SNSコラム

≪必見≫実務に役立つ!ソーシャルデータ分析で大切な「検索キーワード」の設定のコツ

2017年06月06日
SNSコラム

最終更新日:2023年6月12日

本日は、"≪必見≫実務に役立つ!ソーシャルデータ分析で大切な「検索キーワード」の設定のコツ"と題して、業務に活かせるソーシャルデータ分析のコツをご紹介します。

≪必見≫ソーシャルデータ分析の基礎知識!7つのステップで基本をマスターでは分析の目的、課題を設定し、データ分析、そして分析結果の見方などを7つのステップでお伝えしました。

今回は、ソーシャルデータ分析の実務担当者の方向けに、データ収集の段階において重要な「検索キーワード設定」のコツをお伝えしたいと思います。

ソーシャルデータ分析における検索キーワードの設定は「絞込み」が重要!

ソーシャルデータ分析の実務担当者なら、ツールを使って作業を開始するとき「どんなキーワードを設定したらよいか?」と悩まれる経験も少なくないのではないのでしょうか?設定するキーワードは、競合分析や市場分析、風評被害対策などの分析目的や分析内容によって変わります。今回は中でも「製品名」を例に挙げて説明していきたいと思います。

ここでまず、検索キーワードの設定で覚えるべき2つのポイントをご紹介します。

ポイント1:設定するキーワードは製品の公式名称だけではない!

設定キーワードは、製品の公式名称だけではありません。場合によっては非公式な名称や略称など「消費者(ユーザー)がその製品を指すときに使いそうな単語」も対象に設定する必要があります。もし正式名称だけで検索キーワードを設定した場合、正式名称以外のキーワードをつぶやいているユーザーの口コミを取れず、有益なデータの取得する機会を失ってしまうかもしれないため、気を付けましょう。

ポイント2:“スパム”など本来取りたい口コミとは関係ないものも多く投稿されている!

世の中には“スパム”と呼ばれる、本来の口コミと関係のないものがたくさん投稿されており、その中から消費者が発言したものを的確に抽出するために絞り込みをしなければいけないケースも多々あります。

ソーシャルメディアはユーザーが自由に発信している分、設定するキーワードでは絞込み方に少し工夫が必要です。
上記のポイントを踏まえて、検索キーワードの設定作業の手順をお伝えしたいと思います。

検索キーワードの設定作業の手順はこちらです。

①正式名称、略称、英語表記、片仮名表記、平仮名表記など、ユーザーに呼ばれそうなキーワード全てをOR条件で設定して、幅広く検索にヒットさせる。

以下、マクドナルドやスターバックスの例のように複数のワードを設定しましょう。

②上記で検索した結果の頻出関連語や口コミ本文を見て、関係のない投稿が含まれていないかをチェックする。

③関係ないものがあれば除外する。

ここまでキーワード設定におけるポイントと検索キーワード設定作業の流れをお伝えしました。続いて、無関係な投稿を排除する方法を詳しく説明したいと思います。

無関係な投稿を排除してしっかりデータクレンジング!

先の③にあった無関係な投稿を排除するには、以下のような方法が挙げられます。

A.スパム排除機能を利用する。

アフィリエイトなどの商業目的の口コミやTwitterのBOTなどをシステム的に除外します。
BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長をはじめ有料の分析ツールを利用することで、ある程度の除外は簡単に行うことができます。

B.除外キーワード条件を設定する。

関係のない投稿があれば、その無関係な投稿にしか使われない特有のキーワードを除外キーワードに設定してみましょう。有料ツールによくある関連語や共起語と呼ばれる一緒に出てくる単語の解析結果から判断すると、より多くのものを抽出できるので効率的です。

除外キーワードの例としては、以下が挙げられます。
例)送料無料,オークション,激安,即決,…

C.絞込みキーワード条件を設定する。

検索の対象としている製品とは全く別のジャンルで同じ名称が使われているケースなど、多様なパターンがあって除外キーワードだけでは厳しい場合があります。その際は、検索の対象とする製品の利用シーンなどに関係ありそうなキーワードで絞込みをしてみましょう。

絞込みキーワードの入れ方として、「マクドナルドのマック」と「Appleのマック」を例に挙げてご紹介します。

マクドナルドのマックを検索でヒットさせたいとき

パソコンのマックを検索でヒットさせたいとき

必要に応じて2と3を繰り返し、関係のない口コミがなくなったら、キーワード設定は完了です。次のステップであるデータ分析に進むことができます。

いかがでしたか?検索キーワードの設定はソーシャルデータ分析のデータ収集段階において、分析に必要なデータを抽出する重要な作業です。なぜなら、ノイズ(無関係な投稿データ)を多く含んだまま分析しても、意味ある結果が得られなくなってしまう場合があるからです。

ただし、検索キーワードの設定に完璧を求めるとキリがないため、結果に大きく影響しない程度のノイズ量は許容範囲として、作業を進めていくのがよいでしょう。

検索キーワード設定のコツをおさえて、ぜひ実務で活用してみてくださいね。

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