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「社員の強みを活かす」組織は、何を大切にしているか

2026年06月17日
働き方・カルチャー・制度

最終更新日:2026年6月17日

 ホットリンクが人材育成で大切にしていることのひとつが、「社員の強みを活かす」という考え方です。 

 自分の好きなことや得意なことを理解し、その領域を磨く。
 そして、誰からも頼られるような「強み」として昇華し、お客様や組織に貢献する。 

 この方針を、SNSマーケティング支援事業の立ち上げ期から貫いてきました。

 本記事では、ホットリンクが創業期から「社員の強みを活かす」ことにどう向き合ってきたのか、AIの登場によって変わりつつある「強み」の形、そして「強み」を活かして活躍している社員の共通点などをお伝えします。

※本記事の内容は2026年6月時点の体制・運用に基づきます。将来的に変更となる可能性があります。

(取材協力:松井豊、関根陽子 取材・執筆・編集:野々村咲恋)

創業期の戦い方が、「強みを活かす」育成の原点に

 ホットリンクが現在の主力事業であるSNSマーケティング支援事業を本格的に立ち上げたのは、2018年ごろのことです。

 現在と比較すると、当時のSNSマーケティングは、まだまだ未開拓の領域でした。そしてホットリンクも、SNSマーケティング支援事業を立ち上げて間もないフェーズにあり、社員数も限られていました。

 前例のない領域で、限られた人数でスピード感を持って事業を伸ばすには、特定の領域において突出した「強み」をもった人材に活躍してもらうことが重要でした。苦手な領域を克服してもらったり、得意な領域以外のスキルまで平均的に底上げしたりするよりも、突出した「強み」を存分に発揮してもらう方が、事業の成長スピードもお客様に提供できる価値も上げていける、と考えたのです。

基礎なくして、尖った「強み」は生まれない

 「社員の強みを活かす」と聞くと、「入社したら自分の得意なことだけをやればいいの?」と感じる方もいるかもしれません。

 もちろん、入社後は自分の「強み」を磨き、それを活かして活躍してほしいと考えています。ただ、「強み」を発揮していくには、その土台として、業務遂行のための基礎スキルが必要です。  

 ホットリンクは、お客様の課題解決や成果に向き合う会社です。このため、お客様とのコミュニケーション能力や論理的思考力、マーケティングに関する情報収集力など、事業内容に紐づく基礎的スキルは、入社時点で一定レベルが求められます。

 ただし、新卒・第二新卒の場合は入社後のオリエンテーションや各種研修を通じて、社会人としての土台や業務の基礎スキルを習得してもらうところからサポートします(※1)。

その後、基礎的なスキルが身についてきたら、その人ならではの「強み」を伸ばしていく形で、キャリア支援を行っていきます。

(※1)新卒・第二新卒の育成については、こちらの記事もご覧ください。
入社1~2年目から最前線へ。若手がチャレンジできる環境は、こうしてつくられている

 また、本人が認識している「強み」やそのレベルと、他者から見たときの「強み」やレベルにギャップがあれば、その溝を埋めていくことも重要です。中途・新卒社員を問わず、本人が「私はこれが強いんです」といえる領域があったとしても、他者から見ると、まだ伸びしろがある場合もあります。   

 だからこそ、磨けばもっとお客様に貢献できると感じる自分の「強み」と向き合い続け、「誰が見ても強い」といえる状態を目指してもらうことも、人材育成において大切にしている観点です。

 基礎があるからこそ、「強み」を尖らせていける。ホットリンクの育成は、このような前提のうえにあります。

AI時代に問われる新しい「強み」

 ここまで紹介してきた「社員の強みを活かす」という考え方は、創業期から続くホットリンクの人材育成の方針です。

 しかしながら、AIの登場によって、人間だからこそ発揮できる「強み」が大きく変わりつつあります。ホットリンクもまた、時代の変化に合わせて「強み」の捉え方そのものをアップデートしようとしています。

