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この記事の内容
最終更新日:2024年7月11日
2024年4月末、Instagramは公式WEBにて「Helping Creators Find New Audiences」という記事を発表しました。直訳すれば「クリエイターが、新しいオーディエンスを見つけることを助ける」という内容であり、まさに小規模なクリエイターにとってよりチャンスが広がる内容が紹介されています。 こちらの解説を、弊社所属SNSコンサルタントである北原一輝に依頼しました。皆さまのInstagram運用に、お役立ていただければ幸いです。(取材・文 澤山モッツァレラ)
また、ホットリンクでは、Instagram運用の戦略策定から施策の実行まで伴走支援しています。日々の運用でお悩みの方はお気軽にご相談ください。 Instagramマーケティング支援サービスについて問い合わせする
――北原さん、今日はよろしくお願いします。過日、Instagramの公式WEBにおいて「Helping Creators Find New Audiences」という発信がありました。以下がその内容です。
To do this, we’re introducing four changes:
A new input to ranking that will give smaller creators more distribution.
Replacing reposts with original content in recommendations.
Adding labels to reposted content, linking to the original creator.
Removing content aggregators from recommendations.
翻訳すると、以下の通りになります。
・小規模なクリエイターにより多くの分配を与えるランキングへの新たなインプット。
・レコメンデーションにおいて、リポストをオリジナルコンテンツに置き換える。
・再投稿されたコンテンツにラベルを追加し、元の作成者にリンクする。
・コンテンツアグリゲーターをレコメンデーションから外す。
こちらの内容について、Instagram支援のプロフェッショナルである北原さんの解説をお願いできれば幸いです。
北原:そうですね。大前提として、4月30日の発表は「この日から何かが大きく変わった」というものではありません。ニュアンスは「これまでの傾向を明文化した」に近いと思っています。
以下、その前提で聞いていただけると助かります。大きな変更点としては、アカウントごとの評価から投稿ごとの評価になったことが挙げられます。これにより、小規模アカウントにもより多くのユーザーリーチを与える仕組みに変わりました。
――まさに「小規模なクリエイターにより多くの分配を与える」という発表のとおりですね。
北原:また、レコメンデーションからコンテンツアグリゲーターが削除され、リポストがオリジナルコンテンツに置き換えられるようになりました。これは昨年の10月ぐらいからの傾向ですね。リポストアカウントは今後、伸びなくなっていくでしょう。リポストされたコンテンツにはラベルが追加され、オリジナルのクリエイターにリンクするようになっています。
――こうした状況を受け、企業のInstagramアカウント担当者はどのようなことに気を配るべきでしょうか?
北原:大事なのは「自社におけるソーシャル上で強いコンテンツは何か」、切り口をちゃんと把握しておくことですね。例えば「インテリア」では意味が大きすぎるので、「どういうテンションのインテリア」なのか、小物系なのかソファーなのか、そのあたりを明確にする必要があります。
インテリアを扱うお客様であっても、「ソファしか扱っていない」というケースはあまりないと思います。ソファだけでなくベッドや机など様々な商品があり、新商品も紹介したい。結果、「カテゴリーを絞りすぎると紹介するのが難しい」と感じておられるようです。
――コンテンツの量が莫大になったことでカテゴリーが細分化された結果、アルゴリズムでレコメンドされる内容も同じように細分化したということですね。
北原:そういうことですね。そのカテゴリーの人達が検索するであろうキーワード、ハッシュタグを使って「このジャンルの投稿だ」と認識されないと伸びなくなっています。
こうした状況においては、フォロー/フォロワー関係の重要性が再度高まっているといえるでしょう。自社のファンになってくれる人、どんなジャンルのコンテンツを投稿してもエンゲージしてくれる人は非常に貴重です。投稿した後の初速がつく、ということにも繋がりますから。こういうフォロワーの方々を、広告を使って獲得しておくのも一つの手段だと思います。
また、ソーシャル以外のブランド力も重要です。SNS以外のところでブランドと接点を持った方が、SNSに流入しているケースも増えています。「このブランドが好き」というインサイトを持って、SNSアカウントを登録するという流れです。
――つまり、小手先でSNSだけを運用するのでは解決できなくなってきているんですね。
北原:そうですね。「このブランドが好き」と思える接点がたくさんあればあるほど、ソーシャルへの流入数も増えます。「本当に濃いファンを集めたブランド」が勝つという状況になってきているといえます。本質的なマーケティング力やブランディング力が、ますます重要になってきた、といえるでしょう。
――こうした状況を踏まえ、Instagramの運用担当者が注意すべきことは何でしょうか?
北原:まず、競合にリポストアカウントがあった場合、勝てるチャンスが増えたと思います。まとめアカウントは弱くなるでしょう。人の投稿を集めるアカウント、例えば「〇〇さんのお部屋紹介です」といったものは徐々にエンゲージメントされなくなるはずです。
次に、小規模のクリエイターを探すことに時間を使うべきだと思います。今回のアップデートは、小規模のクリエイターのチャンスを拡大するものです。フォロワー数から投稿ごとのエンゲージメントへと重み付けが変わっているため、クリエイターさんにとっては今がチャンスだと言えるでしょう。
このアップデートの話題は結構広まっているので、「これからやろうかな」「頑張ろうかな」と思っている人は必ずいるはずです。もしも私がブランドの運用をしていたら、フォロワー数が小さくとも質の高いコンテンツを出しているクリエイターさんを探すと思います。
――ありがとうございます。ハッシュタグの役割は、どのように変化したのでしょうか?
北原:ハッシュタグキーワードに基づいて、「おすすめ」「アカウント」「音声」「タグ」「場所」「リール」といった項目に分類されるようになっています。また、ハッシュタグ自体をフォローすることもできるようになりました。以前は、ハッシュタグやキーワードを検索すると、「人気の投稿」と「最近の投稿」に分かれていました。
この変化によって、いくつかの重要な影響が出てきていると思います。一つ目は、検索からアカウントの発見性が高まったことです。これにより、アカウント名のキーワード設定がより重要になってきました。自社のアカウントを適切なキーワードで見つけてもらうことが、これまで以上に大切になるでしょう。
二つ目は、音声とリールの発見性が高まったことです。ユーザーがリールを作成する際の参考情報を探しやすくなったと言えます。同時に、リールにハッシュタグを付与することの重要性も増しています。
ハッシュタグ検索時には以前は表示されていなかったため、大きなアップデートだと言えるでしょう。場所については公式アカウントではそこまで活用しないかもしれませんが、音声とリールは特に注目すべきポイントだと私は考えています。
ハッシュタグの役割は、「流入」から「この投稿はどんなジャンルなのか」を示すものへと変化しました。この変化を踏まえて、自社のInstagramマーケティング戦略を見直すことが重要だと思います。アカウント名やリールのハッシュタグ付与など、細かな部分にも気を配る必要があるでしょう。
――最後に、Instagramアカウントの運用担当者の方に向けてメッセージをお願いします。
北原:今回のアルゴリズム変更は、改めて運用担当者の方に課題を突きつけてきているなと思います。
いまいるフォロワーの方を大事にすること、ちゃんと求められている情報を発信すること、DMを使って顧客の方とコミュニケーションを取ることなど。投稿自体をどう伸ばすか、よりも「いかに良い反応を得たか」「売上に繋がる数字を伸ばせたか」ということを計測していくことが大事になるでしょう。
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