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店舗やイベントの集客をするために、「インスタを活用したほうがいいのかな?」と検討中の方や、「インスタ集客がなかなかうまくいかない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では、長年インスタ集客のご支援をしてきたホットリンクのコンサルタントが、インスタ集客のコツやよくある失敗パターン、成功事例などをご紹介していきます。
この記事の内容
最終更新日:2024年8月23日
Instagramを活用して集客する店舗やイベントの運営企業が増えています。
インスタ集客には良い点も悪い点もありますので、それぞれについて踏まえた上でInstagramにリソースをどれぐらい配分するか決めるようにしてくださいね。
企業のInstagramアカウントの開設や通常投稿は無料のため、費用をかけずに集客を開始できる点が魅力です。
インスタ運用を継続して増えたフォロワーや過去の投稿は、企業の資産としてストックされます。
フォロワーが増えれば無料でお知らせできる方の母数が増えることになりますし、蓄積された過去投稿を閲覧してくれる人も増えていくことになります。
施策を止めると効果がなくなるフローの施策と比較して、どんどんと効果が蓄積されていくことも嬉しいポイントです。
Instagramは画像や動画を中心としたSNSであるため、ヴィジュアルを訴求しやすいのもメリットです。
写真として映える商品や店舗であったり、動きがあって動画コンテンツにしやすい商材の場合、特に向いていると言えます。
「Instagramに拡散性はない」という話しを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
たしかにXやFacebookには存在する「リポスト」の機能がInstagramでは限定的であるため、ユーザーの意思による拡散はほとんど起きません。一方でInstagramではユーザーが投稿を閲覧したり、いいねや保存、DMシェアなどといったエンゲージメントをすることで、アルゴリズムが投稿の品質やユーザーとの関連性をチェックし、拡散するかどうかを判断します。
人間の明確な意思による拡散性はありませんが、その代わりアルゴリズムという強力な拡散経路が存在しているのです。
「居酒屋 新宿」のような一般ワードと比較して、ブランド名/店舗名で検索してくれる「指名検索」は来店や予約などのアクションをしてくれる確率が10倍程度高いと言われています。
公式アカウント運用や広告、ユーザー投稿、インフルエンサーなどを通して、店舗の認知を広め、指名検索を増やすことができるのもインスタ集客のメリットと言えるでしょう。
大半のInstagramユーザーは、お店を探そうと思っているわけではなく、「なんとなくおもしろいコンテンツないかな」という感覚でInstagramを利用しています。
そのため「Instagramプロフィールのリンクを開いてすぐに来店予約」、といった直接的な行動にはつながりづらい傾向があります。
例えば「インスタでお店を知り→Google Mapsで店舗名を検索をする」という行動が起こっていたとしても、インスタの集客効果としては計測できないのです。
Instagram広告などの施策は、広告を配信するとすぐに多くの人に広告が表示され、短期で成果を見込める集客方法です。一方で、Instagram公式アカウント運用の手法はすぐに集客につながりづらく、中長期で時間をかけて少しずつ効果を高めていくという認識を持つ必要があります。
「インスタ集客」と一口に言っても、アカウント運用や、広告配信、インフルエンサー活用などさまざまな施策の種類があります。短期売上のためには広告施策なども実施しながら、並行して中長期的な店舗認知向上のためにアカウント運用を実施するなど、短中長期でバランスが良い集客の取り組みを行うことをおすすめします。
Instagramでは、お店についての悪評が発生し、炎上状態となってしまうリスクがあります。
しかし、XのようなSNSと比較して、Instagramではネガティブな投稿が発生しづらい傾向にあります。
また、多くの場合Instagram上の炎上はお店がInstagramを活用していることが原因で起きるわけではなく、Instagram外の企業活動に対してInstagramユーザーが投稿することで炎上が発生します。
