Instagram Plusとは:Meta公式の月額サブスクリプション
Instagram Plusは、友達とのつながりを深めたり、ストーリーズを誰にどう見せるかを細かくコントロールしたり、プロフィールを自分らしく表現したりするための限定機能を使える月額制のサブスクリプションです。2026年6月4日(米国時間)に発表され、数ヶ月のテストを経て日本を含む世界各国で正式に提供が始まりました。
加入は任意で、現在のInstagramを今後も無料で利用できます。有料になるのは、ストーリーズの表示やプロフィールのカスタマイズに関わる追加機能の部分です。
料金と利用可能なユーザーは?
月額料金は2026年9月時点で319円です。
Instagramの設定からいつでもキャンセルでき、請求期間が終わるまでは引き続き使えます。
Instagram Plusの契約導線が表示されるかどうかはアカウントによって異なります。自分のアカウントで利用できるかどうかはログインして確認が必要です。
Instagram・WhatsApp・Facebook・Meta AIの限定機能を1つのプランで使える「Meta One」というバンドルプランも別途用意されています。
Instagram Plusで使える11の機能
Instagram Plusを契約することで使える機能の中心は、ストーリーズとプロフィールです。ここでは2026年6月の発表時点で提供されている11の機能を、1つずつ紹介します。機能は今後数ヶ月にわたって追加される予定です。
ストーリーズを目立たせる(ストーリーズのスポットライト)
自分のストーリーズが友達のフィードの上部に表示され、見つけてもらいやすくなる機能です。Instagram上では「ストーリーズのスポットライト」という名前で紹介されており、加入するとストーリーズ画面の下部に「Spotlight」のボタンが表示されます。
ストーリーズの有効期限を延長
通常は24時間で消えるストーリーズの表示期間を、48時間に延ばせます。イベントの告知や週末をまたぐお知らせのように、1日では見てもらいきれない内容を長く表示したいときに使えます。
スーパーハートを送る
友達のストーリーズに、アニメーション付きのハートでリアクションできる機能です。送った相手の受信箱でも通常のリアクションより目立つため、閲覧しただけではなく応援していることがはっきり伝わります。
共有範囲のリストを複数作成
ストーリーズを見せる相手のリストを、数の制限なく作れます。通常は「全体」か「親しい友達」のどちらかにシェアしますが、Instagram Plusでは同僚や特定の仲間など、用途ごとに作ったリストを選んでシェアできます。シェア画面には「リストを作成」と「ハイライトのみでシェア」がInstagram Plusの機能として並びます。
ストーリーズのプレビュー
他の人のストーリーズを、相手の閲覧者リストに表示されずに確認できる機能です。ストーリーズを開く前に、プレビューで内容を確かめられます。
再視聴に関するインサイト
自分のストーリーズが何回リプレイされたかを確認できます。閲覧者画面では閲覧者数の横に再視聴回数が表示されるため、繰り返し見られたストーリーズがどれかを把握できます。
閲覧者リストの検索
閲覧者画面の検索バーに名前を入力して、特定の人が自分のストーリーズを見たかをすぐに確認できます。閲覧者が多いほど、リストをさかのぼって探す手間が省けます。
アプリアイコンの変更
スマートフォンのホーム画面に表示されるInstagramのアイコンを、Instagramやクリエイターがデザインした別のアイコンに差し替えられます。
自己紹介フォントのカスタマイズ
プロフィールの自己紹介文に、限定のフォントを使えます。
投稿のピン留め(最大6件)
プロフィールのグリッド上部に固定できる投稿が、通常の3件から最大6件に増えます。
プロフィールに直接投稿
友達やフォロワーのフィードに表示せずに、プロフィールのグリッドだけに投稿したり、ストーリーズをハイライトだけに追加したりできます。
登録画面で確認できた追加の機能
執筆時点でiPhoneのInstagramアプリから登録画面を開いて実際に確認してみると、16項目の特典が表示されました。発表時の特典に加えて、次の4つが並んでいました。
- ストーリーズが閲覧された日時の確認
- ストーリーズへのカスタムフォントの追加
- メッセージを未読のままプレビュー
- 送信するメッセージでのカスタムフォントの利用
関連:ストーリーズを残せるハイライトの作り方
Instagram Plusを契約する方法
Instagram Plusは、Instagramアプリの設定画面から登録します。iPhoneでの手順は次のとおりです。
- プロフィール画面右上のメニューから「設定とアクティビティ」を開き、「サブスクリプション」欄の「Instagram Plus」をタップする
- 登録画面で特典の一覧と料金(¥319/月)を確認し、「次へ」をタップする