 たとえば、これからより価値が高まっていくのは課題発見力や仮説構築力などの「問いを立てる力」、そして最終判断や決裁といった「意思決定の力」でしょう。

 また、AIが学習しているのはすでに世の中に存在している情報です。裏を返すと、AIの学習データに入っていない領域には、AIでは代替できない価値が残ります。世の中にまだないノウハウや一次情報を生み出せる力、前人未踏の領域に踏み込める力をつけることは、AI時代の新たな「強み」になっていくでしょう。 

 もうひとつ大切なのは、自分の「強み」をAIとどう掛け合わせていくか、という視点です。 

 実際、社内ではすでにAIを活用して自分の「強み」を磨いている社員も見受けられます。
 分析が得意な社員は定型業務をAIに任せ、より深い洞察に時間を使う。コミュニケーションが得意な社員は、AIで情報整理を効率化し、お客様との商談の精度を高めることに集中する。

 このように、AIは「強み」を奪うものではなく、「強み」をさらに伸ばすための手段として、社員それぞれの発想で活用が進んでいます(※2)。

(※2)ホットリンクでは、全社を挙げてAI活用を推進中です。社内のAI活用の事例や取り組みがわかる記事もご覧ください。
採用ブログ「ホットピ」AI・Web3

「強み」を活かして活躍する人は、何が違うのか

 それでは、ホットリンクで「強み」を活かして活躍している社員には、どのような共通点があるのでしょうか。

活躍している社員に共通する5つの傾向

 当社で「強み」を発揮している社員には、共通して以下の傾向が見受けられます。

  • 自分の得意・不得意を理解し、自己開示できている
  • 「強み」をどう使えば成果につながるかまで考えている
  • 不得意なことに対して、自分なりの対処の仕方を持っている(人に任せる、AIを使うなど)
  • 周囲と協力して成果を出している
  • 「強み」にあぐらをかかない

 なかでも特徴的なのが、4つめと5つめの項目です。

 ホットリンクには、社員が共有する共通の行動指針を定めた5つの「バリュー」があります(※3)。 

 そのうちのひとつが、「One team – チームで成し遂げる」 というバリューです。これは、「一人でできることには限りがあるからこそ、お客様や社会への本質的な価値提供のために、チームや部門、ときには会社の枠を越えて協力し合う」ことを示した行動指針です。

(※3)参考:5つのバリューについて、以下の記事で詳細を解説しています。
掲げるだけで終わらせない。ホットリンクの5つの「バリュー」について

 自分の「強み」を活かしている社員には、このOne teamというバリューを実践している人が多く見られます。「自分はこれが得意です」で終わらず、 自分の「強み」をチームの中でどう機能させるかまでを考えて実行している社員は、結果的に成長スピードが速い傾向にあります。

 もうひとつ、特筆すべき特徴が「強み」にあぐらをかかないという姿勢です。

 人事総務部・部長の松井豊さんは、このようにコメントしています。

▼松井さんのコメント   
 「強み」を活かして活躍している社員ほど、学びを止めない印象があります。「自分はこれが得意だから」と言ってあぐらをかき、そこで新しい学びを得ることを止めてしまう人。あるいは、「これ以上は追求しなくてもいいや」と、悪い意味で満足してしまっている人はほとんど見かけません。 

 むしろ「強み」のある領域に関することほど、最新の情報をチェックしたり、向上心を持って学び続けたりしている人が多いです。「得意・好きだからこそ、自然とやってしまう」といった感覚で、「好きこそものの上手なれ」 を体現している社員が活躍していると感じます。

仕組みとしては、まだ理想通りではない

 一方で、「社員の強みを活かす」という育成の方針が、仕組みとして整備しきれているわけではありません。

 個々の特性に合わせた業務の割り当ては、意識的に行われ続けています。 
 とはいえ、 個人の「強み」をどう見極め、それをどう発揮していくか は、本人や現場の上長の感覚に委ねられている部分があります。組織全体として、本人の「強み」が最大限に活きる仕事のあり方を検討し、判断していくところまでは、まだ十分に踏み込めていないのが現状です。 

