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この記事の内容
手に取りやすく、「美味しい」「食べたい」などのクチコミも出やすく、人にオススメもしやすい。そのような観点で、食品はUGC(ユーザーによるクチコミ)の活用や、インフルエンサーを起用した施策と相性が良い商材です。
しかし、売上アップなどの成果につながる形で実施できている企業は、まだまだ多くありません。そこでホットリンクでは、2024年5月に「食品メーカーの売上アップを実現するインフルエンサーマーケ」と題したオンラインセミナーを実施しました。
インフルエンサーマーケティング支援事業を推進する、当社コンテンツディレクション部の伊藤舞が、売上アップを実現するインフルエンサーマーケティングのポイントを解説。また、クリエイター兼料理研究家であるぼく・イラストレシピさん(以下、ぼくさん)をゲストとしてお招きし、クリエイター目線でのクリエイティブ作成のコツや投稿のパフォーマンスを上げる方法をご紹介いただきました。
本記事では、ウェビナーのダイジェストをご紹介します。
(執筆:サトートモロー 編集:倉内夏海)
登壇者紹介
ぼく・イラストレシピさん クリエイター兼料理研究家。2024年8月現在、X(旧Twitter)で61.9万人のフォロワーを抱え、YouTubeチャンネルの登録者数は4.1万人を突破。これまでに12冊の書籍を出版し、著書『ぼくのおやつ』は第1回「料理レシピ本大賞 in Japan」のお菓子部門で準大賞を受賞。 ■X:https://x.com/boku_5656 ■YouTube:https://www.youtube.com/c/ぼく5656 ■ブログ:https://www.bokuno.work/
伊藤 舞 株式会社ホットリンク CNS事業本部 コンテンツディレクション部 部長 広告代理店に約2年勤務し、インフルエンサーマーケティングの運用からレポーティングまでを担当。2021年、ホットリンク入社。ファッションやアルコール飲料メーカーのクリエイタータイアップを始めとする企画やディレクション業務に従事。現在はCNS事業本部・コンテンツディレクション部の部長を務める。
そもそもインフルエンサーマーケティングとは、特定の分野や領域で影響力を持つインフルエンサー(クリエイター)に自社ブランドや製品を紹介・宣伝・PRしてもらい、認知拡大や売上アップにつなげるマーケティング施策を指します。
従来のマーケティングは「企業が消費者へ一方的に発信する」のが主流でした。しかし、この方法では潜在顧客の関心を引くのが難しいという課題がありました。
インフルエンサーは一般ユーザーから派生した存在であるため、企業よりも身近で芸能人よりも手が届きやすく、自分事化されやすい存在です。インフルエンサー施策では「生活者視点を持ち、共感性が高いコミュニケーションが取れる」「既にフォロワーから信頼されている人を通してPRする」といった、従来型ではできなかった訴求が可能です。
また、現在は情報爆発の時代であり、生活者が目にするメディアや興味関心の分散も加速しています。企業側がデジタル上で生活者と接点をもつためには、無数にある情報の中から「ユーザーに見つけてもらえる情報」を投稿する必要があります。
しかし、生活者側のインサイトを見ると、依然として企業発信の宣伝情報に対してネガティブなイメージを抱きやすい傾向があります。特にインターネット広告について、7割以上のユーザーが「鬱陶しい」というイメージを持っているという調査結果(※)もあり、企業にとってはさらに不利な状況だと言えます。
このような観点からも、インフルエンサーを介した情報の発信が有効だと考えられます。
※出典:【広告・CM意識調査】を実施「広告を見たい」はわずか13%、一方「興味関心にあったクリエイティブなら必要」は39.4%
さらに、インフルエンサーにはそれぞれ独自の表現フォーマットがあります。その型に則ることで、よりユーザーライクなコンテンツ生成が可能になります。これらの特性を活かすことで、企業の発信は「ユーザーに見つけてもらえる情報」となり得ます。
