SNSコラム

Xでハッシュタグ付き投稿の広告配信が不可に。仕様変更を踏まえた、これからの「Xキャンペーン」の実施方法は?

更新日:2025年7月11日
公開日:2025年7月11日
SNSコラム | X(旧Twitter)活用

2025年6月27日、X広告に関する仕様変更があり、「ハッシュタグ付き投稿の広告配信」が不可になりました。

Xの公式アカウント(@XBusiness)は、以下のように発表しています。

※以下、翻訳文より引用

明日より、X Adsにハッシュタグが使用できなくなります。(中略)
広告のパフォーマンスが中断されないようにするには、ハッシュタグを含むアクティブなキャンペーンを、ハッシュタグを除外した新しい広告に置き換えて更新することをお勧めします。

この記事では、仕様変更を踏まえた上でホットリンクが推奨する「Xキャンペーンの実施方法」をご紹介します。

ハッシュタグ付き投稿×広告配信で実施していた「Xキャンペーン」はどうなる?

Xキャンペーンとは、企業がX上で実施するキャンペーン全般を指します。その中の一つに、ユーザーに指定ハッシュタグを付けて投稿してもらう「ハッシュタグ投稿キャンペーン」があります。

ハッシュタグを用いたキャンペーンには、いくつかのメリットがあります。代表的なものとして、以下の4点が挙げられます。

・ユーザーによるUGC(ユーザーによるクチコミ)の創出を促しやすい

・ハッシュタグによって投稿が一覧化されるため、他のユーザーの投稿を見て参加ハードルが下がる「巻き込み」の効果がある

・商品名やブランド名をハッシュタグを設計することで、認知を拡大させやすい参考記事

・キャンペーンに関連するUGCの収集や分析がしやすくなる
※ハッシュタグを設定しておくことで、振り返りの際にはそのハッシュタグを軸に投稿を絞り込むことができます。一方で、ハッシュタグ化していないキーワードを用いた場合、他の文脈で発生したUGCと混在しやすく、キャンペーン起因の投稿を正確に抽出・分析する難易度が上がります

上記の通り、「ハッシュタグ投稿キャンペーン」は、UGCによる認知拡大が期待されます。一方で、キャンペーン投稿そのものはユーザーにシェアされにくく、思うように拡散しないという課題もありました。

そこでホットリンクでは、キャンペーンの概要を盛り込んだ投稿を広告配信することで、キャンペーン情報の認知拡大を後押しする手法を提案してきました。

しかし、今回の仕様変更により、広告投稿においてハッシュタグが使用不可となりました。ハッシュタグによるトレンド入りが困難となり、キャンペーンの拡散力が弱まる可能性も考えられるため、従来のやり方を見直す必要があります。

なお、ハッシュタグを含まない投稿はこれまで通り広告配信が可能です。

対応例①ハッシュタグを使わずに特定のキーワードを記載する

シンプルな対応例として、ハッシュタグを使わずに特定のキーワードの記載を参加条件とする方法があります。具体的には、参加条件として「#ホットリンク をつけて参加」としていたものを、「ホットリンク をつけて参加」とする形です。

対応例②インフルエンサー投稿は【】で代替する

「#PR」の記載が必須であったインフルエンサー投稿では、ハッシュタグの代替として「すみカッコ(【】)」を用いる表記を推奨しています。

具体的には【商品名】【PR】のように、キャンペーンの対象となる商品の名前やPR投稿である旨を明示する形式です。ホットリンクでは、広告配信の有無にかかわらず適用しており、広告ポリシーの変動によるリスクを抑えつつ、ユーザーへの伝達力を維持しています。

なお、文字数をできるだけ削減したい場合は、【PR/企業名】という表記を推奨しています。

ユーザーの参加ハードルが上がるなど、デメリットが考えられる対応例

ホットリンクでは現在も、より良い対応策を検証中です。そのなかで、「キャンペーンの告知投稿に参加条件をぶら下げて記載する形式」では、キャンペーン参加者の減少が見られました。

【デメリットのある対応例:キャンペーンの告知投稿に参加条件をぶら下げて記載する】
・方法:

キャンペーンの告知投稿を広告配信し、その投稿に対して引用ポストやリプライで参加条件(必要なキーワードなど)を記載する

・課題:
投稿を見ただけでは参加方法が直感的に伝わらず、ユーザーのキャンペーン参加率が低下

・示唆:
「参加方法がわかりづらいと、ユーザーの離脱につながるため、ユーザーが投稿を見た瞬間に「どうすればキャンペーンに参加できるか」が直感的に理解できるようにする

実際、この方法でキャンペーンを実施した企業は、参加者数が減少しています。投稿を見た瞬間に参加方法が理解できない構造は、参加のハードルとなることは明らかです。

また、以下のような対応も、「何を記載すれば参加条件を満たせるか」をユーザーが把握しづらいため、非推奨と考えています。

【非推奨の対応例】
・ハッシュタグを絵文字で表現するなど、わかりにくい参加方法を提示する
(例)「#ホットリンク」としてほしいところを、ユーザーが「#⃣ホットリンク」や「ホットリンク」のみで投稿してしまう

・参加条件として、文字数が多いキーワードや表記が複雑なキーワードを指定する
(例)ひらがな・カタカナ・漢字・英語の組み合わせ複雑でタイプミス、漢字の誤変換などが起こる

記載するキーワードの表現がバラけてしまうと、キャンペーンの当選者を選ぶ際や、成果を振り返る際の企業側の工数も増えてしまいます。

今後も追加情報があれば、随時お知らせします。

Xキャンペーンをご検討中ならホットリンクにご相談ください

「Xキャンペーンを実施したいが段取りがわからない...」「UGCを増やすXキャンペーン企画を実施してみたい」という場合は、Xマーケティングの専門会社ホットリンクにご相談ください。

ホットリンクは長年のソーシャルビッグデータ分析の知見をもとに、Xマーケティングの成功に向けてご支援させていただきます。

「仕様変更でこれまでのキャンペーン設計が使えなくなった」「代替案に悩んでいる」という方も、ぜひ一度ご相談ください。

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