企業はインスタ活用を避けるのではなく、積極的にInstagramのクチコミを分析し、早急に対応できる体制を構築しておく必要があるでしょう。
「インスタ集客」と一口に言っても、公式アカウント運用や、広告配信、インフルエンサーなどさまざまな集客手法が存在します。ここではそれぞれの手法について解説していきます。
企業や店舗がInstagram上で公式アカウントを解説し、投稿やユーザーコミュニケーションなどの運用をする施策です。
アカウント運用は無料で始めることができ、運用を継続するとフォロワーが自社の資産として積層されていくので、広告予算が限られている場合や、中長期で成果を積み上げていきたい場合に有効な施策です。
一方で運用開始してから成果が出るまでには一定の期間が必要となり、短期的な集客成果を求めている方にはおすすめできません。
投稿の内容は、自社製品に関連するお役立ち情報や、キャンペーン情報、新商品情報などさまざま。自社の商材や状況に合った、運用方法や投稿内容を考えていくことが重要です。
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Instagram上に自社の広告を掲載する広告施策です。
広告投稿も通常の投稿と同じようにユーザーがいいねや保存などをすることも可能です。
自社ブランドに興味をもつ可能性が高いユーザーにターゲティングを設計できるかどうかも、広告の成果に大きく影響します。
広告を配信した直後から多くのユーザーに配信することができるので、短期的な成果を求めている場合に有効です。一方で広告配信を停止した瞬間に成果はなくなるので、中長期的な集客資産の積み上げは期待できません。
関連記事:インスタグラム広告ガイド | 出し方や費用をわかりやすく解説
プレゼントやクーポン配布をインセンティブにして、フォロワーやUGC投稿を増やす施策です。
懸賞キャンペーン活動に特化した「懸賞アカウント」によるフォローやリツイートが多い懸念はありますが、フォロワー基盤の構築、新商品発売時の盛り上がり形成や、クチコミの起点を作るのに有効です。
基本的なプレゼントキャンペーンの応募条件は以下のパターンがあります。
ただし、現在のInstagramのコミュニティガイドラインではフォローなどのアクションの見返りに金銭や金券などのプレゼントを提供することが禁止されています。
「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出たりしないでください。
出所:コミュニティガイドライン
キャンペーンを実施する場合は、必ずコミュニティガイドラインを確認し、規約に反しない形で、ご自身の責任で実施してください。
Instagram上で多くのフォロワーを抱え、エンゲージメントが高く、拡散力を持ったインフルエンサーにPR投稿を依頼することで、集客につなげる施策です。
飲食店ならグルメ系インフルエンサー、美容室やエステなら美容系など、集客したいジャンルによって適切な領域のインフルエンサーを発見し、コラボレーションをすると集客がうまくいきやすいです。
コラボレーションするインフルエンサーを選定する際はフォロワー数だけではなく、普段の投稿の視聴回数やエンゲージメント数を確認するようにしましょう。フォロワー数が多くても視聴回数やエンゲージメントがつかないインフルエンサーも多数存在するので注意してください。
インフルエンサーマーケティングを効果最大化するポイントについては下記記事にまとめているので、見てみてください。
関連記事:インフルエンサーマーケティングとは?効果最大化のポイントや成功事例・費用を解説
最近では企業外部のインフルエンサーだけでなく、店舗のスタッフが「従業員インフルエンサー」として影響力を持って自社サービスの認知や購入につなげている例もあります。
インフルエンサーに金銭を提供して投稿を依頼する場合、#pr をつけずに投稿してしまうとステルスマーケティングに該当する可能性があります。
必ず #pr を記載して投稿してもらうようにしましょう。
インスタ集客の効果を最大化するためには、企業からユーザーに向けた情報発信だけでなく、ユーザーからユーザーへの情報伝播について理解する必要があります。
InstagramなどのSNS上で発生したUGC(クチコミ)が新たなUGCを生む一連のプロセスを整理したのが、SNS時代の新しい購買行動モデル「ULSSAS」です。