- App Storeのアプリ内購入画面で内容を確認し、サイドボタンをダブルクリックして承認する
登録画面の料金表示には「価格は税込みの場合があります」と添えられています。
企業アカウントで加入を検討するときの判断軸
企業アカウントで加入するかどうかは、特典の中に自社の運用で困っている点を解消するものがあるかで決めます。Instagram Plusの特典は基本的に友達との交流や個人の表現を想定して作られているため、加入すれば運用の成果が上がるという性質のものではありません。
ただし、ストーリーズに関わる特典が多い点は企業にとっても見過ごせません。株式会社ホットリンクが2024年5月に全国1,000人から回答を得た「Instagramの利用に関する調査」では、Instagramでよく閲覧する場所(複数回答)として「フィード(タイムライン)」が75.3%、「ストーリーズ」が55.2%で上位でした。
ストーリーズは半数以上のユーザーがよく見ている面なので、その表示に関わる特典は検討する価値があります。
出典:株式会社ホットリンク「Instagramの利用に関する調査」
企業の運用に関係しそうな特典と、役に立つ場面は次のとおりです。
- 投稿のピン留め(最大6件):定番商品、実施中のキャンペーン、店舗情報など、プロフィールで常に見せておきたい投稿が3件に収まらない場合に使えます
- 有効期限の延長(48時間):週末をまたぐ告知のように、24時間では見逃されやすいお知らせに向きます。期限なく残したい内容は、これまでどおりハイライトにまとめれば足ります
- プロフィールに直接投稿:商品一覧や店舗案内のように、フォロワーのフィードに流すほどではないがプロフィールには置いておきたい投稿を掲載できます
- ストーリーズを目立たせる:Instagramではフォローしてもらっても、フォロワーとの関係性が強くないと投稿をしてもリーチできないことも少なくありません。ストーリーズのスポットライト機能を使うことでより多くのフォロワーとの接触機会をつくることができます。フォロワー以外にストーリーズを表示したいならストーリーズ広告のほうが有効です。
検証したいくつかのビジネスアカウントでは加入導線が表示されませんでした。企業アカウントで加入できるか、個人アカウントと同じ特典が使えるかは、現時点では明らかになっていません。加入を決める前に、運用中のアカウントで設定画面を開き、表示される特典を確認してください。上の用途に使える特典が含まれていれば、試してみる候補になります。
月額制でいつでも解約できるため、1ヶ月だけ試す方法もあります。
関連:Instagramストーリーズ広告の出し方と費用
Meta Verifiedとの違い:信頼性の対策はどちらで行うか
Instagramの有料プランには、認証バッジが付くMeta Verifiedもありますが、両者は目的が異なります。
項目 | Instagram Plus | Meta Verified(ビジネス向け) |
主な目的 | 表現の幅を広げ、友達とのつながりを深める | 企業の信頼性を示し、なりすましから守る |
主な内容 | ストーリーズの表示、閲覧者のインサイト、プロフィールのカスタマイズ | 認証バッジ、なりすまし対策、アカウントサポート |
提供状況 | 2026年6月に日本を含む世界各国で提供開始 | 2024年8月に企業向けをグローバルに提供 |
ビジネス向けのMeta Verifiedには4つのプランがあり、どのプランにも認証バッジ、アカウントサポート、なりすまし対策が含まれます。一方で、Instagram Plusの特典一覧には認証バッジやなりすまし対策は含まれていません。
偽アカウントへの対策や、公式アカウントであることを顧客に示すことが課題なら、検討すべきはMeta Verifiedです。Instagram Plusは、ピン留めの枠やストーリーズの表示期間など、個別の運用課題に合う特典があるときに検討します。目的が違うので、両方に加入するかどうかも、それぞれの課題があるかで決められます。
関連:Instagramの認証バッジを取得する方法
「Instagram Plus」を名乗る非公式アプリとの違い
「Instagram Plus」で検索すると、同じ名前の改造アプリをAPKファイルで配布するサイトも見つかります。これはMetaの公式サブスクリプションとは別物です。公式のInstagram Plusは、提供状況の確認も登録・解約も、公式のInstagramアプリから行います。
企業アカウントでは、担当者が出どころの分からないアプリにログイン情報を入力すると、そのアカウント情報が第三者に渡るおそれがあります。社内の運用ルールで、ログインに使うのは公式アプリとMeta Business Suiteなどの公式ツールに限ると明記しておくと、名前の似たアプリとの取り違えを防げます。
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