メソッド

三枚おろし理論とは

SNSが人々の生活に浸透し、SNSでモノが売れるのが当たり前の時代になりました。急速なIT化が進む中国では、既に5割以上の人々がSNS経由で買い物をしていると言われています。

もちろんSNSで売れる商品と売れない商品があります。また、SNSで売れる商品であっても、ユーザー行動の状況によって、取るべき施策は異なります。そしてこのような前提が明確でないまま、いきなり細かい施策レベルの話から進めてしまうと、正しくないKPIに向かっていくことになります。当然、成果につながりにくくなります。

そこでホットリンクでは、魚の「三枚おろし」と同じような理屈で、ビジネスを3種類に分類し、SNSやUGCを活用したマーケティングが向いているかどうかを判断しています。ユーザー行動と商材特性を起点に分類し、仮説を立て、KGIを決め、そこからはじめて具体的な施策を考えていきます。

三枚おろしの基本的な考え方

「三枚おろし理論」を図式化すると、以下のようになります。

三枚おろしの基本的な考え方イメージ

まず、「SNS上でUGCが出ているか」という観点から1次切り分けを行います。そしてUGCが出ていないブランドについては、「指名検索があるかどうか」という観点から2次切り分けを行います。そうすると、ブランドを以下の3タイプに分類することができます。

① すでにUGCが発生している(当然指名検索もある)

② UGCは発生していないが、指名検索はある

③ UGCも指名検索もない

タイプごとの施策

三枚おろしを行ったうえで、タイプごとにどのような施策を取るべきなのかをご説明します。

タイプごとの施策のイメージ

① すでにUGCが発生している(当然指名検索もある)

SNS上で企業名やブランド名・商品名などを検索し、すでにUGCが出ていれば、クチコミというユーザー行動が起きやすいブランドだと言えます。この場合は、今出ているUGCをさらに増やす取り組みを進めましょう。

② UGCは発生していないが、指名検索はある

この場合は、まずはUGCが発生する、シェアされやすいSNS活用に取り組みます。シェアされるコツにはいくつかありますが、その一つに「ユーザーが真似しやすい投稿」があります。画像なら撮り方の見本を示し、テキストであれば投稿フォーマットを提示してあげることで、ユーザーが真似をしやすくなり、UGCが発生しやすくなります。

③ UGCも指名検索も出ていない

コモディティ商材はこのタイプに分類されます。商品やサービスがコモディティ化していると、ユーザーによる検索行動は発生しにくくなります。例えば、カップラーメンやおにぎりはコンビニに行けば買えるので、わざわざ検索をすることはありません。また、よほど個性的な商品でない限り、カップラーメンやおにぎりに関するUGCも生まれにくいです。

このタイプで重要なのは、強力なコンテンツを作り出すことです。シェアされるコンテンツを作り、意図的にユーザー行動を醸成します。コンテンツ作りには大きなコストがかかることが多いため、他の広告施策とROIを比較し、検討する必要があります。

ソーシャルメディアやTwitterについてお悩みではないですか?

ソーシャルメディアのメカニズムを熟知しているホットリンクなら、成功法則から編み出された独自メソッドによって高確率で成果を上げることが可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

この内容が気に入ったらぜひシェアしてください!

独自のメソッドをもっと知りたい方へ

誰も体系化していない独自のSNS成功メソッドを数多くご紹介しています

ULSSAS(ウルサス)とは
SNS時代の購買行動モデルです。ROIに優れたソーシャルメディアマーケティングを実現するために、UGCを活用した認知やSNS特有のユーザー行動をモデル化しました。
UDSSAS(ウドサス)とは
UDSSASはInstagram世代の購買行動プロセスを表すモデルです。ROIに優れたソーシャルメディアマーケティングを実現するために、UGCを活用した認知やInstagram特有のユーザー行動をモデル化しました。
三枚おろし理論とは
ソーシャルメディアとの相性が良いブランドかを見分けるための、私たち独自の手法です。UGCと指名検索の有無から3タイプに分類し、適切な打ち手を考えていきます。
SNSマーケティングのROI算出
誤解の多いソーシャルメディアマーケティングのKPI設計とROI算出を紹介します。機会損失を生まず、成功確率の高いマーケティング投資を可能にする本質的なメソッドです。
ソーシャルビッグデータ
私たちは世界中のソーシャルビッグデータを保有しています。マーケティングにおけるビッグデータ活用の重要性と、ソーシャルメディアとの関りを解説します。
デジタルマーケティングとソーシャルメディア
デジタルマーケティングにおけるソーシャルメディアの位置づけを知ることは、手法単体の成果だけを見ず、全体最適の視点からマーケティングする上で、非常に重要です。
SNSマーケティングのよくある間違い
企業のSNS活用が失敗する一番の理由は、誤った認識のままSNSを運用することです。皆さんのSNSに対する認識が誤っていないか確認いただけるよう、まとめました。
SNSの違い
各SNSの特性や違いについて、マーケティングの視点から分かりやすく解説します。流行りのSNSに飛びつくのではなく、課題や目的に応じて選択する必要があります。
Twitterマーケティング相性診断
ブランドとTwitterとの相性が診断できる独自のフレームワークです。Twitterマーケティングで成果を出すためには、相性の把握と商材特性に応じた手法の選択が不可欠です。

Twitter, Instagramマーケティングについてお悩みの方へ

プロ視点の解決策をご提案いたします!
まずはお気軽にご相談ください

03-6261-6933受付時間:平日9:00-18:00
今すぐ相談する24時間365日受け付けています
お問い合わせエリアのイメージ