▼ULSSASの流れ
U: UGC(認知)
L: Like(いいね)
S: Search 1(SNS検索)
S: Search 2(Google検索)
A: Action(購買)
S: Spread(拡散)
ULSSASの起点は、自社の投稿や広告配信です。これらにユーザーが「いいね!」を付けた後、Instagram内での検索、GoogleやYahooでの検索と続き、来店・予約申し込み、そして来店した人によるさらなる拡散につながります。
このサイクルが生まれれば、UGCが拡散し、認知が広がり、来店するユーザーが登場し、またUGCが発生し、といったように、ULSSASが自律的にぐるぐる回るようになっていきます。そうなれば、多大な広告宣伝費を投下しなくても、UGCによるアテンションが継続的に自然発生する状態になります。
このULSSASの好循環を働かせるために必要なのは、シェアされやすい良質なフォロワー基盤を構築することと、UGC発生のきっかけとなる投稿や企画です。
今までご紹介してきたアカウント運用や、Instagram広告、キャンペーン、インフルエンサーとの協働といった施策をフル活用して、ULSSASが回る状態を作っていく必要があるのです。
ここからはインスタ集客においてありがちな失敗原因について解説していきます。
失敗ポイントを抑えて、インスタ集客を効率的に推進できるようにしておきましょう。
ご説明してきたとおり、インスタ集客には様々な手法が存在していますが、多くの方は「インスタ集客 = 公式アカウント運用」だと思ってしまい、施策の視野が狭くなってしまいがちです。
InstagramなどのSNSが他の広告手法と異なる最大のポイントは「ユーザーが発信することができ、お互いに交流できる」という点です。
Instagramユーザーたちに「店舗について会話をしてもらう」という観点を持って、インスタ集客に取り組むようにしましょう。
公式アカウント運用において、自社の宣伝ばかりになってしまい、フォロワーやユーザーにとっておもしろみのない投稿ばかり続けてしまうケースもあります。
もちろん自社の宣伝を定期的に投稿することは効果的ですが、ユーザーが興味を持ちにくい宣伝色の強い投稿ばかりしてしまうと、フォローやエンゲージする動機を作ることができません。
一方でユーザーが興味を持つ投稿であっても自社サービスと関係性の薄い投稿をしても集客につなげることはできません。
集客につながるテーマで、ユーザーがおもしろみや有益性を感じられるように、バランスを意識して投稿内容の企画をするようにしましょう。
Instagramの仕組みやアルゴリズムを理解せずに闇雲に運用してしまうのもよくある失敗原因の1つです。
例えばInstagramにおいてストーリーズは、フォロワーとのコミュニケーションの場としては活用するべき重要な機能ですが、フォロワー以外のユーザーに届くことはほとんどないため、ストーリーズ投稿だけでフォロワーを増やすことは難しい仕組みになっています。
また、Instagramでおすすめにレコメンドされるためには、Instagramが重視する特定のエンゲージメントシグナルを伸ばすことが重要であり、伸びやすい独自の投稿フォーマットの勝ちパターンも存在します。
このようにInstagramのアルゴリズムや勝ちパターンを理解して運用をすることが、効率的な集客の肝になりますので、知見がない場合はインスタ集客の専門会社に相談を検討するのもおすすめです。
アカウントが対象とする顧客層やテーマがニッチ過ぎると、ターゲット母数が少なく、投稿のリーチの広がりやアカウントのグロースがしづらいことがあります。
例えばターゲット層が5000人しかないテーマであれば、どんなに運用を頑張っても上限のフォロワー数は5000人程度となります。
反対に、ターゲット層を広げすぎて、誰にも魅力的に思われないコンテンツ/アカウントになるパターンもあります。
バランスのいい顧客ターゲットを定義するようにしましょう。
過去投稿の分析をせず、伸びない理由がわからないまま、ひたすら同じ運用を継続する失敗パターンです。
Instagramアカウントをグロースさせるためには、投稿後にインサイト分析をし、改善仮説を立てて、次の投稿に反映して再度検証を繰り返す、一連のPDCAサイクルが絶対に必要です。
ブランディングとアカウントグロースを両立できず、どちらかを犠牲にしているケースもよく見られます。