 今後は、「強み」の定義をより具体的に言語化していくこと、そして、言語化された「強み」を評価や育成に一貫して反映していく仕組みを、これまで以上に整備していきたいと考えています。属人的な感覚に依存せず、再現性のある形で実現していくための制度や環境の整備が、私たちの今の課題です。

「強み」を活かして活躍している社員の声

 それでは、実際に自分の「強み」を活かして活躍している社員の声をご紹介します。自分自身の「強み」とどう向き合い、どのように仕事に活かしているのか、聞いてみました。

河井勇樹さん(入社7年目・MVP受賞者)

所属:コンサルティング営業本部・ソリューション営業部 フィールドセールスチーム リーダー

2020年、ホットリンク入社。マーケティング本部でインサイドセールスを経験後、広告運用を担うアドテクノロジー本部で金融サービス業界などのお客様を担当し、リーダーを経験。現在はコンサルティング営業本部のフィールドセールスとして、既存顧客へのコンサルティングやチームマネジメントなどに従事。

▼本人の声
 私の「強み」は、最後までやり抜く力です。

 営業という職種柄、提案の機会が多いのですが、商談によっては広範囲かつ詳細な提案を短期間でまとめなければならないこともあります。そのような難しい局面で、チームや関係部署の皆さまから協力を得ながら無事に受注できたときは、自分の「強み」であるやり抜く力を発揮できたと感じました。 

 知力、体力の両方が求められる場面が多い職種だからこそ、今後も目の前の業務をやり切り、お客様の成果につながる支援を積み重ねていきたいです。

※参考:河井さんのインタビュー記事はこちら
売ることがゴールじゃない。お客様の本質的な課題に向き合う、コンサル営業の仕事哲学

柏木佑芽さん(入社4年目・バリュー賞「Growth hack(※4)」受賞者)

所属:アドテクノロジー本部・アドテクノロジー1部 リーダー

2023年、アパレル業界を経て、未経験からホットリンクに入社。アドテクノロジー本部で広告運用業務に従事し、現在は主に食品やコスメ業界などのクライアントを担当。2024年上半期、ホットリンクの社内表彰にてバリュー賞「Growth hack」を受賞。

▼本人の声
 私の「強み」は、丁寧に・着実に業務を進めるところです。

 ホットリンクには、手を挙げればなんでも挑戦できる環境があります。私は、自部署の広告運用業務だけではなく、キャンペーンの設計やクリエイティブの制作進行、コンサルティングなど、他部署の業務にも挑戦してきました。初めての業務や未経験の領域へのチャレンジを重ねていくなかで、大事にしてきたのは、社内のメンバーやお客様に確認しながら一つひとつ丁寧に仕事を進めることです。それによって、スケジュールの遅延やミスを防ぎ、安定した進行を実現してきました。

 現在、私はアドテクノロジー1部でリーダーを務めています。今後は、自分の「強み」である丁寧さ・着実さを活かしながら、チームのメンバーが働きやすく、アドテクノロジー本部全体がより円滑に業務を進められるような仕組みづくりや業務改善に取り組んでいきたいです。

(※4)バリュー賞「Growth hack」とは……
「バリュー賞」は、ホットリンクが年2回実施している社内表彰式で授与される賞のひとつ。前述した5つのバリューそれぞれに対して設けられています。「Growth hack ―成長し続ける―」は、市場や業界の変化のなかでもお客様に価値を提供し続けるために、常に学び、自ら成長し続けることを指針としたバリューです。

大沢拓海さん(入社6年目・バリュー賞「Enjoy change(※5)」受賞者)

所属:コンサルティング営業本部・アナリティクス部 リーダー

2021年、ホットリンク入社。メディア運営やWeb広告業界で、営業や経営企画などの業務を幅広く経験。SNSデータ分析を専門とし、企業のマーケティング課題に対する調査・分析を担当。データドリブンな提案活動を支える分析レポートの作成や業界・市場動向の調査に従事。AIを活用した分析フレームワークの設計・開発にも取り組む。

