SNSコラム

X(旧Twitter)の投稿時間はいつがおすすめ? アクティブな時間のポストで効率的に投稿を伸ばすコツ

更新日:2025年1月7日
公開日:2024年10月18日
SNSコラム | X(旧Twitter)活用

X(旧Twitter)運用において、最適なタイミングで投稿することは、効率的にエンゲージメントを獲得することにつながります。

「最適なタイミング」の一つに、「X上にユーザーが多い時間」があります。ユーザーがアクティブな時間帯は、投稿に対する反応が得られやすい傾向があります。また、時間帯によってもリーチしやすいユーザー層が異なるため、自社のフォロワーやターゲットとなるユーザーの行動パターンを分析することが重要です。

本記事では、Xの最適な投稿時間について詳しく解説します。投稿の数値が伸びやすい時間帯やユーザーの動向を把握して、効率的に投稿を拡散させましょう。

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Xの投稿時間を最適化するメリット

・エンゲージメントが向上する
ユーザーがアクティブな時間帯に投稿することで、いいね、リポスト、返信が増加します。ユーザーの閲覧タイミングと投稿内容が合致することで、より多くの反応を得やすくなります。
例えば、朝の投稿では「おはようございます!今日も頑張りましょう」といった1日の始まりを意識した挨拶をポストすると良いでしょう。また、通勤などの移動時間に見るユーザーが多いので、隙間時間に楽しめるような投稿もおすすめです。

・リーチとインプレッション数が増加する
最適な時間帯(ユーザーがアクティブな時間帯)に投稿することで、ユーザーに見られる可能性が高くなります。多くのユーザーに見られることで、フォロワーからのエンゲージメントが高まり、投稿が伸びやすくなります。その結果、フォロワー以外にも投稿が広がり、新たなオーディエンスへのリーチが期待できます。

・投稿直後の反応を獲得する
最適な時間帯に投稿することで、投稿直後からユーザーの反応が得やすくなります。投稿直後から反応が得られると、Xのアルゴリズムによってその投稿がより多くのユーザーに表示されやすくなり、長期的にも投稿のパフォーマンスが向上します。

Xユーザーのアクティブな時間帯を分析する

ユーザーがXを利用している時間=ユーザーがアクティブな時間帯を分析しましょう。ユーザーの行動パターンを理解して、効果的な時間帯に投稿することを心がけましょう。

平日と週末におけるXの利用パターンの違い

平日と週末では、ユーザーの生活リズムが大きく異なるため、Xの利用の仕方にも違いが見られます。

平日の特徴:
朝(7時〜9時):通勤・通学時間帯にピークがあり、ニュースやトレンド情報のチェックが多い
昼(12時〜13時):ランチタイムに短時間の利用が増加
夕方(17時〜19時):帰宅時間帯に再びピークが訪れ、一日の出来事や夕方のニュースをチェック
夜(21時〜23時):就寝前の長時間利用が多く、エンターテインメント系コンテンツの消費が増加

週末の特徴:
朝:平日より遅い時間(9時〜11時)から徐々に利用が増加
日中:平日より長時間の利用が多く、特に趣味や娯楽に関する情報収集が増加
夜:平日同様、夜間の利用が多いが、より遅い時間まで活動する傾向がある

1日のピーク時間とその特徴

1日におけるX利用のピーク時間は主に3回ほどあり、それぞれ異なる特徴を持っています。

①朝のピーク(7時〜9時)
特徴:短時間で多くの情報を得ようとする傾向
見られやすいコンテンツ:ニュース、天気、交通情報、一日の予定に関する情報

②昼のピーク(12時〜14時)
特徴:リラックスした雰囲気での利用が多い、合間の時間などにチェックする
見られやすい人気コンテンツ:軽めのニュース、エンターテインメント情報、ランチ関連の話題

③夜のピーク(20時〜23時)
特徴:最も長時間の利用が見られる時間帯
見られやすい人気コンテンツ:一日のまとめニュース、エンターテインメント、趣味関連の情報、翌日の予定に関する情報

