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この記事の内容
最終更新日:2020年12月3日
新型コロナウイルスの影響は、人々の生活を一変する事態に発展しています。政府による緊急事態宣言発令と、各自治体からの外出自粛要請。激動のさなかにある今、私たちにできることはないだろうか。そんな思いから、ホットリンクは各界のリーダーをゲストに招き、時代の変化に対応するヒントを探るカンファレンス「#NEWWORLD2020」を開催することとなりました。
#NEWWORLD2020 - 各業界をリードする15名をゲストに激動の時代のマーケティングを語る|イベント・セミナー|ホットリンク2020年4月22日〜5月1日の平日の7日間にかけ、毎回異なるゲストを招いて行う当カンファレンスでは、オンライン会議ツールZoomを使用。リリースからわずか3日という期間にも関わらず、3,000名以上の方々にお申し込みいただきました。
DAY1のゲストは、カラス代表/エードット取締役副社長の牧野 圭太さんと、スナックミー CEO & co-founderの服部 慎太郎さん。当社CMOの飯髙とともに、私たちが今できること、この時代をポジティブにとらえるための考え方を語っていただきました。※DAY1は二部構成形式
〜第一部 カラス代表/エードット取締役副社長 牧野圭太〜
飯髙悠太(以下、飯髙):僕が牧野さんに声をかけた時、牧野さんの方から「コピーとロゴやろうか」と言ってくれたじゃないですか。自ら引き受けてくれたのはなぜですか?
牧野圭太(以下、牧野):僕自身、一週間前は本当に気が滅入っていたんです。みんなが大変な思いをしているのに、自分は何もできない。自分たちは今後どうしていくべきかと、ナーバスになっていました。
牧野:だからこそ飯髙さんの声がけは嬉しかったし、勇気づけられました。きっと飯髙さんのことだから、コピーもロゴもまだ作っていないだろうと思ったので(笑)「(コピーとロゴを)やらせてほしい」と願い出たんです。
飯髙:完成したコピーは、自分が言葉にできていないものがかたちになっていて、とても嬉しかったです。カラスやエードット、お客さまにはどんな変化がありましたか?
牧野:3月〜4月のプロモーションや新商品発表は、状況が一変してストップしましたね。次第に「この状況は一時的ではなく、継続するのかもしれない」と思いはじめました。
ここ一週間で「変わらなきゃいけない以上、今できることを探そうよ」という認識に変わったと思います。皆が状況の変化を冷静にとらえられるようになって、ようやく前を向き始めることができたという感じです。
それくらい、コロナウイルスは精神的な影響が強かった。「また同じ状況になったらどうしよう」っていう、恐怖も生まれた気がします。
飯髙:劇的な変化のなかで、牧野さん自身が今後やっていきたいことはあります?
牧野:noteにも書いたんですが、コピーを書いたことで自分が救われたという思いがありました。
参考:「新しい世界にこんにちは。 #NEWWORLD2020」カラスの社長の個人的なnote|note」
そして、今は世界が変わるものすごい機会なんじゃないかなって思えたんです。それを踏まえて、GW終わりにローンチしていきたいサービスを考えています。
飯髙:どんなものですか?
牧野:超ベタなんですが、今後はリモート会議が定着すると思うので、背景を販売するサービスをつくりたいなと。たとえば、今って動物園に行くことができないじゃないですか。なので動物園に協力してもらって、パンダとかの写真を撮影してもらう。それをサイトで販売して、動物園に売上の8割を寄付するというサービスを考えています。
飯髙:全部教えてくれた(笑)。それめちゃくちゃいいですね。サービスを使うことで、動物園を守れるわけだ。
牧野:今はオンラインを通じて、「背景」でコミュニケーションすることができるじゃないですか。「え、その背景なに?」って。そこで「これ、上野動物園のパンダなんだ」という世間話が生まれて、また見に行きたいねという話の流れが生まれたらいいですよね。
飯髙:サービス同様に、多くの企業のプロモーションも変化が求められていますよね。ポカリスエットはその代表的な事例だと思うんですが、牧野さんが見ていて「いいな」と感じたものはありますか?
