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この記事の内容
最終更新日:2021年5月20日
各業界で活躍するさまざまなプロフェッショナルたちとホットリンクCMO・飯髙が、2020年以降のSNSマーケティングのあり方について考える対談シリーズ「ザ・プロフェッショナル」。
今回のゲストは、トップアスリートのマーケティングとキャリアを支援する株式会社Revive・CEOの前田眞郷さんです。前田さんは現役のトップアスリートとして活躍しつつ、「アスリートの価値を最大化する」ことをミッションに同社を設立しました。
・サッカー元日本代表 浦和レッズ 杉本健勇さん ・阪神タイガース 近本光司さん ・格闘技イベント「RIZIN」 大雅さん ・バドミントン世界王者 奥原希望さん ・競泳日本代表 塩浦慎理さん
を始めとするトップアスリートたちの支援に携わっています。
飯髙とはスポーツ好きの共通の知り合いを通じて知り合った仲。Reviveのコンサルティングに関わっていたこともあり、公私を交えた付き合いとなります。
今回はホットリンクのライター/編集者「私がエレン」が聞き手となり、アスリートのキャリア支援を始めようと考えたきっかけやスポーツ業界におけるSNSマーケティングの可能性をお話しいただきました。
後編はこちらから。 【後編】UGC100万件以上を生んだ企画の仕掛人が語る、アスリートのブランディングとは?
私がエレン: 会社を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。
前田: 僕は以前、現役のアメフト選手をやりつつアスリートの資産形成を支援する仕事をしていました。お金の話は人生の話にも直結しやすく、会話を重ねるほどアスリートの方々とも仲良くなります。アスリートたちと話すうちに感じたのが、「メディアで語られる選手のパーソナリティと、実際の彼らとの姿には大きな乖離がある」ということでした。
彼ら、彼女らは実はこんな経験をしていて、競技以外でこんなにおもしろいところがある。それも含めてアスリートの人間性なのに、メディアではあまり表に出てきません。
そう思っていた当時、世間ではさまざまなジャンルでYouTuberが著しく成長をしていました。活躍の背景を観察すると、YouTuberの周りには、彼らのパーソナリティを深く理解するファンが根付いていたんです。
現在、世の中にはあらゆる商品が出回っています。それぞれがどう差別化されているのか、どんな思いでものづくりしているのかで、僕たちはその商品を選びますよね。YouTuberを見て、個人にもその考えが当てはまる時代が来ると感じました。
アスリート一人ひとりの人柄を多くのファンに知ってもらい、結果が報酬として返ってくる。そうなったら面白いなと感じ、今の会社を立ち上げました。
私がエレン: noteでは、そう思ったきっかけはJリーグ・浦和レッズ所属の杉本健勇選手だったと書いていますね。
参考:「俺が閉鎖的なスポーツ界の空気をブチ破りたい理由」前田眞郷|note
前田: 確かに、原点は健勇だったと思います。彼はサッカー選手で、高収入・高身長・おしゃれで、一般的に少々妬まれやすい要素を持ってるんですよね(笑)。いろいろと言われやすいキャラクターでもあったんです。
一方で、彼はどんな世代にも慕われる愛嬌と、義理人情を大切にする性格を持っています。人の心をわしづかみにする魅力があるんですよね。 ですが、世間では彼の表面上の顔だけを見てさまざまな意見が飛び交います。そこに憤りを覚えました。彼の魅力をもっと広めたい。次第にその思いは、周りの選手にも抱くようになります。
飯髙: SNSが流行しはじめた2009年頃は、まだ「アスリートはスポーツをちゃんと頑張る」という風潮が一般的でした。よくも悪くも、発信はマスメディアの役目。SNSはマスを飛び越えて自分で情報発信できるけれど、クラブはまだそこに「怖さ」しかなかったと思うんですよね。 でも新型コロナウイルスをきっかけに「SNSでファンコミュニケーションをしないといけない」という意見が増えてきたと思います。
私がエレン: 飯髙さんも、アスリートのマーケティング支援は高いポテンシャルを秘めていると感じますか?
