インフルエンサーマーケティングについて、次のようなご相談をよくいただきます。
・インフルエンサーマーケティングを実施したけれど、成果が見えない
・起用するインフルエンサーが、本当にブランドと相性が良いのかわからない
・インフルエンサーに、ただPR投稿をしてもらうだけになっている
・インフルエンサーリストが枯渇してきた
この記事では「よくある不安」を解消し、インフルエンサーマーケティングの効果を高めるポイントをご紹介します。
不安(1)インフルエンサーマーケティングを実施したけれど、成果が見えない
対処法:実施の目的に適した指標を特定し、効果検証を行なう
効果検証で見るべき指標は、インフルエンサーマーケティングの実施目的によって異なります。目的を明確にした上で施策に取り組み、効果検証の際には「何を目的に、どんな変化を起こすためにインフルエンサーマーケティングを実施したか」に立ち返って、目的に適した指標を確認します。
例えば、認知獲得が目的であれば、インプレッション数やエンゲージメント数に加えて、UGC(ユーザーによるクチコミ)の数も見てみましょう。また、情報を届けられた人数だけでなく、「購買に繋がりやすい消費者に届けられたか」も重要です。
発信した情報に対してリツイートなどのアクションを起こしたユーザーが自社のアカウントをフォローしていれば、自社に興味を持っている「購買に繋がりやすい消費者に届けられた」と判断できます。
購買目的の場合は「施策の対象となる投稿経由でどれくらい売上があったか」を確認し、商品への関心を高めることが目的であれば、中間指標として指名検索数を確認しましょう。
不安(2)起用するインフルエンサーが、本当にブランドと相性が良いのかわからない
対処法:インフルエンサーの関心領域、フォロワー属性を確認する
フォロワー数が多いインフルエンサーであれば、必ずしも自社ブランドとの相性が良いとは限りません。インフルエンサーの投稿内容から、興味・関心をもっているテーマを分析し、ブランドへの熱量やブランドとの親和性が高いかを判断しましょう。
インフルエンサー自身だけではなく、インフルエンサーのフォロワーに対しても「自社のブランドに関心をもちやすいか」を考える必要があります。例えば、若年層に人気のインフルエンサーに高齢者向けの商品のPRを依頼しても、購買に繋がらない可能性が高いからです。
また、拡散に貢献しやすいフォロワーがどれくらい含まれているかも重要です。Twitterであれば「情報拡散に協力してくれそうか」「フォロワーからさらにUGCとして拡散されそうか」、Instagramであれば「PR投稿を見てUGCを投稿してくれそうなフォロワーがいるのか」を確認しましょう。
不安(3)インフルエンサーに、ただPR投稿をしてもらうだけになっている
対処法:リレーションシップを構築し、「共創」できる関係性を目指す
「インフルエンサーマーケティングといえば、PR投稿をしてもらうだけ」と考える方が多いかもしれません。
その考えでは、インフルエンサーをペイドメディア(広告枠)と捉えています。インフルエンサーは人です。最大の効果を得るためには、インフルエンサーとブランドとの良いリレーション構築も重要です。
良いリレーションシップが構築できれば、案件をきっかけにブランドを認知した後、新商品の情報を伝えることで自然発生的にクチコミをしてくれるかもしれません。また、次のような「共創」や長期的な取り組みも実現できるでしょう。
・インフルエンサーにコンテンツを監修してもらう
・インフルエンサーに動画やライブ配信へ出演してもらう
・インフルエンサーと商品を開発する
・単発のPR投稿ではなく、長期的に起用してSNSプロモーションにおける「商品の顔」になってもらう
ホットリンクがSNSマーケティングを支援しているジョンソンヴィル様が、インフルエンサーを起用した取り組んだ事例記事もご覧ください。
参考:ジョンソンヴィルが取り組んだインフルエンサーマーケティング。成功のカギはインフルエンサーとブランドの「共創」
不安(4)インフルエンサーリストが枯渇してきた
対処法:ビッグデータ分析からのインフルエンサー発見を検討する
インフルエンサーリストの作成・アップデートには、データ分析が活用できます。
ホットリンクでは、ブランド想起に繋がるインフルエンサーを提案する独自サービス「データエビデンスドキャスティング」を提供しています。データ分析によって、ブランドへの発言回数やブランドとの関連度、影響度、波及度、コミュニティ解析などからユーザーを抽出し、最適なインフルエンサーを可視化します。
フォロワー数だけでなく、データ分析からのインフルエンサー発見も、ぜひご検討ください。
よくある不安を解消して、目的達成のためのインフルエンサーマーケティングを
インフルエンサーマーケティングは、SNSプロモーションの代表的な手法のひとつです。多くの企業が取り組む一方で、目的が明確でないまま実施に至っているケースも少なくありません。みなさんが「よくある不安」を解消し、インフルエンサーマーケティングの効果を最大化されることを願っています。
ホットリンクでは、データエビデンスドキャスティングに加えて、SNSユーザーの属性分析やUGCと売上の相関分析も行なっています。
TwitterやInstagramをはじめとするSNSマーケティングの支援実績が多数あるため、SNSはもちろん、マーケティングの全体像をとらえ、SNS運用などと掛け合わせた全体最適のインフルエンサーマーケティングの提案も可能です。
興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。サービス内容のご紹介資料は、こちらからダウンロードいただけます。