Instagramの運用や戦略設計でお悩みの方へ
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- Instagramを運用しているがフォロワーやエンゲージメントがなかなか増えない
- 社内リソースでInstagramを運用するのが難しい
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Instagramのリールとは
リールとは
リールとは、Instagram上で最大90秒の短尺動画を作成・共有できる機能です。2020年8月にInstagramに導入されました。Instagramのプロフィールページにはリール専用のタブが追加され、リール動画を一覧で表示することができます。

リールの機能について
リールでは、Instagramアプリ内で動画を撮影、編集、投稿することができます。複数のクリップを合計で最大90秒まで録画できます。
リール撮影画面では、「音源」「エフェクト」「レイアウト」「お題」「尺(15秒・30秒・60秒・90秒)」「デュアル」「倍速 (0.3倍・0.5倍・1倍・2倍・3倍・4倍)」「タイマー」などを編集できます。
画面下の撮影ボタンの外枠に録画状況が表示され、[次へ]を選択すると、テキストやGIFの追加、音量の調整など、より詳細な編集が可能です。シェアの前に、必要であればカバーの設定やタグ付けやリンクを追加しましょう。


リール動画には、投稿時にエフェクトやアーティストの楽曲を追加できるほか、オリジナル音源の使用も可能です。オリジナル音源とは、撮影時または動画アップロード時にご自身で作成した独自の音源や、他のリールクリエイターによる独自の音源を指します。
さらに、フォトギャラリーから既存の動画や写真をアップロードしてリールを作成することもできます。
参考:Instagramリール|短尺動画のシェアと作成(Instagram公式)
また、2022年にInstagramがリールの活用を強化しました。それに伴い、実施された主なアップデートは以下が挙げられます。
・投稿可能時間が伸びた
最大3分の動画を撮影して編集可能になりました。フィード投稿として単体動画をアップロードし、リールに変換した場合、最大で60分までの投稿が可能です。
・テンプレートの機能追加
他のユーザーのリールとコラボできる「リミックス機能」が追加されました。
具体的には、自分の動画と他のユーザーの動画を並べて見せるリミックスが楽しむことができます。
・フォロー導線が追加
リールの投稿からユーザーをフォローできる導線が追加されました。
・新しいランキングシステムの導入
フォロワー数に関わらず、すべてのクリエイターに平等なチャンスを与えるための新しいランキングシステムが導入されました。質の高いオリジナルコンテンツは、小規模な視聴者から始まり、反応が良ければより広い視聴者に段階的に表示されるようになりました。
・オリジナルコンテンツの優遇
同一のコンテンツが複数存在する場合、オリジナルのコンテンツのみが推奨されるようになりました。これにより、オリジナルのクリエイターの露出が増加します。
・再投稿コンテンツへのラベル付け
再投稿されたコンテンツには、オリジナルのクリエイターへのリンクを含むラベルが追加されるようになりました。
・コンテンツアグリゲーターの抑制
30日間で10回以上他のユーザーのコンテンツを再投稿するアカウントは、推奨対象から除外されるようになりました。
これらの変更により、オリジナルで質の高いコンテンツを制作するクリエイターや、フォロワーの少ないアカウントでもより多くの露出を得られる可能性が高まりました。
参考:Helping Creators Find New Audiences
関連記事:アカウント評価から投稿ごと評価へ。Instagramのアルゴリズム変更について
Instagramリールを活用するメリット
企業アカウントがInstagramリールに取り組むメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
①リール投稿の表示面増加による露出の向上
Instagramには、リールだけを表示するメニュー(ビデオのアイコン)がアプリの下部に設置されています。
また、フィードのタイムラインやキーワードの検索結果、ハッシュタグの検索結果、発見タブなどの枠もリールの面が登場し、よりリールが露出しやすい状態になっています。

それに伴い、フィード投稿のリーチ数(ユーザーが投稿に訪れた回数)は伸び悩みを受けています。ホットリンクが支援するクライアント様の実績からも、静止画のフィード投稿よりも、リールの方がユーザーに表示されやすいという傾向が出ています。表示率が上がることでリーチ数の増加につなげることができます。

