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限りある時間で「狭く深くSNSを極めたい」 ハイパフォーマーが実践する、家庭と仕事を両立する方法

2021年12月14日
社員紹介

最終更新日:2022年3月3日

ホットリンクでは、さまざまな部署が一丸となってSNSマーケティング支援事業に取り組んでいます。なかでも、お客様へのヒアリングや戦略の立案を担当するのが、ソーシャルメディア事業本部・コンサルティング部に所属するコンサルタントたちです。

今回は、2021年8月の入社直後から、抜群のディレクション力を発揮しているコンサルタントの渡辺李咲さんにインタビュー。コスメ業界の知識が豊富で、ホットリンクメンバーからの信頼も厚い彼女の仕事術と、家庭との両立について伺いました。

(執筆:水落絵理香 撮影:小林一真 インタビュー&編集:倉内夏海)

 

インタビューに登場するメンバー

渡辺李咲(わたなべ・りさ)
IT企業の広報・PRを経て、国内化粧品メーカー2社で、デジタルを中心としたPRやEC・SNS運用に計6年間従事。2021年8月にホットリンクに入社。ソーシャルメディア事業本部・コンサルティング部にて、インテリアやコスメブランドなどのコンサルティングを担当。

「なんでもできる」を脱して、SNSの専門家に

―まず、渡辺さんの業務内容を教えてください。

渡辺:
インテリアやコスメブランドなどのコンサルティングと、案件責任者としての業務に従事しています。前職ではリーダー的なポジションに就いたことはなかったので、入社して間もない時期から責任のあるポジションを任せていただけて嬉しいです。

―以前は化粧品メーカーで、デジタル領域の業務を幅広く担当されていたと聞いています。転職を考えたきっかけは?

渡辺:
Webやデジタル周りの「何でも屋さん」になっていると気付き、危機感を抱いたことが始まりでした。

化粧品業界にいた頃は、自分が書いたプレスリリースが記事になったり、メディアキャラバンしたアイテムが雑誌に大きく載ったりと、大きなやりがいを感じていました。

ただ、デジタルの領域にそこまで強くはないチームだったので、業務の分類が進んでおらず、一人でほぼすべてのデジタル業務を担当していました。すると、いつの間にかなんでも屋さんになっていて…。

―なぜ「なんでも屋さん」に危機感を覚えたのでしょう? 幅広く業務をこなせるのも、素晴らしいスキルだと思います。

渡辺:
3年後の自分の姿を想像したとき、「広く浅くこなし続けるのは嫌だな」と思ったんです。

もともと、分かったふりをして仕事を進めたくないという考えがある上に、4歳の子供がいるので、業務にかけられる時間が限られている分、特定の領域に集中したい思いもありました。

「このまま何もアクションを起こさなかったら、3年後の自分はどうなっているか」を考えた結果、別の仕事にチャレンジした方がより良い3年後を迎えられると思い、転職しようと決めました。

―ホットリンクへの入社の決め手は、何だったのでしょうか?

渡辺:
ホットリンクの業務内容や勤務体系が、私の希望と恐ろしいほど合致していたからです。

転職活動をするにあたって、一旦自分の希望をすべて書き出してみました。次のようなものがありました。

 

・フルフレックスタイム制。もしくは、フルリモートが可能

・フルタイム勤務

・今までのキャリアが活かせる(PRやEC・SNS運用など)

・専門知識が身につく

 

書き出しながら、「全てを満たす会社が見つかったら奇跡だな」と思ったのですが、ホットリンクは完全に一致していたので驚きました。

それと、社風が良いと感じたことも大きかったですね。ホットリンクメンバーが登場しているインタビューをいくつか読んで、社内の雰囲気がとても良さそうだと感じていました。

ただ、こればかりは入社しないとわからない部分なので、あまり期待しないようにしていました。でも、入社してからもほとんどギャップは感じず、経営層も若手社員もモチベーションの高い方が多い印象です。

 

事業会社を経験しているからこそもてる「想像力」

―これまでのキャリアは、どのような場面で活かされていると感じますか?

渡辺:
いくつもありますね。まず、もともと事業会社にいたので、窓口に立つ方の状況がイメージしやすく、先方の意図を組んだ提案がしやすいです。

たとえば、SNSの投稿スケジュールについてお客様と打ち合わせをしているときに、なんとなく存在しているように感じるルールがあったり、スケジュールがかなりタイトになったりしていました。疑問に感じたので、自分の経験と照らし合わせ考えてみたんです。

もしかすると、以前取引のあった代理店が作成したフォーマットをそのまま利用していて、そこに合わせて無理やりスケジュールを決めて、投稿文も書いているのかも……と感じました。

渡辺:
そこで、「何を投稿するのか考えるのは大変ですよね。よければ投稿の内容や頻度について、こちらから提案させていただいてもよろしいでしょうか」とお伝えしてみたんです。

すると、担当者の方が「実はすごく大変で……」と本音を話してくださいました。信頼していただけたと感じた瞬間でしたね。自分が事業会社側を経験しているからこそ、内情を想像できたんだと思います。

―すばらしい配慮ですね! 前職での経験から「こんなコンサルタントなら信用できる」というイメージも、もっているのでしょうか。

渡辺:
まず、自分たちの業界を理解してくれていること。例えば前職時代、化粧品メーカーを担当するのに、薬機法を理解されていない方もいらっしゃいました。

あとは、できないことをはっきり言ってくれたり「この日までに素材をもらえないと、対応できないですよ」と、変にへりくだらずに伝えたりしてくれる方ですね。

ホットリンクのメンバーは、クライアントに寄り添いつつも媚びることはなく、良い関係性を築けているなと感じています。

―その他に、前職での経験が現在の業務に活きていると感じる部分はありますか?

