SNSコラム

YouTubeショート広告とは?出し方・費用・入稿規定を解説

更新日:2026年6月18日
公開日:2026年6月18日
SNSマーケティング

YouTubeショート広告に興味はあるものの、「出し方や費用がわからない」「売上につなげるショート動画活用がわからない」と感じているご担当者は多いのではないでしょうか。この記事では、YouTubeショート広告の仕組み・費用・出し方といった基本から、ショート動画を活用して指名検索数増加や売上アップにつなげるコツまでを、実務目線で解説します。

YouTubeショート広告とは?縦型短尺動画の広告フォーマット

YouTubeショート広告とは、YouTubeの縦型短尺動画フィード「ショート(Shorts)」の視聴中に表示される、9:16の縦型フォーマットの動画広告です。スマートフォンでショート動画を上下にスワイプしながら視聴している合間に、自然な形で差し込まれます。

YouTubeショート広告とは

ショート動画はここ数年で爆発的に利用が拡大しており、この巨大な視聴接点に、低コストで広告を配信できる手段がYouTubeショート広告です。

YouTubeショート広告の仕組みと表示される場所

YouTubeショート広告は、Google広告を通じて配信します。ユーザーがショートフィードを縦スクロールで視聴している最中に、通常のショート動画と同じ縦型のレイアウトで広告が再生される仕組みです。

 

広告は主に「動画リーチキャンペーン」や「P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーン」といったキャンペーンタイプを通じて、ショート面に配信されます。配信面はショートだけに限定されるわけではなく、通常のYouTube動画やGoogleの各種面にも横断的に届く設計になっている点が特徴です。

通常のYouTube動画広告との違い

従来のYouTube動画広告は、横型(16:9)の動画を通常の視聴画面の前後や途中で再生する形式が中心でした。一方でショート広告は、縦型・短尺で、スマホでの視聴体験に最適化されている点が大きく異なります。

 

視聴者は能動的に次々と動画を送りながら見ているため、冒頭の数秒で興味を引けるかどうかが、横型広告以上にシビアに問われます。「ながら見」ではなく、フルアテンション(画面いっぱいの没入視聴)で再生される分、印象に残りやすい一方で、つまらなければ即座にスワイプされてしまうフォーマットだと理解しておくとよいでしょう。

YouTubeショート広告のメリット

YouTubeショート広告が注目を集めているのは、低コストでありながら、若年層を中心とした幅広い層に高いエンゲージメントで届けられるからです。ここでは代表的なメリットを整理します。

スマホの「すきま時間」に低コストでリーチできる

最大のメリットは、通勤や休憩などの「すきま時間」に、低い費用でリーチを獲得できる点です。後述するようにYouTubeショート広告はCPM(1,000回表示あたりの費用)課金が中心で、少額の予算からでも始められます。テレビCMのような大きな初期投資を必要とせず、数万円規模からテスト配信できる手軽さは、中小企業や新規ブランドにとって大きな魅力です。

若年層への到達力とエンゲージメントの高さ

ショート動画はZ世代を含む若年層の利用率が特に高く、テレビをあまり見ない層にもアプローチできます。縦型・全画面で再生されるためフルアテンションを獲得しやすく、視聴維持率やエンゲージメントが高くなりやすい点も見逃せません。

Google広告の強力なターゲティングを活用できる

YouTubeショート広告はGoogle広告の基盤に乗っているため、年齢・性別といったデモグラフィック、興味関心、カスタムセグメント、過去の行動に基づくリマーケティングなど、精緻なターゲティングを活用できます。「誰に届けるか」を細かく設計できるため、ただ広く配信するだけでなく、自社の見込み顧客に絞って効率よくリーチできます。

 

メリットを整理すると、YouTubeショート広告は「低コスト」「高いリーチ」「若年層への到達」「高エンゲージメント」「精緻なターゲティング」という強みを兼ね備えています。ただし、これらの強みを成果に変えられるかどうかは、後述するクリエイティブとKPI設計にかかっています。

YouTubeショート広告の費用と課金形態(料金相場)

YouTubeショート広告の費用は、主にインプレッション課金、TrueView課金が中心です。少額の予算からでも始められます。まずは課金形態と費用相場を押さえておきましょう。

課金形態と費用相場

YouTubeショート広告の課金形態は、配信するキャンペーンタイプによって異なります。代表的な課金形態を整理すると、以下の通りです。

課金形態

概要

インプレッション課金

広告が表示された回数に応じて料金が発生

TrueView課金

下記のいずれかで課金が発生

・動画を 10 秒間(10 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴する

・動画広告の行動を促すフレーズ(CTA)をクリックする

・動画広告の [高評価]、[コメント]、[共有] ボタンをクリックする。

 

ショート面のリーチを主目的とする動画リーチキャンペーンでは、インプレッション課金、あるいはTrueView課金が基本になります。費用相場はターゲティングや競合状況によって変動しますが、CPM(1,000回表示単価)でおおむね数百円程度から配信できるケースが多く、少額予算でも十分にテストが可能です。