(ここでのブランディングとは、独自のブランド資産と、顧客にブランドを想起してもらう入口となるカテゴリを定義し、顧客の脳内でブランドと各カテゴリの結びつきを作り、想起される確率を高めることを指しています。)
ブランドやアカウントにもよりますが、運用前にブランディングの方向性を整理し、中長期的なブランド育成とアカウントグロースの両立を目指すことが理想です。
ここからは、どうすればインスタ集客を成功させることができるのか、そのポイントを「準備・設計編」と「運用・実践編」に分けて解説していきます。
まずは運用前の考え方や準備について理解していきましょう。
他の広告施策とInstagram集客の一番の違いは、「一般ユーザーが情報の発信者にもなる」という特性です。一方通行で投稿や広告を見てもらうだけではなく、一般ユーザーに発信をしてもらえるかどうかがインスタ集客の成功を決めます。まずはこのことを理解し、「一般ユーザーがどのような切り口の投稿をしているか」「ユーザーが投稿しやすい切り口と自社ブランドをどう紐づけるか」などを探っていくようにしましょう。
まずはInstatgramを活用する目的を言語化しましょう。
例えば、店舗の認知拡大、来店数増加、店舗スタッフの採用など。目的によってとるべき施策は大きく異なるので、事前に明確化しておきましょう。
もちろん複数の目的にアプローチできると理想ですが、運用初期から複数目的を設定してしまうと、戦略や戦術がぶれてしまって成果につなげることが難しくなります。そのため、初期は目的を1つだけに絞った方が良いでしょう。
言語化した目的を達成するために、計測可能な数値をKGI/KPIとして設計します。
アカウント運用という手法に飛びついて「フォロワー数」のみをKPIに設定しがちですが、目的から逆算して、KGI/KPIを設計するのがポイントです。「認知を拡大する」「来店数アップにつなげる」が目的であれば、ホットリンクではフォロワー数やエンゲージメント/インプレッションに加えて、Instagram上のUGC数やブランド名の指名検索数もKPIに入れてモニタリングすることをおすすめしています。
ただし、施策開始前に厳密に目標数値を設定する必要はありません。まずはおおまかにモニタリングする指標と仮目標を設定し、施策を実施した後に目標数値をチューニングしていくようにしましょう。
SNSマーケティングにおけるKGI/KPI設計の詳細は下記記事をご覧ください。
SNSのKPI、間違った設計をしていませんか?
インスタ集客においてUGC活用が重要であることはご紹介してきたとおりです。
ただし、商材によってUGC活用の向き不向きがあります。
自社サービスが、InstagramのUGC活用に向いているかどうかは、「UGCが発生しているか」「指名検索されているか」の現状把握をもとに診断が可能です。
UGCの発生状況はInstagram上で検索して目視でチェックする、あるいはhashpickのようなInstagramのプロが用いるツールを活用することで簡単に高度な分析が可能になります。
指名検索数の発生状況を確認するためには、自社で設定しているサーチコンソールを確認するか、Googleキーワードプランナーなどを利用することで確認が可能です。
UGC活用の向き不向きを診断する「三枚おろし理論」の考え方については下記記事をご確認ください。
三枚おろし理論とは
インスタ集客を成功させるためには、この後に紹介する施策レベルの改善も重要ですが、それ以上に初期のアカウントコンセプト設計が肝になります。
コンセプト設計において定めておくべき項目は以下です。
ターゲットユーザーと提供する価値と伝え方を適切に設計できると、運用フェーズでの集客効率も大きく変わってきます。
それぞれについて解説します。
狙っているターゲット層がニッチ過ぎるとInstagramアカウントは伸びません。
例えば設定したターゲット層が1000人しかいない場合、どんなに運用をがんばったとしてもフォロワーの上限数は1000人となります。
一方でターゲット層を大きく広げてフォロワーが増えたとしても、自社商品の販売につながらなければ目的を達成することはできません。
自社ブランドと相性の良いユーザー母数を十分に確保できるよう、適切なターゲット層を定義してみましょう。