参考:「ポカリスエットCM|「ポカリNEO合唱」篇 60秒 Youtube」
牧野:マクドナルドやフォルクスワーゲンといった企業が、ソーシャルディスタンスを意識してロゴを切り離したデザインで呼びかけをしたんです。
参考:「感染リスク低減へ「距離をとって」、企業各社がロゴで呼びかけ」CNN.co.jp
僕もこの件をツイートしたんですが、炎上みたいになっちゃって。「ただロゴを変えただけで、意味なんてあるの?」という声もいただきました。ですが僕は、広告には啓蒙活動としての役割が、絶対にあると思っているんです。デザインを通じて、距離を置くという概念が広がる。それってすばらしいことじゃないですか。
自分たちのリソースを使って、社会に貢献する企業もすごいなと思います。たとえばガリバーは、医療従事者の方々1万名に、最大3ヶ月クルマの無償提供することを決定しました。
参考:「ガリバー「新型コロナウイルス対策クルマ支援」―24時間で1万人超の応募 当面は、緊急性の特に高い医療従事者と短期利用者を優先。その他の長期利用希望者に対しては順次対応へ。」IDOM Inc.
飯髙:人的リソースがかかるし、売上も厳しいなかで、簡単にできる決断ではないですよね。
牧野:多くの企業が苦しい状態で、無償で社会に貢献する企業が増えています。一方でこのあとのフェーズでは、しっかり経済を回していく必要性が生まれるでしょう。そんな思いで、背景のサービスを企画しました。
飯髙:どの企業も、社会のためを思って活動していると思います。ただコロナ禍が落ち着いたとき、その活動がどれだけのブランドリフトにつながるかわからない。だからこそ、今後ビジネスでは大きなゲームチェンジが起こる気がします。そこには思わぬところでビジネスにつながるような、明るい部分もあると思うんです。
飯髙:マーケティング活動も今までと同じとはいかないじゃないですか。牧野さんは今後、マーケティング活動をどう行っていくべきだと思いますか?
牧野:コロナ禍によって、大きな「社会の文脈」が生まれたと思います。プロダクト開発や広告も、ここからは逃れられない状況がしばらく続くんじゃないでしょうか。
そこで強く感じたのは、「機動力」の重要性です。多くの企業はこれまで、年単位で予算を考えるのが当たり前でした。しかし今、1年後の予測はほぼできない。それを考える暇があったら、来月何をすべきかを考えるほうが大事です。今後はそんな機動力の高い組織が、世間を賑わすニュースをつくることができるんだと思います。
飯髙:確かに今後、いかに素早く新しいチェンジができるかは成功の要因になる気がします。最後に、視聴者の皆さまへ伝えたいことはありますか?
牧野:誰もが難しい局面にいますが、一方で多くのチャンスも眠っています。世界が変わるチャンスを与えてくれているのが、今の状況かなと思うんです。このタイミングで何ができるかを、参加いただいた3,000人の方々が全力で考えることができたら、きっと世の中はもっと面白くなる。NEWWORLDというコピーは、そんな願いでつけました。
伝えたいことはたくさんありますが、この状況だからこそ、ポジティブで楽しい「面」を広げていきましょう。
〜第二部 スナックミーCEO & co-founder 服部慎太郎〜
飯髙:コロナ禍による外出自粛が始まったタイミングで、スナックミーは「オツマミー」や、和菓子屋さんと提携して商品を作るなどの新サービスを打ち出したじゃないですか。どんな狙いがあったんですか?
服部慎太郎(以下、服部):どちらのサービスも、新型コロナウイルスが騒がれ始めたころに企画しました。以前から、「スナックミーでおつまみがあればいいのに」というリクエストがあったんです。外出自粛で自宅で過ごす人も増えて、そのニーズに応えられる方法は何だろうか。そこで生まれたサービスが「オツマミー」でした。
参考:「おうち飲みのお供に。「オツマミー」はじめました」おやつ体験BOX snaq me(スナックミー)|note
飯髙:スイーツはまた違う観点で生まれたプロダクトですよね。
服部:はい。実は今日、京都の老舗和菓子メーカー・美濃与食品と共同開発した生スイートポテトをリリースしました。
参考:「自分たちができることを。店舗向け商品の需要が減ってしまった生産者様と共同開発したスイートポテト。」|おやつ体験BOX snaq me(スナックミー)|note
お菓子屋さんの多くは、観光者向けの商品を販売しています。そこが今、大打撃を受けているんです。苦境にある生産者の方々の現状を知り、「なにかできないか」という思いから、この企画が生まれました。
1ヶ月半前は「新しいことを始めてもいいのか」と及び腰な雰囲気だった気がします。しかし新型コロナウイルスの影響が続き、もとに戻るシナリオは難しいかもしれないという認識が広がりました。そこで、とにかく何かチャレンジしようと気持ちを切り替えたんです。
飯髙:スナックミー自体は、コロナウイルスでどんな影響を受けていますか?
