SNSコラム

フォロワーを増やしたいあなたへ #まなぼうSNS

2021年03月16日
#まなぼうSNS | SNSコラム

最終更新日:2023年6月12日

こんにちは。今回の「#まなぼうSNS」を担当する、マーケティング部部長のムロヤ(@rmuroya)です。
ホットリンクとしてのマーケティング活動の推進や、クライアントのソーシャルメディアマーケティングのコンサルティングなどに日々取り組んでいます。

SNSを頑張ろうと思ったとき、真っ先に「フォロワー数を伸ばしたい!」と考えてしまう人は多いかもしれませんね。

ところで、フォロワーを増やしたあとで、あなたはどんな言葉を届けたいのですか?
なぜ、多くの人に届けたいのですか?

アカウント運用は「SNSの、オウンドメディアとしての活用」です。

お客様となりうるフォロワーがアカウントに集まっていれば、それ相応の効果も期待もできます。例えばアパレルなら、モールや広告に頼らなくても、自社ECや店舗に集客できるようになりますよね。自社の投稿を拡散してくれるコミュニティができれば、強いアカウントの基盤形成にもつながるため、オウンドメディアを育てるメリットは大いにあります。フォロワーが多いに越したことはありません。

とはいえ、ビジネスモデルや課題の状況によっては、フォロワー数を伸ばしてオウンドメディアを強化する以外にも、効率的な方法があるかもしれません。

一生懸命、アカウントの投稿を作って自分(企業)の言葉で発信するよりも、信頼性の高い第三者に発信してもらう(=クチコミを多く生む)方が、今のビジネス課題を解決できる可能性はありませんか?

やたら、フォロワー獲得目的のキャンペーンを連発していませんか?

フォロワーの「数」ではなく、本当は「質」を重要すべき状況となっていませんか?

ビジネスの規模的に、自社のフォロワーを増やすよりも、その分のコストを普通に広告に振り向ける方が、効率が良かったりしませんか?

本当に成し遂げたいことを思い出しましょう

フォロワーを増やすことで、本当にゴールに近づくのか。
フォロワーを増やすこと自体が、ゴールになっていないか。

フォロワー数は、良くも悪くも目立つ数字です。外から誰でも見えます。競合と比べてフォロワー数が多いか少ないか、簡単に見比べられます。フォロワーが伸びれば、脚光を浴びることだってできます。要するに、分かりやすい指標として評価されやすいのです。

でも、一度立ち止まって考えて頂きたいです。

果たして、それでいいのでしょうか。
本当に出したい成果はそこなのでしょうか。

SNSを個人で活用している人にしても、本当になりたい姿から目を背けていませんか?
フォロワー数を増やす行為は、本当にあなたのキャリアを満足させるものですか?

キャリアアップのための実力向上や実績づくりをおそろかにしている間に、SNSをやらずにせっせと実力を磨き、実績を積み重ねているライバルに抜かされてしまうかもしれません。

フォロワー数を増やせば「なにか特技を持っているすごい人」のように思われる確率は高まるでしょう。でも、肝心の「すごい人」だと証明する実績や能力を身につけない限り、仕事のオファーが舞い込み続けることは、難しいのではないでしょうか。

企業がSNSをビジネス活用する際に作りがちな「メディア型のInstagramアカウント」についても、少し書いてみます。
商品の直接的な紹介はほとんどせずに、お役立ち情報をひたすら発信しているようなアカウント、ありますよね。たとえていうと、化粧品を扱っている会社なのに、商品のPRよりも「暮らしのコツ」みたいな情報発信を行なっているアカウントです。

商品が属するカテゴリに関した、あらゆる有益情報を発信するアカウントにすれば、商品情報のみを発信しているアカウントよりは、フォロワーを集めやすくなるとは思います。簡単に数十万フォロワーには達するでしょう。フォロワーを多く集めた成功事例として取り上げられるかもしれません。

ただ、確かに目に見えてフォロワーは増えると思いますが、売上/利益へのインパクトはどれぐらい見込めそうでしょうか。
その施策にかけたマーケティング投資が他の施策よりも効率が良いのかも、しっかり考えておきたいところです。

フォロワー数を増やすという「手段」を否定しているわけではありません。しかし、その「手段」が課題解決に効率的に結びつくかどうかは、状況によって異なります。

フォロワー数がKPIにならないときもある

「KPI」という言葉の意味を、きっと皆さんは説明できるはずです。
ですが、KPIの意義については、深く考えてみたことはありますか?

KPIは、KGIにつながる中間指標です。KPIだと思って設計した指標がグイグイ伸びたとしても、肝心のKGIが連動して動かなければ、KPIとは呼べません。動かない時点で、「Key」ではないですよね。ほしい最終結果につながりにくいのですから。

KPIマネジメントの本質が抜けていれば、簡単に目標設計を間違ってしまいます。
全然Keyじゃない指標を選んでいたら、貴重なリソースの浪費です。せっかくの自分の努力やチームの努力が泡になりますので、避けていきたいですよね。

SNSマーケティングの前に、マーケティングを考えましょう。
ビジネスを考えましょう。
お客様が喜ぶこと、お客様に選んでもらえることを考えましょう。

フォロワー数を増やすことで、あなたが必死に解決したい課題は解決しますか?

地味ですが、到達したいゴールから逆算していく思考が大切です。

言われてみればとても当たり前のことですが、人間は派手で目立った「HOW」に飛びつきやすい習性がありますので、あたらめて筆を取ってみた次第です。

KPI設計で迷うことが多い方は、お気軽にご相談ください。

室谷良平。マーケティング本部・マーケティング部部長、ホットリンク総研所長。2019年入社。各業界向けのSNS活用のメソッド開発や、企業のSNSコンサルティングに従事。大手企業のセミナー講師としても活動。著書に『1億人のSNSマーケティング』

 

ホットリンクでは、UGCを活用したマーケティングのご支援をさせていただいております。詳しくはTwitterマーケティングのページをご覧ください。また、SNSを活用した独自性の高いマーケティング施策で、クチコミによるファンの増大化と売上アップに成功した事例はこちらをご覧ください。

 

SNSを理解する無料動画を今すぐチェックしよう!

Twitter, Instagramマーケティングについてお悩みの方へ

プロ視点の解決策をご提案いたします!
まずはお気軽にご相談ください

03-6261-6933受付時間:平日9:00-18:00
今すぐ相談する24時間365日受け付けています
お問い合わせエリアのイメージ