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2014年AKB総選挙 ソーシャルデータ予測の舞台裏

2014年06月05日

こんにちは、クチコミ@係長です。
今週の土曜日、6月7日に「AKB48 37thシングル選抜総選挙」(以下、AKB総選挙)の結果が味の素スタジアムにて発表されます。アイドルグループの選抜メンバーをファンの投票で決めるというこのイベントは、この時期の恒例行事となってきました。
毎年行われる国民的アイドルグループの人気投票というテーマは、ソーシャルデータ分析において大変興味深い題材です。
今年も、デジタルマーケティングのコンサルティング会社の株式会社ルグラン、鳥取大学の石井晃教授が、それぞれの視点で予測を発表してくださいました。
[2014.06.02]
プレスリリース:2014年AKB48総選挙をデータで予測 – Le Grond
http://www.legrand.jp/content/view/414/175/
[2014.06.01]
さしこVSまゆゆ 一騎打ち AKB48総選挙 数式で予測 – 東京新聞17面
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2014060102000156.html
ルグラン社、石井教授は過去にもホットリンクのデータを使ってAKB総選挙のデータ分析による予測を発表されています。今回は、これらのソーシャルデータ予測の舞台裏という形で、ホットリンクで今回のAKB総選挙をテーマにした取り組みをご紹介します。

大量のデータを集め、ダッシュボードで整理

「「クチコミ@係長」」では、最大3つのキーワードを同時に様々な角度から分析することが出来ますが、AKB総選挙の立候補メンバーは約300人。一人ひとりを「クチコミ@係長」で分析するのは大変です。こうした用途のために、ソーシャルデータの抽出代行や、APIでの提供も行っています。そんな中、最近お引き合いが多いのがダッシュボードでの提供です。

図1.日ごとのソーシャルメディアの口コミ数の順位の推移

図2.メンバー毎の動向をドリルダウンで表示


 全体を通してみると、5月末に起きた岩手県の握手会襲撃事件のインパクトは大きく、口コミ数やメディアの露出も跳ね上がっています。テレビやネットニュースなどのメディアでは、いまもその話題や、負傷されたメンバーへの言及が多い傾向にありますが、ブログやTwitter,2chなどのソーシャルメディアの口コミは、事件への言及はだいぶ落ち着いたように見えます。その中で口コミ数を伸ばしているのは渡辺 麻友(まゆゆ)さんでした。

Web視聴データでわかるこんなこと

先に述べたように、AKB総選挙の分析というテーマは、消費者行動の分析をしている企業にとって、大変興味深いテーマです。普段お付き合いのあるデータ分析の会社に、データを持ち寄って分析してみましょう、と声をかけてみると大抵いい返事を頂けます。アイドルは、ユーザー分析に関わる企業を繋げてくれる存在でもあるのです。
今回、ご協力を頂いたのは、株式会社Consumer firstのC-Finderです。C-Finderは、消費者モニタのWebアクセスログの情報を分析し、ユーザーの行動からインサイトを得るサービスです。個別サイトのログや口コミデータでは分からないデータを見ることができます。

下記のデータは、C-Finderで収集した2014年3月1日から2014年5月30日までの消費者モニタのWeb行動履歴から、AKB48のグループ、メンバーの公式サイトの他、各メンバーの公式ブログ、Twitter,Google+のページの訪問数を、最も多いものを100として、相対値で指標化したものです。

合計の期間中の訪問ユニークユーザー数(UU)で群を抜いて多いのは、今回立候補をしなかった卒業予定の大島優子さんです。その次に多いのは指原 莉乃(さしこ)さん。この2名だけがグループ公式サイトを上回っています。立候補メンバーに限定してソーシャルメディア別で最も多くアクセスされているのは、公式ブログでは柏木 由紀さん、公式Twitterでは指原 莉乃(さしこ)さん、公式Google+では松井 珠理奈さんと、それぞれのメンバーで、ファンとのチャンネルを持っているソーシャルメディアの違いが見えてきます。

訪問数1位の大島 優子さんのページに訪問した人は、他にどのメンバーのページに行っているかを調べてみました。

北原 里英さんが全体の訪問数の割には上位に来ていましたが、全体的にメンバーの誰かが突出して多い、という結果ではありませんでした。大島票の行方という部分では顕著な傾向はなさそうです。

ソーシャルデータとWeb視聴データの差をどう見るか

ソーシャルメディア上での口コミでは渡辺 麻友さんが優勢だが、Web視聴データでは指原 莉乃さんが大きく水をあけています。
メンバー毎に傾向が大きく異なる中、これが最終的な得票結果としてどう影響するかをデータ分析で予測することは非常に難しい状況です。ルグランの発表では、予測のむずかしさに言及しながらも渡辺 麻友さんの逆転1位の予測。石井教授は指原 莉乃さん、渡辺 麻友さんの一騎打ち、という言及に留めています。

過去にもAKB総選挙の予測で実績のあるお二人でも予測が難しい状況の中でホットリンクとしての独自予測を出すには至りませんでしたが、今年のAKB総選挙を楽しむための話題の一つになれば幸いです。

<協力>
ウイングアーク1st株式会社
URL:http://www.wingarc.com/
問い合わせ:directsol@wingarc.com

株式会社Consumer first
URL:http://www.consumer-first.jp/
問い合わせ:info@consumer-first.jp

図2.メディア毎の口コミ数、露出数のランキング

図3.各メンバーのメディアの口コミ数・露出順位の一覧

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