費用対効果を高める予算設定の考え方

予算設定では、いきなり大きな金額を投じるのではなく、まずは少額でテスト配信し、クリエイティブとターゲティングの組み合わせを検証することをおすすめします。インプレッション単価やTrueView単価だけを見るのではなく、視聴維持率やリンククリック、その先の指名検索や売上まで含めて費用対効果を判断することが重要です。

 

「CPMが安いから良い広告」とは限りません。安く大量に表示されても、消費者の購買検討時にブランド 想起されなければ意味がないからです。費用は「いくらで表示できたか」ではなく、「いくらで想起と売上を生めたか」で評価する視点を持っておきましょう。

YouTubeショート広告の出し方(設定手順)

YouTubeショート広告の出し方は、Google広告でキャンペーンを作成し、ターゲティングと縦型クリエイティブを設定する流れで進みます。ここでは大きく3つのSTEPに分けて、出稿の手順を解説します。

STEP1|ショート動画をYouTubeチャンネルにアップロードしておく

まずGoogle広告アカウントを用意し、広告に使う動画をYouTubeチャンネルにアップロードしておきます。動画は限定公開に設定しておくこともできます。

STEP2|キャンペーン設定

次に、新しいキャンペーンを作成し、キャンペーンの目標とキャンペーンタイプを選択します。

 

キャンペーンの目標については、ショート面へのリーチや再生を狙う場合は「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」を、コンバージョン獲得まで含めて自動最適化したい場合は「販売促進」や「見込み顧客の獲得」などを選ぶのが一般的です。

YouTube広告のキャンペーン目標設定

「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」を選択するとキャンペーンの最適化で重視される指標を「動画再生回数」「リーチ」「YouTubeチャンネル登録とエンゲージメント」から選択できます。

「動画再生回数」を選択するとTrueView単価がもっとも安くなるように最適化されます。「リーチ」を選択するとリーチ単価が安くなり、できるだけ多くのユーザーにリーチできるように最適化されます。「YouTubeチャンネル登録とエンゲージメント」を選択するとYouTubeチャンネルへの登録とエンゲージメントを最大化することができます。

キャンペーン目標の設定

キャンペーンタイプではYouTubeのマークがついているタイプから、選択が可能です。

キャンペーンタイプ

STEP3|配信面/広告フォーマットの設定

続いて、「広告フォーマット」の設定が表示されるので、「YouTubeショート広告」にチェックを入れます。ショート面以外に配信したくない場合は「スキップ可能なインストリーム広告」や「インフィード広告」からチェックをはずしておきます。

キャンペーンタイプ

STEP3|配信面/広告フォーマットの設定

続いて、「広告フォーマット」の設定が表示されるので、「YouTubeショート広告」にチェックを入れます。ショート面以外に配信したくない場合は「スキップ可能なインストリーム広告」や「インフィード広告」からチェックをはずしておきます。

配信フォーマットの選択

STEP4|入札戦略・ターゲティング設定

予算、入札戦略、ターゲティングを設定します。1日あたりの予算や配信期間を決め、デモグラフィック・興味関心・カスタムセグメント・リマーケティングリストなどから、届けたいオーディエンスを指定します。自社の見込み顧客がどのコミュニティ・どの文脈にいるのかを見極めて、ターゲットを設定しましょう。

STEP5|縦型クリエイティブの入稿と審査

STEP1でアップロードした縦型(9:16)の動画クリエイティブのURLを貼り付けて広告として設定します。あわせてリンク先URLや行動を促すCTA(Call To Action)を設定しておきます。

動画の入稿

 

STEP6|公開と審査

キャンペーンを公開すると広告審査に進みます。審査を通過すれば配信が開始されます。

 

審査には通常数時間から1営業日程度かかります。広告ポリシーに抵触する表現があると審査落ちするため、誇大な表現や規定違反がないかを事前に確認しておきましょう。

YouTubeショート広告の入稿規定・動画仕様(縦型・尺・解像度)

YouTubeショート広告で成果を出すには、縦型を前提とした入稿規定・動画仕様を正しく満たすことが前提条件になります。主な仕様を表で整理します。

 

項目

推奨・規定

アスペクト比

9:16(縦型)が理想。スマホ全画面に最適化

動画の長さ

最大60秒。動画広告の最大の長さは3分ですが、ショート広告の場合最初の60秒のみ再生されます。50秒の時点でオーバーレイが表示されます。推奨は15〜50秒程度です。

解像度

縦型の高解像度(フルHD相当以上が望ましい)

ファイル形式

YouTubeにアップロード可能な一般的な動画形式

音声

音声オフでも伝わる設計(テロップ・字幕推奨)

説明文

半角 90 文字(全角 45 文字)以内

 