しかし、ユーザーに見つけてもらうだけでは、購入につながる可能性は低いと言えます。購入確率を高めるためには、「質の高い認知」や理解促進が欠かせません。
人が商品やサービスの購入に至るまでのステップを分解した「ブランドカテゴライゼーション」の概念を用いて解説します。
【人が「買いたい」と思う商品やサービス】 手に入れることができる →そのなかでも、名前を知っている →そのなかでも、特徴を知っている →そのなかでも、好意的な選択肢として思い浮かぶ(2~3ブランド) →そのなかでも、最初に思い浮かぶ
「手に入れることができる」から始まり、下層にいくほど購買確率は上がっていきます。つまり、単純に「名前を知っている」だけでは購入確率は低いと言えます。
重要なのは、自社の商品やサービスが「好意的な選択肢として、最初に思い浮かぶ」ユーザーを増やすことです。 そのためにも、インフルエンサーがもつ「メディアとしての信頼性」と「多角的な表現」を活かして、情報を目にしたユーザーの態度変容を促せるような質の高いアテンションの獲得を狙う必要があります。
ここまでインフルエンサーによる発信の強みを解説してきましたが、具体的には、どのような投稿が質の高いアテンションの獲得につながるのでしょうか。
数多くの食品メーカーとコラボレーションしてきたぼくさんが考える、インフルエンサー施策を成功に導くポイントを3つご紹介します。
「メディアとしての信頼性の高いクリエイター」とは、クリエイターがユーザーから「有益な情報を提供するアカウントである」と判断されている状態を指します。定量的に捉えると、ユーザーからのエンゲージメントの高さが指標となります。
「有益なアカウントである」とユーザーに認識される要素としては、レシピの豊富さ、クリエイティブの質、ファンとのコミュニケーションが挙げられます。
ぼくさんは、多くのレシピ投稿で万単位のインプレッションを獲得しています。ユーザーからの信頼を獲得するために、どのようなことを実践しているのでしょうか。
ぼく:
投稿で意識しているのは、まず写真のシズル感です。具体的には、ナパージュ(上掛けゼリー。スイーツのツヤ感やフレッシュ感を演出するのに用いる)やチーズなどを使用して、直感的に「美味しそう」と感じてもらえる絵作りをしています。
ラムネやサイダーのシュワシュワ感のあるレシピや、子供と一緒に調理・料理できるものも、よく投稿しています。
自分の場合はレシピをイラストにして投稿しているので、イラストにした際にカッコよい見た目になるものを意識して作ったりもします。例えばチーズを伸ばしてみたり、モチモチな食材を潰してみたり、飲み物の透明度をイラストで表現するなどです。
「フライパン1つで作れる」など、身近にあるクッキング道具で作れるレシピを投稿するというのも意識しています。特にオーブンを使わないレシピが多いです。意外と皆さん、オーブンを嫌う傾向があるので(笑)。
トースターで焼くケーキなど、「オーブンを使わなくてもこんなに素敵な見た目のお菓子が作れるんだ!」という驚きがあって、バズにつながることが多いです。
ぼくさんは、コンテンツの「投稿時間」にもこだわっていると話します。夜・深夜・朝と3つの時間帯に分けて投稿することで、ユーザーに見つけてもらえる可能性を高めているそうです。
ぼく: まず21〜22時に1つ目のポストを投稿します。会社から帰宅したサラリーマンや、家事を終えてゆっくり過ごしている主婦の方々を想定して、この時間に設定しているんです。
2つ目のポストは0時前後に投稿します。真夜中でお腹が空いている方や、深夜に活動している方に見ていただくのが主な目的です。特におつまみ系のレシピは、この時間帯にバズることが多いです。
そして、翌朝の7時から8時ぐらいに3つ目のポストを投稿するか、前日の投稿をリポストします。そうすると、朝の時間帯にも主婦層やサラリーマンの方々にアプローチできます。
最近、周りのイラストレーターさんや料理クリエイターさんから、「Xになってから、コンテンツがタイムラインに出てこなくなった」という話をよく聞きます。実際に自分のサブアカウントで確認してみると、フォローしているのにも関わらず、メインアカウントの投稿が表示されないことがありました。
そこで、投稿回数を増やすことでタイムラインに表示される確率を底上げできたらと思い、実行しています。