提供する価値とは、ターゲットユーザーがアカウントをフォローすることによって、どのような便益を得られるかです。この便益が明確で、一貫した価値を提供できるアカウントになると、フォローしてもらえる確率が上がり、フォロワーが離脱する確率が低下します。
提供する価値には大きく分けて、「有益性」と「エンタメ性」の2つが存在します。
有益性とは、役に立つ情報のことで、例えばレシピや特定エリアのグルメ情報などが挙げられます。
対してエンタメ性とは、役には立たないものの、閲覧すること自体に快楽やエンターテインメント性がある情報のことを指します。
どんなに質の高いコンテンツを投稿していても、ターゲットユーザーにマッチした便益を提供できなければフォローはされません。
自社アカウントがターゲットユーザーに提供できる価値が何なのか、言語化してみましょう。
伝え方は、価値をどのような方法で伝えるかのことです。例えば投稿の企画内容であったり、投稿フォーマット、写真やデザインのトンマナ、文章のトンマナなどを指します。
同じ提供価値であっても伝え方次第では、ユーザーの反応率も大きく変わってきます。
アカウント設計がうまくできていると運用フェーズで集客効率が高く、逆にアカウント設計にミスマッチがあると運用の改善をがんばってもなかなか集客につながらない傾向があります。
具体的な施策が決まったら、実際に安定的に施策を実行できる運用体制を構築しましょう。
少ないメンバーのチームでは全ての役割を1人で担うことも多いです。一方で人材が揃っている組織の場合は、役割分担をすることでアウトプットの質を高め、運用を効率化することができます。
インスタ集客チームの役割の例をご紹介します。
ソーシャルメディアマネージャー:Instagram全体の方針策定や各担当者の連携をディレクションします
アカウント運用担当者:投稿文を考えたり、投稿スケジュールの管理、実際に投稿作業も行います
デザイナー:投稿や広告用の画像や動画クリエイティブを制作します
企画担当:話題化されるキャンペーンや企画を設計し、ディレクションを行います
広告運用担当:Instagram広告全般の設計や運用を担当
インフルエンサー担当:インフルエンサーの発掘や依頼、ディレクション、企画設計を担当
分析担当:投稿やアカウントのインサイトデータや、UGCデータの分析を担当。ファクトから仮説を作成し、次の施策の改善につなげます
インスタマーケティング施策を実施後、効果検証を実施し、学びを得て次の施策に活かすようにしましょう。効果検証においては大きく3つのデータを確認します。
1.インサイト分析
公式アカウントの投稿がどれぐらいリーチ、エンゲージメントしたのか、どれぐらいフォロワーが増減したのかを検証します。Instagramの管理画面でアカウントに関するデータを確認可能です。
インサイト分析の詳細は下記記事を参考にしてください。
関連:【分析のプロが教える】Instagramインサイトの見方と分析のポイント
インサイトを閲覧できるようにするには、プロアカウントへの切り替えが必要です。
ビジネスアカウントへの切替方法やメリットについては下記記事をご覧ください。
関連:インスタグラムのビジネスアカウントとは?切り替え方法や使い方を徹底解説
2.広告パフォーマンス分析
Instagram広告を配信した場合、広告レポート画面から広告の各数値を確認することができます。
エクセルなどで加工して集計したい場合は、CSVエクスポートも可能です。
3.UGCデータ分析
投稿やキャンペーン、広告配信、PR投稿施策の結果、どのようなUGCがどれぐらいの量出たのかを検証し、次回の施策立案に活かしましょう
hashpickを利用することで、効率的にInstagram上のUGCを分析することが可能です。
運用を開始してから、日々の集客業務の中で抑えておくべきポイントを解説します。
Xのリポストのように、人の判断でシェアされ、連鎖的に拡散されていくSNSと異なり、リポスト機能が限定的なInstagramでは人の手による拡散はほとんど発生しません。
Instagramでは人間によるリポスト拡散の代わりに、アルゴリズムによって拡散量が決まります。
アルゴリズムがどのようなシグナル(合図・信号のような意味)を踏まえて、レコメンドする投稿をランキングしているかを理解することも重要です。
エンゲージメントには、いいねや保存、コメント、シェアなどさまざまな種類があります。どのエンゲージメントも重要ですが、その中でも特に重要視されているシグナルを解説します.
