SNSで自社の商品・サービスのUGC(クチコミ)を増加させたい方へ
ホットリンクは数多くの企業のSNS活用をご支援しており、UGC増加による売上アップ・認知拡大において成果を上げてきました。
<UGCが増加した事例>
- 菓子メーカーのUGC数が1年で8倍に増加
- 全米No.1ソーセージブランドのUGC数が9倍に増加
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SNS分析が重要とされる3つの理由
SNSマーケティングを行う際に、SNS運用のみに終始してしまうと十分な成果を挙げることはできません。
SNSマーケティングにおいて分析が重要とされる理由は3つあります。
①ユーザーの生の声を可視化できる
投稿した内容に対してどのような反応があるか、自社のブランドや商品の名前がどのように話題に上がっているかといったユーザーの生の声を聞くことは大切です。
ユーザーの声は、的確なマーケティング施策立案のヒントとなります。
②リアルタイムの声の収集がスピーディーな改善活動に
リアルタイムの声を収集できることから、スピーディーなPDCAを回せる点も大事です。
SNSには、発売された商品に対して即時的な反応が寄せられます。アンケート調査やグループインタビューなどでもユーザーの声を集めることは可能ですが、SNSは即時性という点で大きなメリットがあります。
寄せられた反応から施策の成果や商品の改善点が見えてくるため、ユーザーの声を常に拾い上げることがスピーディーなPDCAサイクルにつながります。
③競合との比較ができる
SNSは基本的にオープンなメディアのため、自社アカウントだけでなく競合の分析も可能です。競合アカウントを見ることで、
・競合はどれくらいのフォロワーを抱えているのか
・どのような投稿がエンゲージメントを獲得しているのか
・どのくらい話題に上がっているのか
といったことを分析できます。競合の分析ができれば、自社の施策に活かすことが可能です。
こうした観点から分析を行うと、消費者理解を進めることができます。
消費者を理解した上で仮説を立て、施策を練っていくのはマーケティングの基本です。
SNS分析のコツ① アカウント運用分析
SNS分析は、大きく「アカウント運用分析」と「クチコミ分析」の2つに分けられます。
自社のアカウントで投稿した内容を分析することはもちろん重要ですが、ユーザーが投稿しているクチコミの分析もすることで、SNSマーケティングの効果を最大化することが可能です。
Twitterアカウント分析の方法
Twitterには、「アナリティクス」という分析ツールが実装されています。
Twitterアカウントにログインし、左側の「もっと見る」から「アナリティクス」を選ぶと、自社アカウントの分析を見ることができます。

アナリティクスでは、指定した期間のインプレッションやエンゲージメント率、リツイート数、いいね数などを把握できます。月ごとの分析やトップツイートなども表示されるので、自社の投稿で人気のあるツイートや反応の薄かったツイートなどを把握することが可能です。
インプレッションやエンゲージメント率の増減を追うことで、何が原因で増減が起こったかを分析することもできます。
ほかにも、動画を投稿した場合はその再生数や再生率を確認できるなど、さまざまな分析が行えます。
Twitterの広告からWebサイトへどれだけ流入したかを知りたい場合は、GoogleアナリティクスでトラッキングコードをWebサイトへ埋め込むのと同じように、Twitterのアナリティクスから発行したタグを埋め込みます。こうすることで、Webサイトへの流入数やその後の行動をトラッキングすることが可能です。
Twitterアナリティクスを使いこなす方法はこちらのコラムでもご紹介しています。
X(Twitter)アナリティクスの使い方と、5つの効果的な分析手法
Instagramアカウント分析の方法
InstagramでもTwitterと同じように分析を行えます。
Instagramの場合、分析に使うツールは「Instagramインサイト」です。
Instagramインサイトを使うには、アカウントを個人用プロフィールからビジネスプロフィールに変更する必要があります。ビジネスプロフィールに切り替えるには、Facebookページを作成する必要がありますので注意してください。
ビジネスプロフィールに変更済みであれば、プロフィール画面の右上から「インサイト」を選択できます。
インサイトでは、投稿に対するいいねや画像・動画の閲覧数、1週間ごとのインプレッション数などを確認できます。