食品系のコンテンツでは、「作ってみたい」「食べてみたい」という興味を引くために、それぞれのレシピに合わせたシズル感が非常に重要です。食事系だけでなく、おやつやデザートなど幅広いジャンルを扱う場合、様々なシズル感の演出が求められます。
ぼくさん曰く「撮影する際は、その食べ物の魅力をどこに持っていくかを考えることが大切」とのこと。
例えば、キャラメルを垂らす様子を撮影したり、もちもちした食感のある料理なら、ちぎる瞬間の写真や動画を撮影するなどの工夫をしています。チーズが伸びる瞬間の撮影も反響が出やすいと言います。また、レシピには載せていなくても、見た目を演出する目的でナパージュを使用することもあるそうです。
さらに、ぼくさんは写真の撮影技術を高めるための取り組みも重点的に行なっています。
ぼく: 見た目からも美味しさが伝わってくる写真を撮れるようになるために、仲の良い料理研究家たちで「撮影勉強会」を行っています。
私がXに投稿し始めた2013年頃は、100円ショップのお皿に料理を乗せて、携帯で写真を撮るだけで十分でした。それが今や、美しい・カッコよい写真を求められる時代になっています。料理を作ったりレシピを投稿したりするクリエイター側も、カメラの腕を磨いていく必要があると感じています。
自分ももっと撮影技術を高めていきたいと考えており、機材をそろえたり撮影方法を工夫したりするようになりました。子どもが大きくなってからは、日中の撮影が難しくなったので、夜中にシズル感のある写真が撮れるような環境作りも行ないました。
現在のXではアルゴリズムの影響で、フォロワーに対しても投稿が表示されにくくなっています。表示確率を上げるためには、プラットフォームに「ユーザーの興味関心を集めているアカウントだ」と判断される必要があります。
投稿して終わりではなく、ユーザーに情報を届ける「デリバリー」の部分にも目を向けるべきだと、ぼくさんは話します。具体的にどのようなことを実践しているのでしょうか。
ぼく: 意識していることはいくつかありますが、フォロワーさんとのコミュニケーションは積極的に行なっています。そのために、自分の投稿に気軽にコメントをしてもらえるような関係性づくりが非常に大事だと考えています。
また、料理研究家同士でも積極的にコメントし合うようにしています。投稿に1~2個リプライが付いているだけで、他のフォロワーさんもコメントしやすくなるので。
ぼくさんの投稿では、毎回数え切れないほど多くのUGCが発生しています。ユーザーとのコミュニケーションの一例として、ユーザーによる投稿をぼくさんがリポストすることもあります。
それによって、クリエイターの投稿→UGCの発生→クリエイターによるUGCのリポスト→新たなUGCの発生……といったサイクルの構築が期待できます。
企業側がクリエイターを選定する際は、インフルエンサーがフォロワーとどのようなコミュニケーションをとっているかにも、目を向けてみましょう。
ホットリンクでは、効果的なコンテンツ配信方法として、インフルエンサー施策と広告配信を組み合わせることを推奨しています。
オーガニック投稿で高い評価を得ているクリエイティブは、広告利用時も配信効率が良く、より多くのユーザーの注目を集める傾向があります。質の高いクリエイティブを広告配信することで、新たなユーザー層の獲得や認知度の向上が期待できます。
インフルエンサーの投稿・UGC・広告配信を組み合わせることで、購買ファネルの入り口となる「認知」「興味関心」や最終的な購入(コンバージョン)を拡大させます。
ホットリンクは長年のソーシャルビッグデータの分析をもとに、SNSマーケティングの成功に向けて、インフルエンサーマーケティング、UGC活用、各種SNSのアカウント運用をご支援します。
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今回ご登壇いただいた、ぼくさんを起用した特別パッケージもございます。レシピ開発やイラストによるSNS投稿、イラストを使用したショート動画作成、イベント出演に対応可能です。
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