②フォロワー数以上のリーチを獲得しやすい
リールは動画の視聴時間やエンゲージメントが高ければ、フォロワー数に関係なくリーチが伸びる傾向があります。
一方、フィードはフォロワー外にリーチしづらいため、現状フォロワー数を大きく上回るリーチの獲得は難しくなっています。そのため、「フォロワーに情報を届けること」を主な役割にすると良いでしょう。
③動画素材を他SNSに展開可能
SNS全体でショート動画がトレンドになっています。Instagramリール用に撮影した動画を、X、TikTok、YouTube Shortsに展開できる点もメリットと言えます。
複数のプラットフォームで使用することで、制作コストを抑えながら、多くの露出を狙うことができます。また、各プラットフォームの特性に合わせて素材を調整することで、それぞれのユーザー層にアプローチすることができます。
Instagramアカウント運用におけるリール投稿のコツ
Instagramのリール活用が注目を集める中、自社の目的に合った運用方法を模索することが大事です。リール投稿で成果につなげるために、以下の3つを意識してみてください。
リール投稿の割合を増やす
現状のフィード投稿の半分をリールにしてみるなど、段階的にリール投稿を増やしていくことをおすすめします。
ホットリンクがご支援する企業の一例では、週の投稿本数10本は変えずに、内訳(フィードとリールの割合)を調整しました。これによって、分析できるデータが増え、PDCAの回転が早くなりました。また、全体の投稿本数を増やすことが可能な場合は、それ自体が打ち手になり得ます。各企業の状況に応じて、持続可能な範囲でリール投稿の比率を高めてみてください。
自社に合った投稿バランスを見つけるには、リソースと工数や、各投稿タイプのエンゲージメント率、業界特性などを考慮しましょう。これらの要素を総合的に判断し、継続的にデータを分析しながら、自社の特性や目的に合ったバランスを見つけていきましょう。
リールとフィードで投稿内容を使い分ける
リールとフィードは、それぞれの特性を活かした内容で使い分けると効果的です。リールはフォロワー外へのリーチを獲得しやすい傾向があります。適しているコンテンツとしては、動きやシズルがあるものを紹介するのが良いでしょう。具体的には商品の使用シーンや、商品・サービスの魅力を視覚的に伝えるハウツー動画などがおすすめです。
例えば、化粧品の紹介であれば商品のテクスチャーや使用感、バッグの紹介であれば、耐久性や容量など、動画ならではの見せ方を工夫しましょう。