季節やイベントによる変動(モーメント)

季節やイベントによってXユーザーの行動パターンも変化します。また、Xのモーメントを活用することで、より効果的に投稿を伸ばすことができます。

季節のイベント
春:入学・入社シーズンに関連する話題が増加(3月〜4月)
夏:夏休みや旅行に関する情報の需要が高まる(7月〜8月)
秋:新製品発表や文化的イベントへの関心が高まる(9月〜11月)
冬:年末年始の行事や冬のレジャーに関する話題が増加(12月〜2月)

主要なイベント
祝日:それぞれの祝日に関連する話題や情報の需要が高まる
スポーツイベント:オリンピックやワールドカップなど、大規模なスポーツイベント開催時は関連する話題が急増

これらは一般的な傾向であり、自社のフォロワーの特性によって最適な投稿タイミングは異なります。

時間帯別のアクティブなXのユーザー層

Xでは、ユーザーの生活スタイルやライフスタイル、興味関心によってもXを利用する時間帯やチェックする内容が異なります。自社のターゲットにしたいユーザー層の傾向を押さえることが重要です。

ビジネスパーソンの傾向

朝:通勤時(7時〜9時)にニュースや業界情報をチェックする
昼:ランチタイム(12時〜13時)の合間でタイムラインをチェックする
夕方:帰宅時(18時〜20時)にまとまった時間でチェック
夜:就寝前(22時以降)に趣味や関心事をチェック

学生の傾向

朝:通学前(7時〜8時)に短時間チェック
昼休み:(12時〜13時)にトレンドや友人の投稿をチェック
放課後:(15時〜18時)に長時間の利用
夜:(21時以降)に趣味や娯楽関連の投稿を閲覧

主婦/主夫の傾向

朝:(9時〜11時)に家事の合間にニュースや生活情報をチェック
午後:(14時〜16時)にまとまった時間で趣味や関心事を閲覧
夕方:(17時〜19時)に夕食準備の合間に短時間利用

これらは、あくまで一般的な傾向のため、自社のフォロワーの特性によって最適な投稿タイミング時間は異なります。最適な時間帯の見つけ方は、「Xユーザーの傾向・最適時間を押さえて成果につなげる」の項目でご紹介します。

業種別・目的別の最適な投稿時間

ここからは、業種別・目的別にXの最適な投稿時間について詳しく見ていきます。各業種や投稿目的によって、Xユーザーの行動パターンや求める情報が異なるため、それぞれに適した時間帯に投稿を心がけましょう。

BtoB企業向け最適時間

一般的に、平日の朝(8時〜10時)、昼休み(12時〜13時)が効果的な投稿時間帯です。これらの時間帯は、ビジネスパーソンが業務の合間に情報収集を行う傾向があるためです。

業界ニュースや専門的な情報、事例紹介などの投稿が効果的です。詳細情報へのリンクを含めることで、興味を持ったフォロワーをウェブサイトへ誘導できます。また、業界固有のハッシュタグを活用することで、ターゲットとなる専門家やビジネスパーソンの目に留まりやすくなります。

BtoC企業向け最適時間

一般的に、平日の朝(7時〜9時)と夜(20時〜22時)、そして週末の午後(14時〜17時)に投稿するのが効果的です。これらの時間帯は、消費者が通勤・通学の空き時間や、仕事後のリラックスタイム、週末の自由時間に情報収集をする傾向があるためです。

商品情報やセール告知、ユーザー体験談などが有効です。視覚的要素(画像・動画)を積極的に活用することで、ユーザーの注目を集めやすくなります。また、質問や投票機能を使ってエンゲージメントを促すことで、フォロワーとの双方向のコミュニケーションを図ることができます。