服部:全体の売上には、大きな影響がありません。しかしミクロの視点だと、ユーザーのマインドが変わってきたと感じます。
当初、お菓子は生活必需品ではないので、家計から真っ先にカットされるんじゃないかと予想していました。しかしリモートワークや外出自粛によって、楽しみが減ってしまったなか、「スナックミーが楽しみになっている」という声を頂く機会が増えました。こんな状況だからこそ、僕たちのプロダクトが役に立てるシーンもあるんだと実感しています。
飯髙:スナックミーの現状から、人々の可処分時間が変わったことで、人々の消費行動が変化していることが伝わります。服部さん自身は、withコロナ、afterコロナをどうとらえていますか?
服部:以前は「この状況はいつか元に戻る」という認識でした。しかし牧野さんが考えた「NEWWORLD」というコピーを見た時、元の世界には戻らない、不可逆的な変化を痛感しました。変わり続ける世界に、どう対応するか。落ち着くのを待つんじゃなくて、積極的に動かなければ、時代に取り残されると今は考えています。
牧野さんが話した事例のように、生スイートポテトも無償で提供するという話がありました。しかし僕個人としては、持続可能性も重視したかった。ずっと続けなきゃ意味がないと思って、ビジネスとして回る取組みに切り替えました。
飯髙:スタートアップを立ち上げた服部さんだからこそ聞いてみたいんですが、この状況でスタートアップが気をつけるべき点はなんですか?
服部:覚悟が必要というのは大前提で、今のお客さまがなぜ、自分たちのサービスを使ってくれるのかを考えて、プロダクトをチューニングする必要があると思います。コロナ以前と今とでは、求められていたことは異なります。お客さまと丁寧にコミュニケーションを取りながら、サービスの前提を見直す。これは小回りの効くスタートアップだからこそ、できることじゃないでしょうか。
飯髙:ちゃんとユーザーを見つめ直し、なぜこの人が事業を使っているのか透明化することが必要なんですね。
服部:スタートアップに限らないかもしれませんが、同規模の他社をライバル視して、彼らの成功事例を真似てみたいと思いがちです。そうではなくて、今のタイミングで、自分たちがやるべきことは何かなと考えるべきです。
小さいスタートアップ同士がライバル視しても、意味がありません。僕たちにとって、市場を大きくすることがとても重要です。それを実現するには、お客さまと向き合うしかないと思います。
飯髙:スナックミーとして、お菓子の市場をどう広げるかはとても重要ですよね。今後企業のマーケティングのあり方も、変化が求められるなかで、スナックミーはどうしようと考えていますか?
服部:「誰に何を伝え、何を売るか」をもう一度考え直す必要があると思います。
サービス当初は無添加のお菓子をはじめ、いい商品をお客さまに届けるという文脈がありました。今後はスナックミーで得られる体験を、より重視していきたいです。僕たちのサービスの競合は、街のカフェでの一息でした。自宅にいる時間が長くなるなかで、カフェにいる気分を味わいたいという隠れたニーズに、より強く訴求することができるでしょう。刻一刻と状況が変化するなかで、人々が何を重要としているのか。その声を聞きつつ、自分たちのサービスを見つめ直すことが必要に思えます。
飯髙:最後に参加者の皆さまへ、メッセージをお願いします。
服部:今起きている変化は、元には戻らないと受け入れた上で、適合しないといけないものです。大変な時期ですが、自分自身を見つめ直してこの変化についていけば、個人としても会社としても強くなれると思っています。
新しい世界で強くなるんだというマインドで、積極的に動いていきましょう。
――牧野さん、服部さんありがとうございました。
DAY2のレポートはこちらから。
ひとりではなく皆で。加速度的に変化する時代で私たちができること #NEWWORLD2020 DAY2
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