一方でフィードは、フォロワーに向けた商品の最新情報や詳細など、文字化した方が伝わるものや、じっくり見てもらいたいコンテンツの発信がおすすめです。具体的には、カルーセル投稿を用いた商品紹介や、保存を促すTips系の投稿などが良いでしょう。
自社で運用が難しい場合はクリエイターの起用を検討する
自社だけでリールの運用が難しい場合は、クリエイターの起用も検討しましょう。社内リソースを他の業務に集中させられる上、クリエイター自身のフォロワーを通じて新たな層へのアプローチも可能です。その結果、潜在的な新規顧客の獲得につながります。
また、外部の目線で自社の商品やサービスを見ることで、新たな魅力や訴求ポイントの発見も期待できるでしょう。
そのような成果を最大化するためには、自社の商品・サービスに適したクリエイターに依頼することが重要です。
ホットリンクでは、ショート動画制作が可能なインフルエンサーだけでなく、自社の商品やサービスに適したクリエイターを提案・起用できます。業界や目標に応じた効果的なリール制作をサポートしますので、お気軽にご相談ください。
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Instagram企業アカウントにおけるリール制作の注意点
これからリール投稿を始める場合
まだリール投稿を投稿したことがない方のなかには、「リールのための動画素材がない」「リールサイズの動画がない」という悩みを抱えているかもしれません。そんな方は、次の3つに取り組んでみてください。
・静止画を組み合わせて動画化する
・Instagramが用意している「テンプレート機能」を活用して、編集技術を補う
・横長の動画の上下に枠を追加して、リールサイズの動画(縦型動画)にする
他のSNSで使用した動画を転用する際は、他媒体のロゴが入らないように注意しましょう。Instagramでは、オリジナルコンテンツを優遇する傾向にあるので、TikTokなど他のSNSに投稿された動画の転用は再生数が伸びにくくなる可能性があります。
すでにリールを投稿している場合
すでにリール投稿に取り組んでいる方に向けて、企業アカウントが注意すべき4つのポイントもご紹介します。
・クリエイターとの違いを理解しているか
・自分にレコメンドされたものだけを参考にしていないか
・フォロワーのインサイトを分析した動画作りができているか
・ブランディングの観点を持って作成できているか
①クリエイターとの違いを理解しているか
クリエイターは、流行の音源の使用や他ユーザーの投稿のリミックスなど、自由にリールの機能を使うことができます。一方で、企業アカウントは基本的にアーティスト楽曲は使用できません。
そのため、フリー音源サイトの楽曲か自社のオリジナル音源を使用することを推奨します。「オリジナル音源」という名目で、まれにアーティスト楽曲がありますが、一般の方が無断でオリジナルと称して登録している可能性が高いため、利用は控えた方が良いでしょう。
ビジネスアカウントに切り替えている方は、商業用のビジネスカテゴリ(「衣料品(ブランド)」や「ショッピング・小売」など)を設定すると、商用利用不可の音楽が利用できなくなります。
また、Metaのサウンドコレクションの使用がおすすめです。サウンドコレクションには著作権使用料が完全無料の14,000曲以上が収録されており、リールやInstagramストーリーズで安心して使用できます。
参考:Instagramでの音楽|Metaビジネスヘルプセンター
②自分にレコメンドされたものだけを参考にしていないか
普段、自分が見ている投稿や探索タブで紹介されている投稿は、ユーザーごとにカスタマイズされたレコメンドの投稿です。フィードに流れる情報は、ユーザーごとに当然異なります。
自身がよく見ている投稿だけを参考にせず、企業アカウントとしてターゲットとなるユーザーやフォロワーの見たい投稿を見極めましょう。日ごろの投稿の中で反応が良いもの=ターゲットとなるユーザー(フォロワー)が見たいものと考え、エンゲージメントの高い投稿を分析すると良いです。
また、ストーリーズ上のアンケート機能でフォロワーが見たいものを聞いたり、実際にフォロワーの投稿を覗いて参考にしてみてください。
③フォロワーのインサイトを分析した動画作りができているか
バズる動画を目指すのではなく、フォロワーのインサイト分析を通して、フォロワーからの評価が高い動画の特徴を把握しましょう。その特徴を踏まえた上で、リーチが伸びた動画に共通する「再生されやすい要素」を取り入れた動画を制作するのが理想的です。
④ブランディングの観点を持って制作できているか
自社のブランドと動画の世界観が合致している投稿を心がけましょう。
例えば、高価格帯のラグジュアリーな商品を取り扱うブランドが、バズることを目的にトレンド色の強い動画を制作したとします。このような場合、ブランドの世界観とリールの内容に、乖離が生まれてしまいます。その結果、既存のフォロワーからのエンゲージメントが得られず、期待通りにリーチが伸びない可能性があります。
また、仮にリーチが伸びたとしても、ブランドイメージとそぐわない内容によって、ブランド毀損につながる恐れがあります。誤ったブランドイメージを与え、本来のターゲット層を遠ざけてしまう可能性もあるので注意しましょう。
一時的な話題性やリーチ数だけでなく、自社のブランド価値や世界観との整合性を意識することが重要です。
Instagramリールで成果につなげるポイント3つ
リール投稿のリーチ数を効果的に上げるためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
・エンゲージメントを獲得する
・投稿直後の反応を高める
・完全視聴率を上げる
①エンゲージメントを獲得する
フォロワーからのエンゲージメント(いいね、コメント、シェア、保存数)が高い投稿ほど、フォロワー外への露出を高めることができます。
ユーザーの積極的な反応を引き出すために、投稿内で「教えてね!」などの呼びかけを行いましょう。具体的には、動画内は2コマ目と最後のコマでの訴求、キャプションでは1行目に記載することを推奨しています。

それにより、フォロワーのエンゲージメントを得ながらフォロワー以外からのエンゲージメントも得られ、リーチの最大化につながります。

フォロワーのインサイトを分析・活用するには、Instagramアプリの「インサイト」機能を使います。「コンテンツ」タブで過去の投稿を確認し、特に反応の良かった投稿に注目しましょう。
いいね、コメント、保存数、動画の再生回数などを見て、伸びている投稿の共通点や、投稿の内容、使用したハッシュタグ、投稿時間帯などを分析することで、フォロワーの好みが見えてきます。このような情報からフォロワーに求められているコンテンツを探っていきましょう。
②投稿後の初速数値を獲得する
投稿直後の反応を高めると、その後も継続的にエンゲージメントを獲得することができます。ホットリンクでは、投稿後3時間以内を初速数値の目安にしています。

初速数値を伸ばすためには、日頃からフォロワーとの親密度を上げましょう。日頃から交流のあるアカウントほど、ユーザーの見られやすい位置に投稿が表示されます。
親密度を上げるためには、ストーリーズでのスタンプを付けたコミュニケーション投稿がおすすめです。他にも、自社の商品・サービスに関するUGC(ユーザーによるクチコミ)にいいねやリポスト、コメントをするのも効果的です。

