件は以下のパターンがあります。
状況に応じて、適切な応募条件を設定するようにしましょう。
成功事例:Twitterでトレンド1位を2度獲得! ファンにとことん寄り添った丸亀製麺のSNS活用
SNSマーケティングの効果を最大化するためには、企業からユーザーに向けた情報発信だけでなく、ユーザーからユーザーへの情報伝播について理解する必要があります。
SNS上で発生したUGCが新たなUGCを生む一連のプロセスを整理したのが、SNS時代の新しい購買行動モデル「ULSSAS」です。
▼ULSSASの流れ
U: UGC(認知)
L: Like(いいね)
S: Search 1(SNS検索)
S: Search 2(Google検索)
A: Action(購買)
S: Spread(拡散)
ULSSASの起点は、自社の投稿や広告配信です。これらにユーザーが「いいね!」を付けた後、SNS内での検索、GoogleやYahooでの検索と続き、購買、そしてさらなる拡散につながります。
このサイクルが生まれれば、UGCが拡散し、認知が広がり、購買するユーザーが登場し、またUGCが発生し、といったように、ULSSASが自律的にぐるぐる回るようになっていきます。そうなれば、多大な広告宣伝費を投下しなくても、UGCによるアテンションが継続的に自然発生する状態になります。
このULSSASの好循環を働かせるために必要なのは、シェアされやすい良質なフォロワー基盤を構築することと、UGC発生のきっかけとなる投稿や企画です。
今までご紹介してきたアカウント運用や、SNS広告、キャンペーン、インフルエンサーとの協働といった施策をフル活用して、ULSSASが回る状態を作っていく必要があるのです。
成功事例:InstagramのUGC数が8ヶ月で6倍に!美容室専売メーカー、ミルボンのTwitter&Instagram活用術
SNSマーケティングに取り組む企業は年々増加していますが、認知拡大や売上増加という上流のKGI指標レベルで成果を出せている企業は多くないです。成果につなげることができていない主な原因を紹介していきます。
SNSは「一般のユーザーが投稿をする場である」という前提を考慮せずに、広告や自社オウンドメディアなどと同じ感覚でSNSマーケティングに取り組むと成果につなげることができません。SNSは「友達や同じ趣味嗜好の人と繋がること」を目的に使用しているユーザーが大半です。そこに広告や宣伝感がある投稿だけをしていると、ユーザーに受け入れてもらえません。ユーザーが主体のSNSだからこそ、他のメディアで発信している情報をそのまま投稿するのではなく、SNSメディアにマッチした投稿・コミュニケーションが求められます。
商材やブランドの特性によっても取るべきSNS戦略が大きく変わります。
例えば商品を手に取る顧客数が多く、コモディティ化していない商品であれば自然発生的にSNS上でクチコミが発生する可能性が高く、UGCの拡散や活用が戦略の軸になります。一方で無形商材やBtoBサービス、コモディティ商品の場合、自然発生的なUGCは発生しづらいため、UGC創出を促進するためのコンテンツ戦略が肝になります。
「他社の成功事例を模倣しても自社では成果につながらい...」というケースはよくありますが、そもそも自社の特性にあわせた戦略策定ができていないことが成果につながらない原因の企業が多いです。
SNSマーケティングのゴールは「SNSアカウントでうまい運用をすること」ではなく、「SNSを活用して認知拡大や顧客増加などのビジネス上のゴールにつなげること」です。SNSアカウントの運用が目的になってしまうと、手段であるはずのSNSアカウント運用が目的になってしまい、成果につなげることが難しくなります。
SNSマーケティングがうまくいかない最大の理由は「SNSをマーケティング全体像の中で捉えられていない」であるケースが多いです。SNSはフルファネルに効果的なメディアですが、SNSだけを中心に考えてしまうと成果につなげることができません。上流のマーケティング戦略からSNSの目的や役割を策定し、他のメディアや施策と連動しながらSNSマーケティングを実施していくことが重要となります。
ここからは、上記の「SNSマーケティングがうまくいかない主な原因」に対して、ではどうすれば成果につなげることができるのか、そのポイントを解説していきます。