例えば「保存」のシグナルは重要なシグナルとして、発見タブのレコメンドに用いられている可能性があります。
出所:Powered by AI: Instagram’s Explore recommender system
保存数を増やすには、保存しておきたくなる有益な情報量が十分に含まれた投稿作成がポイントになります。
また、InstagramのAdam Mosseri氏は、「リーチに対するDMシェア率」はInstagramが投稿をランキングする上で最も重視しているシグナルの一つであると明言しています。
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保存やいいねをするだけでなく、「投稿についてDMで友だちと会話したくなる」ようなコンテンツ制作が重要になります。
Instagramアカウントをビジネスアカウントに設定すると、プロフィール上に予約ページや申込みフォームへの導線ボタンを設置することができるようになります。
飲食店ならアクションボタンの設定から「席を予約する」に進むと、ぐるなびやヒトサラのページを設定できます。
美容室・サロンなら「予約する」に進んで、EPARKビューティーなどのページの設定が可能。
イベントなどの集客アカウントの場合は「詳しくはこちら」から申し込みフォームの設定が可能です。
また、プロフィール設定の「連絡先オプション」から店舗の住所を設定して公開することも可能なので、店舗集客アカウントの場合は設定しておきましょう。
既存のフォロワーとコミュニケーションを取って、アカウント同士の親密度を高めることも重要です。
Instagramの仕組み上、フォロワー全員に投稿が届くわけではありません。親密度の高い一部のアカウントのみに投稿が表示される仕組みです。フォロワーとの親密度が高まると、以下の流れで結果的にフォロワー増加につながるのです。
ストーリーズやDM、ライブなどを利用してフォロワーとのコミュニケーションを継続していきましょう。
Instagram運用でリーチを伸ばすには、少し前まではハッシュタグの人気投稿に表示されることが重要なポイントでした。
そのため、現在でもハッシュタグの選定に多くの時間を費やしている集客担当者の方が見受けられます。
しかし現在のInstagramではハッシュタグなしでキーワード検索ができるようになったことや、ハッシュタグ検索結果を最新順に閲覧できなくなったことから、ハッシュタグページを閲覧するユーザーが大幅に減少している可能性が高いです。実際に運用をしていてもハッシュタグ経由のインプレッションは非常に少なくなっています。
その結果、現在では、フォロワー以外のユーザーにリーチする場所としては、発見タブのおすすめやホームフィード上のレコメンド枠が大半を占めます。
ハッシュタグ選定は、時間をかけすぎず、Instagramに投稿内容を適切に伝えるための補助的な役割と認識しておくといいでしょう。
現在のInstagramにおいて、フィード投稿はまずフォロワーに投稿が表示され、フォロワーの反応が良いとフォロワー以外にもレコメンドされる仕組みになっています。そのため、フォロワー基盤がないと非フォロワーにリーチしづらい側面があります。
また、ストーリーズが非フォロワーにリーチすることはほとんどありません。
一方でリール動画については2024年4月のアップデートにより、フォロワーがいなくても、投稿直後から一定量の非フォロワーにレコメンドされる仕組みに変更されました。
出所:Helping Creators Find New Audiences
リール動画を活用することで、フォロワー基盤が小さい初期段階でもレコメンドによるリーチを獲得できる可能性があります。
動画の制作コストは大きいですが、可能であればリール動画に挑戦してみるのもいいでしょう。
Instagramには他のユーザーと一緒に共通のクリエイティブを投稿できる「共同投稿」の機能が存在します。
共同投稿をすると、共同投稿者のフォロワーのタイムライン上にも投稿が表示され、投稿上に自分のアカウントへの導線が表示されます。
そのため、共同投稿者のフォロワーがアカウントを発見し、集客につながる可能性があります。
インスタライブにおいても他のユーザーとコラボ配信することができます。
ターゲットとするフォロワー層が近いアカウントと共同投稿やコラボライブ配信を繰り返すことで、通常投稿ではリーチできないユーザー層にリーチすることが可能になります。
関連:インスタライブの見方や配信のやり方を解説!コメント非表示やアーカイブ、保存方法も
オーガニックでのアカウント運用だけでは集客数増加ペースが遅い、という場合はInstagram広告の活用も検討するといいでしょう。
申し込みページや予約ページなどに直接遷移させる広告や、Instagramプロフィールに遷移させてフォロワーを増やす広告などさまざまなメニューがあります。
求める成果によって適切な広告配信設定をするようにしましょう。
闇雲に投稿を続けていても、アカウントや投稿が伸びない原因はわかりませんし、改善につなげることも難しいです。