渡辺:
あります。以前はSNS運用は完全に内製で行なっていたので、撮影ディレクションや投稿文の作成、運用などSNS周りの作業は一通りやりました。また、ひとつのブランドのEC・SNS・公式サイト運用を一人で担当していたので、複数のプロジェクトを同時進行するスキルが身につきました。

EC・SNS・公式サイトで足並みを揃えて情報発信をしないと、消費者にちぐはぐな印象を与えてしまいますよね。新商品発売時は、SNSで先出しして、ECサイトには発売日にしっかり公開されるようにして…と、情報公開のスケジュールがチャネルごとに違ったので、かなり厳密にスケジュール管理を行なう必要がありました。

すべてのタスクを頭で覚えておくには限界があるので、カレンダーやExcelにまとめてプロジェクトを管理していましたね。

店舗スタッフや営業スタッフとの連携も重要だったので、普段からコミュニケーションをしっかり取って、こちらからのリクエストやリマインドに快く対応してもらえるような土壌を作っていました。

SNS以外にも目を向けて、オフラインでのインプットも重視する

―より良いコンサルティングサービスを提供するために、取り組まれていることを教えてください。

渡辺:
お客様ごとに受注の背景やKPI、SNSアカウントの規模、予算、期初期末の時期などの要件が異なるため、それらの情報を一覧表にまとめて管理しています。

自社事業のみの対応をしていたところから、業種の異なる複数のお客様を担当させていただくようになり、正直なところ最初は混乱しました。SNSを担当する部署も企業によってバラバラですし、前提を把握するのに苦労しました。

なので一覧表を作り、案件ごとのKPIやアカウント規模などの基本的な情報に加えて、窓口の方とのコミュニケーションで気付いたことなど、できるだけ詳細に記載しています。

前職時代に、業界の事情や企業の特性を考慮しない、非現実的な提案を受けて不信感を持ったことがありました。だから、「自分はそうなりたくない」という思いが強いのかもしれません。

―情報のキャッチアップや、自己研鑽として取り組んでいることはありますか?

渡辺:
オフラインでのインプットを大事にしています。

SNSはあくまでも生活の一部です。オフラインで訪れた店や商品などを手に取って、「いいな」と思ってアカウントをフォローしたり、ハッシュタグ検索をすることって、たくさんありますよね。なので、最低でも月に一度は一人で出かけて、買い物をしたり外食をすると決めています。

自分がどんな時にSNSを開くか、投稿したくなるのか、SNSユーザーと近い感覚を忘れないように気を付けています。

「家庭との両立」は80%満足できるレベルを維持

―さて、渡辺さんには現在4歳のお子さんがいらっしゃいますね。家庭と仕事の両立にあたって、業務で工夫していることはありますか?

渡辺:
0~1歳の頃のように頻繁に熱を出して保育園から呼び出されることはなくなりましたが、どうしても外さなければならない状況が発生することも加味して、日々のスケジュールを管理をしています。

基本的なことですが、MTG以外の作業予定も1時間単位でカレンダーに入れて、空き時間の中でどこにどの作業を差し込むのかを、毎日始業時に組み立てるようにしています。

あとは、「今日やるのは厳しいな」とある程度の時間で割り切ることも大事だと思っています。そういう時は、時間が空いたらやろうと思っていたことに手を付けて、余裕をもって退勤できるようにしています。もちろん、「あと1時間あれば…」と思うことも多々あります(笑)。

あと、あくまでも個人的な意見ですが「家庭と仕事の両立」はかなり難しいと思っています。

家庭においては「しなくていいことは極力しない」と決めています。買い物は、基本的にネットスーパーを活用しています。自分が機嫌よくいることが子供にとっても一番良いと思っているので、できる限り楽をするように心がけてます。

仕事は、自分のタスクとスケジュール管理を徹底し、適切に周りのメンバーにタスクを割り振る。家庭のことは極限まで楽をした上でパートナーを頼る。ここまでやってようやく、80%くらい満足できているかなと思います。

―最後に、「こんな方と働きたい」「こんな方ならすぐに活躍できそう」という、渡辺さんの考えを教えてください。

渡辺:
本当は仕事が大好きだし新しいことにチャレンジしてみたいけど、子育て中だからセーブしなきゃ、子育てが落ち着くまで今の仕事を続けなきゃ……と思っている方に、ぜひチャレンジしてほしいですね。

女性に限らず男性も、子育て期に仕事をセーブしづらい雰囲気がまだあると思います。ホットリンクでは、会社として育児中の方を受け入れる気風があるので、安心してほしいです。

これは「ゆるく働けますよ」という意味ではなく、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを生み出す努力ができる人であることが前提になります。本当にハイレベルな人材であふれているので、子供がいる・いないに関わらず、プライベートを存分に楽しみながら一気に成長したいと思っている方にとって最高な環境だと思います!

渡辺さん、ありがとうございました!

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