SNSは「一般ユーザーが情報の発信者にもなる」という特性が、テレビなどの4マス媒体に代表される既存メディアや広告メディアとの一番の違いです。そのため、一方通行で情報や広告を見てもらうだけではなく、一般ユーザーや顧客を巻き込んだ双方向でのマーケティング活動に繋げることが実施しやすいメディアとなります。まずは「SNSは他のメディアやチャネルとは大きく特性が違うメディアである」「ユーザーが主体のメディアである」ことを理解し、「一般のユーザーがどのような使い方をしているのか」「どのような投稿や運用が一般ユーザーに反応がいいのか」などをユーザー観点を持ちながら把握していくことが重要となります。
まずはSNSを活用する目的を言語化しましょう。
例えば、自社ブランドの売上アップ、認知拡大、お問い合わせ数増加、採用人数増加、あるいは既存顧客のアクティブサポートなど。目的によって、とるべき施策は大きく異なるので、事前に明確化しておきましょう。
もちろん複数の目的にアプローチできると理想ですが、運用初期から複数目的を設定してしまうと、戦略や戦術がぶれてしまって成果につなげることが難しくなります。そのため、初期は目的を1つだけに絞った方が良いでしょう。
言語化した目的を達成するために、計測可能な数値をKGI/KPIとして設計します。
アカウント運用という手法に飛びついて「フォロワー数」のみをKPIに設定しがちですが、目的から逆算して、KGI/KPIを設計するのがポイントです。「認知を拡大する」「売上アップにつなげる」が目的であれば、ホットリンクではSNS上のUGC数やブランド名の指名検索数もKPIに入れてモニタリングすることをおすすめしています。
ただし、施策開始前に厳密に目標数値を設定する必要はありません。まずはおおまかに仮目標を設定し、施策を実施し、目標数値をチューニングしていくようにしましょう。
SNSマーケティングにおけるKGI/KPI設計の詳細は下記記事をご覧ください。
SNSマーケティングの戦略を策定する5ステップ|良い戦略を作るプロセスのすべて
SNSマーケティングにおいてUGC活用が重要であることはご紹介してきたとおりです。
ただし、商材によってUGC活用の向き不向きがあります。
自社サービスが、SNSのUGC活用に向いているかどうかは、「UGCが発生しているか」「指名検索されているか」の現状把握をもとに診断が可能です。
UGCの発生状況はSNS上で検索して目視でチェックする、あるいはhashpickのような有料ツールを用いることで簡単に高度な分析が可能になります。
指名検索数の発生状況を確認するためには、自社で設定しているサーチコンソールを確認するか、Googleキーワードプランナーなどを利用することで確認が可能です。
UGC活用の向き不向きを診断する「三枚おろし理論」の考え方については下記記事をご確認ください。
三枚おろし理論とは
具体的な施策が決まったら、実際に安定的に施策を実行できる運用体制を構築しましょう。
少ないメンバーのチームでは全ての役割を1人で担うことも多いです。一方で人材が揃っている組織の場合は、役割分担をすることでアウトプットの質を高め、運用を効率化することができます。
SNSマーケティングチームの役割の例をご紹介します。
ソーシャルメディアマネージャー:SNSマーケティング全体の方針策定や各担当者の連携をディレクションします
アカウント運用担当者:投稿文を考えたり、投稿スケジュールの管理、実際に投稿作業も行います
デザイナー:投稿や広告用の画像や動画クリエイティブを制作します
企画担当:話題化されるキャンペーンや企画を設計し、ディレクションを行います
広告運用担当:キャンペーン広告や、ダイレクトレスポンス広告などSNS広告全般の設計や運用を担当
インフルエンサー担当:インフルエンサーの発掘や依頼、ディレクション、企画設計を担当
分析担当:話題化する投稿や企画の設計、広告ターゲティングに利用するためのSNS分析を担当。施策実施後の効果検証も行います。
SNSマーケティング施策を実施後、効果検証を実施し、学びを得て次の施策に活かすようにしましょう。効果検証においては大きく3つのデータを確認します。
1.アカウントパフォーマンス分析
公式アカウントからの投稿がどれぐらいリーチ、エンゲージメントしたのか、どれぐらいフォロワーが増減したのかを検証します。SNSの管理画面でアカウントに関するデータを確認可能です。
2.広告パフォーマンス分析