現状のデータを分析して、課題仮説を立てて、改善案を作成し、再度検証する一連のPDCAサイクルを回す必要があります。
投稿分析をもとに、PDCAサイクルを高速で回して、勝ちパターンを見つけることを目指してみましょう。
アカウントからの発信だけでなく、Instagramユーザーからの発信を増やす施策も重要です。
UGCを増やす工夫について解説します。
店舗において、同じサービスを提供していても、提供方法やパッケージ、盛り付け方などの工夫で写真や動画を撮影してInstagramに投稿してもらえる確率は大きく変化します。
例えば写真を撮影してもらいやすい例としては、撮影用のブースを用意しておいたり、見栄えのする断面を強調する盛り付けをして提供したりするケースなどがあります。
写真は完成されたものの瞬間を切り取りたくなる工夫が重要ですが、動画においては完成するまでのプロセスや動きを来店者が撮影できる状態にする提供方法の工夫もポイントになります。
例えば飲食店においては、あえて完成した料理をそのまま提供するのではなく、未完成の状態で出してから最後の盛り付けやひと手間をお客様の目の前で実演する例などがあります。
例)調理場をガラス張りにして撮影できるようにする
例)最後のモンブランの盛り付けをお客様のテーブル上で行う
来店者が思わず動画撮影したくなるようなプロセスを意図的に見せるようにしてみるのもいいでしょう。
店舗と連動したInstagramキャンペーンを実施する方法もあります。
例えばあるスニーカーメーカーでは、店舗で新商品の撮影ブースを用意しておき、公式ハッシュタグを使って動画を投稿すると、店舗で利用できるクーポンを配布するキャンペーンを実施し、多くのUGCが発生しました。
ULSSASの循環を回すためには、企業側がUGCを発見して公式アカウントでストーリーズにリポストしたり、リール動画でリミックスしたり、投稿にエンゲージしたりすることで、他のユーザーへのUGCの露出量を増やすことも重要です。
UGCを発見しやすくするための工夫を紹介します。
Instagramには地図上で投稿やお店を検索するマップ機能が存在します。
位置情報を付与して投稿することで、特定エリア内で情報を探しているユーザーに対して、投稿やアカウントを露出することができます。
また、位置情報をつけた投稿を見たユーザーにとって、位置情報がわかりやすいので来店しやすくなったり、位置情報ページから店舗に関するUGCをまとめて閲覧することができるようになるメリットがあります。
また、登録しておくと、ユーザーが投稿に位置情報を付与することができるようになるため、企業側がUGCを発見しやすくなるメリットもあります。
店舗などローカル集客をしているビジネスの場合、以下の流れでInstagramに位置情報を登録しておきましょう。
店舗などに公式のハッシュタグや公式アカウントのユーザー名がわかるように記載したり、QRコードを設置しておくことで、投稿時にメンションやハッシュタグをつけてくれる可能性が高まり、UGCを発見しやすくなります。
また、他のユーザーがインスタ上で店舗名で検索したときにUGCを発見しやすくなります。
Instagramアカウント運用の担当者がいなかったり、社内で人的リソースを確保できない場合は、Instagramのアカウント運用代行をしている企業に外注するのもおすすめです。
また、「社内にInstagramアカウント運用のノウハウがなく、なかなか伸びない...」という場合でも、Instagramアカウント運用のエキスパートが在籍しているノウハウが豊富な広告代理店に依頼することで、伸び悩みを解消することも可能です。
コンサルティングと運用代行を合わせて依頼し、一定期間コンサルを受けてノウハウを獲得できた時点で自社運用に切り替えていくのもいいでしょう。
Instagram集客がうまくいかず悩んでいるなら、Instagram集客の知見を持っている支援会社に相談するのがおすすめです。
ホットリンクは長年Instagram分析・Instagramマーケティングに携わり、多くの企業様のInstagram集客を成功させてきました。
初期のアカウントグロースや、フォロワーの伸び悩み打開策、店舗への集客方法についても、記事ではお伝えしきれない、プロのInstagram独自ノウハウをご提案させていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
ホットリンクにカジュアル相談する
ここからはInstagramを活用して店舗の集客に成功した事例をご紹介します。
讃岐うどん専門店として、全国に800以上の店舗を構える丸亀製麺様。
Instagramでは「丸亀製麺の楽しみ方が一番わかるメニュー表」をコンセプトにアカウントの運用を開始。
具体的には、メニューが明確に見えてシズル感の強い画像に、丸亀製麺らしいキャプションを添え、「丸亀製麺の楽しみ方が一番わかるメニュー表」というコンセプトに沿った投稿を実施し、短期間でフォロワー数が増加し、平均リーチ数は3倍以上になるなど、大きな成果を挙げました。