▼本人の声
 私が思う自分の「強み」は、複雑なものを相手に伝わる形へ変換する「表現力」です。

 分析も提案も、業務の仕組みづくりも、「正しく作る」だけでは、相手に届かないことがあります。だからこそ、相手が何を知りたいのか、どこで迷うのかを想像しながら、言葉や見せ方などの表現を工夫することを大切にしています。入社後は、SNSの分析業務や分析フレームの作成に携わるなかで、この「強み」を活かしてきました。

 また、私には職人気質なところもあり、分析フレームの使い勝手や、分析結果の見せ方など、細部までこだわって磨き込んでしまうこともあります。
 こうした自分ならではの表現力やこだわりを、これからもチームやお客様のために活かしていきたいです。

※参考:大沢さんのインタビュー記事はこちら
求む!愛を持ってお客様に接するカスタマーサクセス。顧客理解のカギは、好奇心&洞察力 

(※5)バリュー賞「Enjoy change」とは……
「バリュー賞」の解説については、(※4)「Growth hack」の注釈をご覧ください。「Enjoy change ー変化を楽しむー」は、市場や業界が激しく変化するなかでも新しいスタンダードを生み出していくために、従来の「当たり前」にとらわれず、自ら変化を起こし、その変化を楽しむことを指針としたバリューです。

生田会梨さん(入社6年目)

所属:ソーシャルメディアマーケティング本部・ソーシャルメディアマーケティング1部 リーダー

Webマーケティング事業会社やライバー活動と並行して、営業や新規事業開発の業務委託を経験後、2021年に第二新卒としてホットリンク入社。現在は主に大手通信会社やエンタメ業界のクライアントを担当。

▼本人の声 
 私の強みは、興味を持ったことには自ら手を挙げて挑戦していく主体性、そして相手に合わせて情報を整理し、伝え方を工夫するコミュニケーション力です。

 私はソーシャルメディアマーケティング本部に所属していますが、「fasme」という女性向けメディアのX(旧Twitter)アカウントの運用も兼務していました。以前から知っていたメディアだったこともあり、「X運用の責任者をやってみたい」と挙手したことが兼務のきっかけでした。当時は責任者として、情報の届け方の工夫はもちろん、fasmeのInstagramのアカウントやWebサイトなど、他の媒体とも連携体制を取り、成果創出に努めました。

 現在は、新たな支援案件やマネジメントにも挑戦しています。なかには約6年にわたって伴走し、信頼関係を築いてきたお客様もいらっしゃいますが、相手に合わせて伝え方を工夫するコミュニケーション力が、こうした長期的な関係づくりに活きていると感じます。 
 今後も、興味を持ったことには積極的に挑戦し、自分の可能性を広げていきたいです。

※参考:生田さんのインタビュー記事はこちら
ホットリンクで描く、若手のキャリアアップストーリー。新卒・第二新卒社員が見つけた夢とは 

ホットリンクと一緒に、自分の「強み」を伸ばしていきませんか?

 最後に、ホットリンクで働くことに興味をお持ちの方に人事からのメッセージです。 

 私たちは、「自分の強みを周囲にどう還元できるか?」といった視点を持てる方や、チームワークを重視し、チームの中で自分の「強み」を活かすことに価値を感じられる方と一緒に働きたいと思っています。 

 自分の得意・不得意に向き合いながら、時代や状況の変化に合わせて自分の「強み」をアップデートする。

 そのようにして成長し続けたい方と、ぜひ一度カジュアル面談でお話できるとうれしいです。 

 ホットリンクは、これからも社員一人ひとりの「強み」に寄り添い、その価値を発揮できる会社でありたいと思っています。

 現在、SNSプロデューサーやコンテンツディレクターなど、さまざまなポジションで一緒に働くメンバーを募集しています。募集職種の一覧はこちらから。

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