特に意識したいのが、アスペクト比と冒頭の尺です。横型のまま流用するとショートフィードで余白が目立ち、視聴体験を損ないます。必ず縦型で制作し、最初の数秒で要点が伝わる構成にすることが、ショート広告の基本作法です。音声をオフにして視聴するユーザーも多いため、テロップで内容が伝わるように作る配慮も欠かせません。

成果につながるYouTubeショート広告クリエイティブのコツ

YouTubeショート広告の成否は、クリエイティブで8割が決まると言っても過言ではありません。視聴者がスワイプで次々と動画を送る中で、いかに立ち止まらせ、記憶に残すかが問われます。

冒頭3秒で離脱を防ぐ構成

同じYouTube広告でもスキップ不可のインストリーム広告などではスキップが不可の仕様のためじっくり見てもらうことが可能です。一方でショート広告では、冒頭3秒で視聴者の興味を引けなければすぐにスワイプアップしてスキップされてしまいます。スキップ率を下げるためには、最も伝えたいメッセージや、思わず手が止まる問いかけ・ビジュアルを、動画の先頭に配置しましょう。商品名やロゴをゆっくり見せる悠長な導入は、最後まで見られないまま離脱される原因になります。

 

加えて、音声オフでも内容が伝わるテロップ設計、最後に行動を促す明確なCTAの設置も、成果を左右する基本要素です。複数パターンのクリエイティブを用意し、A/Bテストで反応の良いものを見極めていく運用が効果的です。

「バズ」ではなく「想起」を設計する視点

ここで一歩踏み込みたいのが、ショート広告で消費者のブランド想起を形成するという視点です。再生数が伸びても、肝心のブランドが記憶に残らなければ、購買のタイミングで思い出してもらえません。露出が増えても指名検索が伸びない、というのはショート広告でよく起こる落とし穴です。

ホットリンクでは、X(旧Twitter)上の会話データやUGC(ユーザー生成コンテンツ)を分析し、「自社ブランドが、どのコミュニティで、どんな言葉・文脈で語られているか」を起点にクリエイティブを設計します。担当者のセンスや勘ではなく、データを訴求の根拠にすることで、「思い出されるための文脈」を狙って作り込めるのです。クリエイティブを属人化させず、想起につながる接点を再現性高く積み上げる考え方が重要になります。

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YouTubeショート広告で指名検索につなげるKPI設計

YouTubeショート広告のKPIをCPVや直接のCPAだけに置くと、ショート動画広告の実際の効果を見失うことになります。再生からブランド想起、指名検索、売上までを一本の線で管理する設計に切り替えましょう。

成果につながるKPI設計では、配信から売上までを段階的に追跡します。購買ファネルに沿って整理すると、以下のようになります。

 

段階

主要KPI

役割

配信

インプレッション・リーチ・再生数

量の確保

認知

エンゲージメント

質の確保

関心

プロフィールアクセス・リンククリック

行動喚起

想起

想起率調査

記憶定着

指名検索

指名検索数・検索シェアの変化

選ばれる兆候

売上

指名流入数・CV・売上接続

最終成果

 

このように再生数の先にある「想起」「指名検索数」「売上」まで追跡することで、経営層にも費用対効果を説明できる運用になります。

YouTubeショート広告に関するよくある質問

最後に、YouTubeショート広告に関して検索者からよく寄せられる質問に、端的にお答えします。

  1. YouTubeショートに広告を出すには?

Google広告でキャンペーンを作成し、「動画リーチキャンペーン」などを選んで縦型動画を入稿することで配信できます。YouTubeチャンネルへの動画アップロードとGoogle広告アカウントが必要です。

  1. YouTubeショート広告の費用はいくらですか?

おおむねCPM数百円程度から配信できます。少額予算でテストを始め、効果を見ながら増額するのが基本です。

  1. YouTubeショート広告の長さは?

最大60秒まで再生されますが、視聴維持の観点から15〜30秒程度が推奨されます。冒頭数秒で要点を伝える構成が重要です。

  1. YouTubeショート広告はスキップできますか?

スワイプでスキップされます。

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ホットリンクでは、X上の会話データ・UGC分析を起点に、リール広告をはじめとするショート動画広告のクリエイティブ設計から配信・効果測定までを一気通貫でご支援しています。「バズ」ではなく「指名検索」を伸ばすことを成果指標に置き、再生数・想起率・指名検索数・売上まで一本の線で管理するKPI設計が特徴です。

 

サービス提供範囲は、UGC・会話データ収集、ブランド文脈分析、競合・カテゴリ比較、ターゲットコミュニティ把握といったデータ分析フェーズから、動画企画・構成設計、台本・シナリオ制作、撮影・編集、A/Bテスト用バリエーション制作のクリエイティブフェーズ、さらに配信設計・ターゲティング、媒体別運用、パフォーマンス分析、指名検索・UGC計測、PDCA改善提案までをワンストップでカバーします。

 

「YouTubeショート広告に取り組んでいるが、売上に繋がらない」「指名検索を増やしたいが、何を起点に設計すべきかわからない」「クリエイティブが属人化していて再現性がない」といった課題をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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