その後、丸亀製麺において「食べる幸せ」をもたらすのは、うどんだけではなく、店舗体験そのものがプロダクトであるという考えから、アカウントコンセプトを「丸亀製麺の攻略本」に変更。
「攻略本」を体現する丸亀製麺を知ることができる投稿例としては、「この空いてるスペースは何でしょう?」とクイズ形式で店舗内のある設備を紹介したコンテンツが挙げられます。
「いちばん近いハワイの食卓」をコンセプトに全国40店舗を運営するコナズ珈琲。
Instagramの運用を強化し、「発見タブ」におけるレコメンド露出が大幅に増加。
月のフォロワー増加数は2倍以上に増え、UGCも月に300件増加させることに成功しました。
インスタ集客をする上でおすすめの分析ツールをご紹介します。
Instagram集客を成功させるためには、アカウントや投稿のインサイトデータ分析、UGC分析、インフルエンサー分析などから現状を把握し、課題仮説を設定し、改善、検証とPDCAを回す必要があります。
Instagramのデータ分析を効率的に実施したい方におすすめなのが、プロのInstagramコンサルタントも愛用するInstagram特化の分析ツール「hashpick」です。
自社投稿のインサイトデータの変化を時系列でモニタリング したり、アプリのインサイトダッシュボードでは見られない指標を含め、さまざまな指標において伸びる投稿を発見することが可能になります。また、投稿日・週・月の単位を選択して集計やCSVエクスポートができるので週次・月次のレポート作成工数も大幅に減らすことができます。
アカウントや投稿のインサイト分析だけでなく、ブランドや店舗についてのUGC分析も可能。ハッシュタグや自社アカウントへのメンション・ストーリーズメンションの投稿数推移をトラッキングしたり、俯瞰的にUGC文脈のトレンドを把握したりすることができます。
月額たった3,000円でプロのコンサルタントと同じ分析が可能なので、ぜひ詳細を下記ページからご覧ください。
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「Instagramインサイト」はMeta公式が提供している、自社アカウントに関するデータを確認可能なツールです。アカウント単位でのフォロワーの増減や、投稿単位でのリーチやエンゲージメントを確認することが可能です。
MetaビジネススイートはInstagramの投稿を予約設定したり、投稿のカレンダー管理、投稿のインサイトデータ管理、受信箱の管理を一括して管理可能なプラットフォームです。
PC/デスクトップ上で操作可能なのは、企業のインスタ担当者としても嬉しいポイントです。
関連記事:Meta Business Suiteの使い方!インスタ予約投稿やログイン方法も
インスタ集客について学びたい方におすすめの本をご紹介していきます。
一番わかりやすいInstagramマーケティングの入門書!予算や知名度に頼らず結果を出すために必要な考え方や行動を、マーケティングのプロが解説します。
Instagramの詳細なアルゴリズム解説やUGCの醸成の仕方、アカウントの運用手法、インスタで成果を出しやすい写真の撮り方などについて、書籍に掲載されています。
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企業のインスタ集客を支援しているホットリンクは、定期的にインスタ集客に関するセミナー・ウェビナーを実施しています。
成果につながる分析方法や、運用のコツなどさまざまなセミナーを開催しているのでぜひお気軽にご参加ください。
インスタ集客のセミナーの詳細を見る
インスタ集客に関する概要を解説してきました。実際にインスタ集客を成功させるためには、さらに踏み込んで、Instagram戦略や具体的な施策について理解する必要があります。
ここまで読んでくださった方向けに、ホットリンク独自のInstagram運用のノウハウを詰め込んだ特別動画を、無料でご提供します。
この機会にぜひ、ご視聴くださいね。
▼目次
・Instagram活用戦略の考え方とアルゴリズムについて
・Instagram最新トレンドと運用テクニック
【事例】お客様に寄り添った「丸亀製麺らしい発信」をInstagramでも。平均リーチ数3倍以上を実現した、二人三脚のインスタ運用
株式会社丸亀製麺 様
クチコミ数が1年で約8倍! 店舗売上の増加にも寄与した、お菓子メーカー・シャトレーゼのTwitter活用
株式会社シャトレーゼ 様
商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現した老舗ソーセージブランド、ジョンソンヴィルのSNS活用
ジョンソンヴィル・ジャパン合同会社 様
【事例】目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用
株式会社コーセー 様
4日間で2度のトレンド1位獲得。ミツカン「#味ぽんの日」「#たまご醤油たれのたれが欲しい」Xキャンペーンご支援
株式会社ミツカン 様
Twitter, Instagramマーケティングについてお悩みの方へ