SNS広告を配信した場合、広告アカウントダッシュボードから広告の各数値を確認することができます。
エクセルなどで加工して集計したい場合は、CSVエクスポートも可能です。
3.UGCデータ分析
投稿やキャンペーン、広告配信の結果、どのようなUGCがどれぐらいの量出たのかを検証し、次回の施策立案に活かしましょう
「クチコミ@係長」を利用することで、効率的にSNS上のUGCを分析することが可能です。
ホットリンクでは、クチコミ創出やフォロワー増加、エンゲージメント増加、キャンペーンでのトレンドイン施策、世界観を重要視したファン化施策、など様々な目的・領域で成果に繋げてきました。SNSマーケティングでの成功事例を主要SNSメディア・ジャンル別にご紹介します。
株式会社スーパーホテル
アカウントの成長とUGC創出を、精度の高い広告で後押し。スーパーホテルのX(Twitter)・TikTok活用
株式会社コーセー
目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用
株式会社NTTドコモ
多彩なアイディアと柔軟な運用体制でSNS活用が加速。dポイントクラブのInstagram運用
株式会社プロトコーポレーション
若年層からの認知を獲得し、好意的なクチコミも創出! グーネットのマンガ活用事例
株式会社丸亀製麺
短期間でX(Twitter)トレンド1位を2度獲得!成功の鍵を握ったのは「データ分析」
ジョンソンヴィル・ジャパン合同会社
商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現したSNS活用
株式会社シャトレーゼ
クチコミ数が1年で約8倍! 店舗売上の増加にも寄与した、お菓子メーカー・シャトレーゼのTwitter活用
株式会社Paidy
UGC数が200%に伸長! 「ペイディ」から学ぶ金融業界のSNS活用法
以下の事例は、MarkeZineで無料の会員登録をしている方のみ閲覧できます。
株式会社ミルボン
InstagramのUGC数が8ヶ月で6倍に!美容室専売メーカー、ミルボンのTwitter&Instagram活用術
NTTドコモが提供する、街のお店やネットショッピングなどで利用できるポイントプログラム「dポイントクラブ」。リールズ、ストーリーズなど、Instagramならではの機能を積極的に活用し、dポイントクラブへの入会や利用継続に向けた発信を続けています。フォロワー数についてはご支援開始から約9ヵ月で、約40万人を誇るアカウントに成長しました。
事例詳細:【事例】多彩なアイディアと柔軟な運用体制でSNS活用が加速。dポイントクラブのInstagram運用
美容室専売のヘアケアブランドであるミルボン様は「美容室専売」の魅力や価値を伝えるためにSNSの活用を開始しました。
UGCの切り口を増やす企画と、ユーザーが投稿したくなる継続的な運用の結果、InstagramでのUGC数が8ヶ月で6倍に増加しました。
事例詳細:InstagramのUGC数が8ヶ月で6倍に!美容室専売メーカー、ミルボンのTwitter&Instagram活用術※こちらの事例は、MarkeZineで無料の会員登録をしている方のみ閲覧できます。
化粧品メーカーのコーセー様は、ファンとのコミュニケーションを第一にしたアカウント運用に転換し、インプレッションや投稿へのエンゲージメント数の増加につながりました。
事例詳細:【事例】目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用
お菓子メーカーのシャトレーゼ様は、若年層へのアプローチに課題を感じ、X(旧Twitter)活用を開始しました。UGCを生み出すアカウント運用やX(旧Twitter)広告、参加型コンテンツ企画を実施した結果、UGC投稿数が1年で約8倍に増加し、店舗売上の増加にも寄与しました。
事例詳細:クチコミ数が1年で約8倍! 店舗売上の増加にも寄与した、お菓子メーカー・シャトレーゼのTwitter活用
1945年に創業された、アメリカの老舗ソーセージブランドのジョンソンヴィル様。シェアされやすいフォロワー基盤の構築。インフルエンサーやタレントを起用し、「バーベキュー」「お酒と一緒に」といった、特定のシーンをイメージさせる訴求企画も実施。
発生したUGCのリポスト運用も実施し、1年でクチコミ数が9倍まで増加しました。