また、ユーザーがアクティブな時間帯に投稿することで、より多くの人の目に触れやすくなります。その結果、投稿の初速を伸ばし、エンゲージメントの好循環を生み出すことに繋がります。ユーザーがアクティブな時間帯は、インサイトより分析すると良いでしょう。
③完全視聴率を上げる
動画の完全視聴率が高いほど、より多くのユーザーに表示されやすくなります。これは、Instagramのアルゴリズムが完全視聴率の高い動画を質の高いコンテンツとして認識し、フォロワー外のユーザーにもレコメンドするためです。
完全視聴を目指すには、「動画の満足度を最大化させること」が重要です。それに該当するのが、「繰り返し見たくなる動画」や「最後まで見たくなる動画」にあたります。そのような動画制作をするには、以下のポイントを押さえると良いでしょう。
・動画冒頭でテーマを訴求する
動画のテーマを冒頭で訴求するように心がけましょう。具体的には、あえて動画のハイライトや完成系を数秒だけ最初に見せると効果的です。最初に重要なシーンを見せることで、動画の続きに興味を持って見てもらいやすくなります。
現代では可処分時間の多くをSNSに費やす人が増え、限られた時間内で多くのコンテンツを消費しています。そんな可処分時間のシェアを競う中、ショート動画はスキマ時間に消費しやすいコンテンツとして普及しています。
そのため、Z世代を中心にユーザーは、画像や動画の処理速度が速く、関心のない投稿はすぐにスワイプします。冒頭の訴求でユーザーの関心を引き、最後まで視聴してもらう可能性を高めましょう。
また、テーマを訴求するときは、固有名詞(商品名など)ではなく一般名詞の方が、ユーザーが自分ごと化しやすくなります。
・続きが気になる構成にする
「◯◯3選」、「◯◯の作り方」など最後まで結果が分からない構成を意識しましょう。
例えば、コスメ系の場合はメイクが完成していく様子など、ストーリー仕立てのものがおすすめです。動画全体のテンポ感をよくして、最後まで飽きさせない工夫をしてみてください。
・30秒以下の短尺動画にする
リールは、移動中や空き時間で「ながら視聴」されることが一般的なため、かなり短尺の動画が好まれる傾向があります。そのため1コマの秒数を短くして、30秒以内で訴求するように意識してみてください。
伝えたいことを短尺に収めるのが難しい場合は、1本の動画で複数の訴求を入れるのではなく、伝えたいポイントを絞り込むことが効果的です。
Instagramリールの成功事例
ホットリンクでは、Instagramリールを活用したマーケティング支援を行っています。以下では、当社がご支援させていただいた2つの事例をご紹介いたします。
丸亀製麺様
食の感動体験を追求し、手づくり・できたてにこだわる讃岐うどん専門店・丸亀製麺様。ホットリンクでは、2020年1月よりご支援しているXマーケティングに加えて、現在ではInstagramやTikTokを含む3媒体の活用をサポートしています。Instagramでは複数のショート動画が100万回再生を突破、300万回再生以上を記録しているものもあります。
・「ここ何する場所かわかる?」
クイズ形式のコンテンツとして「ここは何のスペースでしょう?」と店舗内のある設備を紹介。丸亀製麺の調理場にある、丼ぶり(器)を温めるためのスペースを、丸亀製麺のこだわりを表現するものとして投稿しました。2023年12月時点で97万リーチ、再生回数は116万を超えました。
事例詳細:【事例】二人三脚で丸3年。丸亀製麺のX・Instagram・TikTok活用の「これまで」と「これから」
dポイントクラブ様
NTTドコモ様が提供するポイントプログラム「dポイントクラブ」。ホットリンクでは、サービスの認知拡大を目的に、Instagram運用を2022年8月からご支援しています。
Instagram活用は難しいとされる無形商材ながら、2024年3月に投稿したリールでは、190万再生・130万リーチを達成。現在もフィード・リール・ストーリーズの配信面ごとの役割整理をし、投稿内容のブラッシュアップを続けています。
その中で、リールズにおけるdポイントクラブ様独自の「勝ちパターン」を創出。具体的には、dポイントクラブのキャラクター「ポインコ」を活用した「ポインコチャレンジ」や「ポインコを探せ」など、ゲーム性のある参加型コンテンツを展開しています。
ポイ活に興味が薄い層にも響くエンタメ系のコンテンツを投稿することで、多くの人々にリーチできるようになりました。
事例詳細:Instagram施策が学べる! Instagramマーケティングの成功事例5選
Instagramリール運用で成果を出したい方へ
ホットリンクは長年Instagram分析・Instagramマーケティングに携わり、多くの企業様のInstagramマーケティング支援をしてきました。
・全米No.1ソーセージブランドのUGC投稿数を最大約7倍に成長!
・ヘアケアブランドのInstagramのUGC数が8ヶ月で6倍へ増加!
経験豊富なSNSコンサルタントがInstagramの戦略策定〜運用のポイントまで具体的にご提案しますので、お気軽にお問い合わせください
Instagram活用でお困りの方は、お気軽にご相談ください。