食品業界向け最適時間

食品業界では、ユーザーの食事時間や食事準備のタイミングに合わせた投稿が効果的です。モーメントを活用して、季節の食材情報やレシピを公開するのも良いでしょう。

朝(7時〜9時):朝食やランチの情報を投稿
昼(11時〜13時):ランチタイムに合わせた投稿
夕方(16時〜18時):夕食の準備時間に合わせた投稿
夜(20時〜22時):翌日の食事プランに関する情報を投稿

例えば、朝は簡単な朝食レシピや栄養情報、昼はランチメニューの提案などがおすすめです。夕方は夕食のレシピや食材の選び方、夜は思わず食べたくなるデザートや背徳感のある食べ物の写真や、翌日の献立に役立つ情報などを投稿するといいでしょう。

また、週末の午前中(10時〜12時)は、買い物や週末の料理計画を立てる人が多いため、この時間帯に食材や調理器具の情報を投稿するのも効果的です。

化粧品業界向け最適時間

化粧品業界では、ユーザーの日常生活リズムやスキンケア・メイクアップのタイミングに合わせた投稿が効果的です。

朝(7時〜9時):朝のスキンケアやメイクアップのヒントを投稿
昼(12時〜14時):ランチ後のメイク直しに関する情報を投稿
夜(20時〜22時):スキンケアルーティンや新製品情報を投稿

例えば、朝は日中のUV対策や簡単メイクアップテクニック、昼は化粧崩れ防止のコツ、夜はナイトルーティンや集中ケアの方法などを投稿するといいでしょう。

また、週末の午後(14時〜17時)は、ユーザーが自分時間を楽しむ傾向があるため、この時間帯にゆっくりと試せるスキンケアやメイクアップの方法、新製品情報などを投稿するのも効果的です。

季節の変わり目や特別なイベント(バレンタインデー、クリスマスなど)の前には、それに関連した美容情報や製品紹介を行うことで、ユーザーの興味を引きやすくなります。

これらは、一般的な傾向や分析に基づいていますが、実際の最適時間は自社のフォロワー特性や商品・サービスの性質によって変わる可能性があります。紹介した時間帯を参考にしつつ、X分析ツールを活用して、実際のフォロワーの行動パターンを確認し、最適な投稿時間を見つけ出すことが重要です。

Xユーザーの傾向・最適時間を押さえて成果につなげる

ここまでご紹介したユーザー層の行動パターンや傾向、最適時間はあくまで一例にすぎません。自社のアカウントや競合アカウント、フォロワー、ターゲットにしたいユーザー層を把握しましょう。自社のアカウントの傾向を把握するためには、以下を試してみてください。

自社アカウントと競合アカウントを比較する

自社の過去投稿のパフォーマンスと競合アカウントの投稿傾向を時間別に分析して、最適な投稿時間帯を見つけましょう。

分析によって、自社の過去投稿で高エンゲージメントを獲得した時間や、競合が見逃している時間帯も特定できます。また、業界全体のトレンドの把握にもつながります。

リポストを積極的に活用する

過去に高いエンゲージメントを得た投稿を、異なる時間帯にリポストすることで、新たなユーザー層にリーチできます。

例えば、朝に投稿したポストを夜にリポストするなど、オリジナル投稿とは異なる時間帯にリポストすると効果的です。リポストする際は、時間帯に依存しない内容(商品情報や業界トレンド、お役立ち情報など)を選びましょう。

ただし、同じ内容の過度なリポストは避け、新しいコンテンツとリポストのバランスを保ちましょう。

時間帯ごとにハッシュタグを使い分ける

時間帯に応じたハッシュタグを分析して、活用しましょう。例えば、朝は「#朝活」、昼は「#ランチ」、夜は「#お疲れ様」など、ユーザーの生活リズムに合わせたハッシュタグの使用が効果的です。

また、X公式のトレンド機能を使って、リアルタイムで使われているハッシュタグを確認し、投稿時間に合わせて適切なものを選びましょう。自社ブランドや特定のキャンペーン用のオリジナルハッシュタグを作成し、時間帯に応じて展開するのもおすすめです。