事例詳細:商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現した老舗ソーセージブランド、ジョンソンヴィルのSNS活用
全国に172店舗を展開するホテルチェーンであるスーパーホテル様。認知拡大・ブランディングを目的に、X(旧Twitter)とTikTokで広告を実施し、X(旧Twitter)は21万フォロワー、TikTokでは2.9万フォロワーを獲得しています。
事例詳細:【事例】アカウントの成長とUGC創出を、精度の高い広告で後押し。スーパーホテルのX(Twitter)・TikTok活用
讃岐うどん専門店として、全国に800以上の店舗を構える丸亀製麺様。
#丸亀製麺さん暑いです #丸亀製麺さん暑いです などのハッシュタグを用いた、X(旧Twitter)キャンペーンを実施し、短期間でX(旧Twitter)トレンド1位を2度獲得。
事例詳細:【事例】丸亀製麺、短期間でTwitterトレンド1位を2度獲得!成功の鍵を握ったのは「データ分析」
あと払い決済サービスのペイディ様は、ペイディのサービス内容をマンガコンテンツに落とし込んだオリジナル作品を制作。漫画クリエイターとのコラボ作品も制作し、X(旧Twitter)広告を配信しました。
その結果、2つ合わせて約9,000件を超えるいいね!や500件を超えるリポストが発生するなど、大きな反響を呼びました。
事例詳細:UGC数が200%に伸長!あと払い決済サービス「ペイディ」から学ぶ金融業界のSNS活用法
カーライフ全般をサポートするWebサイト、グーネット様。
車をきっかけに知り合った男女が距離を縮めていくラブコメディ漫画「車Lv.1の僕と車Lv.100のギャル(僕ギャル)」を制作し、X(旧Twitter)プロモーションを実施。UGCが発生しづらい商材ですが、プロモーション企画を起点にUGCの創出に成功しました。
事例詳細:若年層からの認知を獲得し、好意的なクチコミも創出! グーネットのマンガ活用事例
ソーセージブランドのジョンソンヴィル様は、コンビニで新発売する1本包装のソーセージの販促を目的に、X(旧Twitter)のインフルエンサーリロ氏と協働した施策を実施。アウトドアやキャンプのカテゴリにおける強固なファン層を抱えるインフルエンサーとのコラボレーションによって、過去最大のクチコミ量を記録しました。
事例詳細:ジョンソンヴィルが取り組んだインフルエンサーマーケティング。成功のカギはインフルエンサーとブランドの「共創」
「正しい戦略に沿ってSNS施策を実施できているか自信がない...」「SNSに注力しているが成果につながらない...」という場合は、SNSマーケティングの専門会社に支援を依頼することも検討しましょう。
ホットリンクは長年のソーシャルビッグデータの分析をもとに、SNSマーケティングの成功に向けて、UGC活用支援、コンサルティングや、アカウント運用代行、広告運用代行、キャンペーン企画、インフルエンサー施策をご支援します。
具体的な支援内容や料金形態をご希望の方は下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
ホットリンクは長年SNS分析・SNSマーケティングに携わり、多くの企業様のSNSマーケティング支援をしてきました。
・菓子メーカーのクチコミ(UGC数)が1年で8倍に増加! ・全米No.1ソーセージブランドのクチコミ(UGC数)が9倍に増加!
経験豊富なSNSコンサルタントがSNSの戦略策定〜運用のポイントまで具体的にご提案しますので、お気軽にお問い合わせください。
【事例】お客様に寄り添った「丸亀製麺らしい発信」をInstagramでも。平均リーチ数3倍以上を実現した、二人三脚のインスタ運用
株式会社丸亀製麺 様
株式会社シャトレーゼ 様
商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現した老舗ソーセージブランド、ジョンソンヴィルのSNS活用
ジョンソンヴィル・ジャパン合同会社 様
【事例】目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用
株式会社コーセー 様
4日間で2度のトレンド1位獲得。ミツカン「#味ぽんの日」「#たまご醤油たれのたれが欲しい」Xキャンペーンご支援
株式会社ミツカン 様
Twitter, Instagramマーケティングについてお悩みの方へ