Instagramインサイトでとくに重要なのは、コンテンツの分析です。どの投稿が人気を集めているのかをよくチェックしましょう。
・どの投稿のエンゲージメント率が高いか
・どの投稿からプロフィールへのアクセスがあったか
・どの投稿からWebサイトリンクのクリックがあったか
などのデータも分かります。
これらの項目はビジネスチャンスにつながる内容なので、投稿内容を精査する際に参考にできます。
Instagramインサイトを使いこなす方法はこちらのコラムでもご紹介しています。
【分析のプロが教える】Instagramインサイトの見方と分析のポイント
Facebookアカウント分析のコツ
Facebookでも、Instagramと同じく「インサイト」の名前でさまざまな分析を確認できます。
Facebookページ上部の「インサイト」から、リーチ数やいいね!数、エンゲージメント数、フォロワーの増減などを確認することが可能です。
Facebookインサイトでは、フォロワーやいいね!数、リーチ、動画、ストーリーズなど個別の項目で詳細な情報を閲覧できます。インサイト内の情報は膨大なので、自社の投稿内容から必要な項目を絞ってチェックしましょう。分析期間やデータタイプを絞り、ExcelファイルやCSV形式でデータをエクスポートすることもできます。

SNS分析のコツ② クチコミ分析
SNSマーケティングでは、自社アカウントを分析するだけでなくクチコミを分析することも重要です。
SNSに書き込まれた生活者のクチコミを拾い上げ、マーケティングや改善活動に活かすための分析を行うことを、「ソーシャルリスニング」といいます。
ユーザーによる投稿はUGC(ユーザー投稿コンテンツ)と呼ばれ、SNSマーケティングでは重要視されます。
SNS時代における購買プロセスを観察すると、ULSSASという購買サイクルが見て取れます。
ULSSASとは、UGC、Like(いいね)、Search(SNSでの検索)、Search(検索エンジンでの検索)、Action(購買)、Spread(拡散)の頭文字を取った言葉です。

ULSSASは、UGCにいいねが付き、興味を持った人がSNSで検索し、買いたいと思った人がGoogleなどでブランドや商品などを指名検索し、購買につながり、購買したユーザーがSNSに投稿することでさらに拡散されていくというサイクルを示しています。
このサイクルを見ると、UGCが起点になっていることがわかります。
参考:SNS時代のマーケティングフレームワーク、「ULSSAS(ウルサス)」とは #ホットリンク|ムロヤ|note
ULSSASのサイクルを生み出すためには、ソーシャルリスニングを行い、消費者がどのようなトピックや文脈だとUGCを出しやすいのかなどを探ることで、良質なUGC創出を増やす施策を考えることが大切です。
また、ソーシャルリスニングはプロモーションの効果測定の面でも活用できます。
ソーシャルリスニングのメリットは、効果測定が難しいようなTVCMや新聞広告などの施策に対する反響(話題の度合い)がユーザーのクチコミから分かったり、投稿内容を分析することで会社・商品がどのように語られているのか、定性的な調査ができる点にあります。
アンケート調査だと調査完了までに数日かかるところが、SNSなら即座に投稿内容や分析結果が知れる即時性もメリットのひとつです。
クチコミ分析の手法例はこちらのコラムも参考にしてください。
【活用例】クチコミ分析で、隠れた声を拾いにいく
当社データアナリストによるMarkeZineの連載もございます。
ソーシャルリスニング2.0 - TwitterからはじめるSNSのデータ活用一覧
エゴサーチとソーシャルリスニングツール
ソーシャルリスニングの手段には、「エゴサーチ」と「ソーシャルリスニングツール」があります。
エゴサーチとは、企業名やブランド名、商品名などで検索し、どのような反応があるかを探す方法です。SNSやQ&Aサイト、掲示板などでも行えます。
ただしエゴサーチだと、
・クチコミの収集に時間がかかる
・有用な情報の合間にノイズが多い
・データの整形に時間がかかる
など、効率よく有用なデータを集めるには難しい点が多く、小規模なブランドや商品に限られるといえます。
そこで利用できるのが、ソーシャルリスニングツールです。
ソーシャルリスニングツールでは、キーワードのトレンド性をチェックしたり、キーワードを比較したり、キーワードから連想される言葉の抽出をしたりできます。
自社のブランドや商品がクチコミに登場した頻度を定量的に把握できるだけでなく、予想外の関連ワードから新しい施策を考案することも可能です。
的確な分析から施策につなげよう
各SNSはただ運用するだけでなく、十分な分析を行い、マーケティングに活かすことが重要です。
定量的なデータからきちんと分析を行えば、それを土台に仮説を立て、クリティカルな施策に活かすことができます。
分析ツールを駆使し、顧客視点ベースの施策につながるSNSマーケティングをぜひ行ってください。