Xの予約投稿を活用する

Xの予約投稿機能を活用して運用の効率化を図りましょう。最適な時間帯に合わせて投稿を事前にスケジュールすることで、リアルタイムで対応する手間を減らすことができます。

予約投稿する際は、Xのブラウザにログインし、新しい投稿を作成後、「スケジュール」アイコンをクリックして希望の日時を設定できます。タイムリーな内容の場合は予約投稿に頼りすぎず、状況に応じて即時対応できる準備をしておくと安心です。

また、社会情勢の急変や予期せぬ事態が発生した際に、不適切な内容が投稿されるリスクを避けるため、予約済みの投稿内容を定期的に確認し、必要に応じて調整や中止を行いましょう。予約投稿後も世の中の動向や投稿に対する反応をモニタリングし、必要に応じて即時対応できる環境が理想的です。

予約投稿と即時投稿のバランスを取ることが大事です。フォロワーとのコミュニケーションや最新のトレンドへの反応はリアルタイムで行うようにしましょう。
参照:Xビジネス|予約投稿ポスト

X運用の成功事例

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弊社が支援した企業におけるX運用の成功事例をご紹介します。

以下の事例は、MarkeZineで無料の会員登録をしている方のみ閲覧できます。

 

 

お菓子メーカー「シャトレーゼ」

お菓子メーカーのシャトレーゼ様は、若年層へのアプローチに課題を感じ、X(Twitter)活用を開始しました。UGCを生み出すアカウント運用やX(旧Twitter)広告、参加型コンテンツ企画を実施した結果、UGC投稿数が1年で約8倍に増加し、店舗売上の増加にも寄与しました。

シャトレーゼのSNS成功事例

事例詳細:クチコミ数が1年で約8倍! 店舗売上の増加にも寄与した、お菓子メーカー・シャトレーゼのTwitter活用

ソーセージブランド「ジョンソンヴィル」

1945年に創業された、アメリカの老舗ソーセージブランドのジョンソンヴィル様。シェアされやすいフォロワー基盤の構築。インフルエンサーやタレントを起用し、「バーベキュー」「お酒と一緒に」といった、特定のシーンをイメージさせる訴求企画も実施。

発生したUGCのリポスト運用も実施し、1年でクチコミ数が9倍まで増加しました。

ジョンソンヴィルのSNS成功事例

事例詳細:商品の「自分ごと化」を促し、1年でクチコミ数が9倍に! 売上アップも実現した老舗ソーセージブランド、ジョンソンヴィルのSNS活用

化粧品メーカー「コーセー」

化粧品メーカーのコーセー様は、ファンとのコミュニケーションを第一にしたアカウント運用に転換し、インプレッションや投稿へのエンゲージメント数の増加につながりました。

事例詳細:【事例】目指すのは、長期的なファン化。コーセーが実践するコミュニケーション重視のInstagram・Twitter活用

あと払い決済サービス「ペイディ」

あと払い決済サービスのペイディ様は、ペイディのサービス内容をマンガコンテンツに落とし込んだオリジナル作品を制作。漫画クリエイターとのコラボ作品も制作し、X(旧Twitter)広告を配信しました。

その結果、2つ合わせて約9,000件を超えるいいね!や500件を超えるリポストが発生するなど、大きな反響を呼びました。

事例詳細:UGC数が200%に伸長!あと払い決済サービス「ペイディ」から学ぶ金融業界のSNS活用法

讃岐うどん専門店「丸亀製麺」

讃岐うどん専門店として、全国に800以上の店舗を構える丸亀製麺様。

#丸亀製麺さん暑いです #丸亀製麺さん暑いです などのハッシュタグを用いた、X(旧Twitter)キャンペーンを実施し、短期間でX(旧Twitter)トレンド1位を2度獲得。

事例詳細:【事例】丸亀製麺、短期間でTwitterトレンド1位を2度獲得!成功の鍵を握ったのは「データ分析」

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・菓子メーカーのクチコミ(UGC数)が1年で8倍に増加!
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