飯髙: そういう発想はあったんですけど、クラブは経営体制がとてもレガシーな団体なので、難しいだろうなと感じていました。前田さんと会って話すようになってからは、このビジネスには未来しかないとさえ思っています。
前田: 確かに新型コロナウイルスの影響で、業界全体の空気感が2、3年くらい早く進んだ気はします。とくに試合中の投げ銭機能は、こんな状況がなかったら絶対発展しなかったと思うくらいです。
スタジアムに観客が入ることで得られるチケット収入、これが一瞬で吹き飛んでしまったわけですから、どの団体も頭を使わざるを得なくなりました。徐々に投げ銭や観客席の広告導入といった戦略は増えていますが、まだまだ表面的だなというのが感想です。
飯髙: 投げ銭はスポーツ産業以外でも導入始まったけれど、とくに衝撃的だったのはサザン・オールスターズでしたよね。無観客ライブの視聴チケット3,000円が、18万枚完売したわけだから。
そのアーティストやクラブが好きでも、試合会場が遠くて行けないという方はいるし、スタジアムの収容人数的にチケットが当たらないこともある。
サザンの一件で、ビジネスのあり方はオンラインを通じて変わるというのを、思い知らされた気がします。
前田: 総合格闘技団体の「UFC」もとくにそうですよね。UFCはいち早くペイ・パー・ビュー(料金を支払って有料コンテンツを視聴するシステム)を活用して、自身のプラットフォームで試合のオンラインチケットを販売しています。マッチメイクによっては、1試合で数十億円ものお金が動くんです。
もしYouTubeで、格闘家自身がふだんは絶対見られないカードを、団体の垣根を超えて組んだとする。それを1980円の有料配信で、って販売したら、サザンなみのインパクトを残すんじゃないでしょうか。
私がエレン: スポーツの領域でも、デジタル・トランスフォーメーション(DX)が否応なしで進んでいるという状態でしょうか。
前田: そうですね。SNSはそれぞれの用途に応じて使い分けていますが、アスリートの人となりを一番わかってもらいやすいのは、YouTubeだなと思っています。
現在アスリートでもっとも勢いがあるのは、格闘家の朝倉未来選手です。彼はもともと生粋のヤンキーだったんですが、今では大晦日のイベントでメインを務める存在になりました。
YouTubeもチャンネルを始めて1年で、登録者数が120万人を超えています。5本目の動画で町の喧嘩自慢とスパーリングするという企画をアップしたんですが、当時は低評価の嵐でしたね。
それが今や、再生数1000万回以上になり、登録者数も爆発的に増えて、アンチの多い状況が一気に逆転しました。2019年の年末の試合も、彼の入場シーンは圧倒的に観客のボルテージが高かったほどです。現代が生んだ、スポーツのニュースターだと思います。
飯髙: これまでのデジタル・トランスフォーメーションって、あくまでデジタルに適応することを目的とした、デジタイゼーションでしかなかったんですよね。朝倉選手の事例もそうで、これまでのアスリートなら、自分の練習動画を上げるだけになっていたと思います。
選手という軸とは違う方向性で、コンテンツの企画を立ち上げて、新しいことをやる。 負の反響も確かにあるかもしれないけど、それによって朝倉選手は競争優位性を獲得できましたね。ほかのアスリートも追随して、こういう事例はどんどん増えると思います。
前田: 今後オンラインを活用すれば、スケジュールや活動場所といった制約もなくなります。6月には、バドミントン世界女王の奥原希望選手と本田圭佑選手が、zoomでさまざまな議論をした企画をYouTubeで発信しました。
事前に発売したチケットは、約250枚売れたんです。クローズドで価値ある場所を提供できれば、オンラインでもファンとの濃いコミュニケーションを実現できる良例だと思います。
私がエレン: 今話していただいたような事例以前に、マーケティングがアスリートにとって重要視されてきた事例はあるんですか?
前田: 日本人でいくと、やっぱりサッカーの中田英寿さんじゃないでしょうか。PR会社である株式会社サニーサイドアップが、世界で戦えてマスメディアでも引きがある彼をマネジメントしました。今は中田さんクラスではなくても、サポートする人材さえ周りにいれば、スポーツ以外の領域でも活躍できる時代だと思います。
さきほど少し出た話ですが、新型コロナウイルスの影響もあって、アスリート所属のクラブとしても新しい集客の方法を考えたり、デジタルの力を活用したりなど、マーケティングの重要性は感じているはずです。 でもそれが今まで進みにくかったのは、クラブが悪いわけじゃないんです。クラブ経営って経済的、人的リソースがそもそも足りなくて、マーケティングに知見のある人材を雇うことも難しい。
だから僕たちみたいに、業界の外からスポーツ産業を盛り上げられる人間が必要なんだと思います。
飯髙: Jリーグ・栃木SCでマーケティング戦略部長をやっている江藤美帆さんでさえ、部下は数名って以前仰ってましたらね。
前田: クリスティアーノ・ロナウドやロナウジーニョみたいなトップ選手は、人材を雇って個人で競技以外の収入が入るためのスキームを構築しています。でもそういう選手って、世界のトップオブトップの実力があってはじめてできることでしょう。日本では、今ならバスケットボールの八村塁選手や、野球の大谷翔平選手くらい。たとえ日本代表になったとしても、その領域にいける選手はかぎりなく0です。
もちろん、アスリートにとってフィールドが現場で、競技以外での活躍は別にしなくてもいい。どう思うかは自由です。でもせっかくひとつの競技に打ち込んで頑張ったというバリューがあるんだから、その経験やバリューをうまく活用すれば人生の幅をもっと広げることができます。
サッカーの本田圭佑選手、長友佑都選手もそういう存在ですよね。僕たちは事業を通じてそこの領域を開拓していきたいと思っています。
後編では、Reviveが実際に行ったアスリートのマーケティング支援事例を紹介。前田さんが考えるアスリートブランディングの可能性と、ブランディングを行ううえで意識している点を聞きました。
【後編】UGC100万件以上を生んだ企画の仕掛人が語る、アスリートのブランディングとは?
今回の「ザ・プロフェッショナル」もお楽しみいただけましたか? 本シリーズでは、今後も各業界で活躍するさまざまなプロフェッショナルをお招きして対談を行ないます。過去の記事はこちらからご覧ください。
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