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【社員1日密着】「できることはやり尽くした」その先へ。アパレルPR→SNSコンサルに転身してわかった、自分の新たな可能性

2024年11月05日
社員紹介

ホットリンクでは、さまざまな部署が一丸となってSNSマーケティング支援事業に取り組んでいます。

そのなかで、SNSコンサルティングやSNS運用代行といった業務を担うのが、ソーシャルメディアコンサルティング本部(以下、本文中では「コンサル部」の略称で統一)です。

コンサル部では、SNSの投稿作成や広告の効果測定、市場・競合調査、SNS戦略の提案など、SNSを活用したマーケティング支援を一気通貫で行っています。現在、同部署ではSNSコンサルタントとSNSアカウントの運用を代行するSNSアカウントディレクターを募集中です。

今回は、アパレル企業でのPR経験を活かし、SNSコンサルタントとして2024年4月にホットリンクへジョインした須賀さんにインタビューしました。業務の詳細や、ホットリンクへの印象などをお聞きしました。

また、オフィスでの1日にも密着! SNSコンサルタントの業務の全容をお伝えします。

(インタビュー:関根陽子・野々村咲恋“私がエレン” 執筆・編集:野々村咲恋“私がエレン” 撮影:サトートモロー)


インタビューに登場するメンバー

須賀 麻彩
ソーシャルメディアコンサルティング本部・アカウントコンサルティング1部。大学卒業後、大手アパレル製造小売の事業会社に入社し、店舗運営とSNS運用などを担当。その後2024年4月にホットリンクへ入社し、多岐にわたる業界のSNS運用支援を行っている。

「何でもできるPR」から「SNSのプロ」へ。須賀さんのキャリアシフト

―まず、須賀さんのこれまでの経歴についてお聞かせください。

須賀:私はもともとアパレル業界で働いていました。2社ほど経験し、販売員として現場で働いた後、PR業務やECサイトの運営を担当しました。

―アパレル業界を選んだ理由は?

須賀:シンプルに、服が好きだったからです。実家が洋服屋を営んでいた影響もあったと思います。「東京でアパレルの仕事を通じて広い世界を見てみたい」という気持ちがあり、アパレル業界からキャリアをスタートさせました。

―なるほど。なぜそこから、ホットリンクのような支援会社でSNSコンサルタントとして働こうと決意されたのでしょうか。

須賀:「事業会社でできることは全てやり尽くした」と感じていたんです。SNS運用も含め、PRとして一通りの業務は経験できましたが、業務の幅が広い分、「得意分野は?」と聞かれたときに答えに詰まってしまう。「何でもできるけど、特にこれができる!というものがないな……」と感じていました。

 そんななかで、一番やりがいを感じていたのがSNS運用だったんです。SNSの領域を伸ばしつつ、キャリアアップも目指せるような会社を探して、転職活動を行っていました。

―特にSNS運用にやりがいを感じていたのは、なぜなのでしょうか?

須賀:SNS以外のPR業務は、正直感覚的なものが多く、成果がわかりにくかったんです。例えば毎シーズンのビジュアル制作やバナー、ECサイト用の撮影などは、その先にある成果をどのように測定し、どのような指標で評価すればよいのか、わかりかねていました。

 しかし、ECサイトへの購入導線の約8割~9割がSNS経由だったことなど、SNSだけは成果が明確に数字に出ていたんです。「頑張ればちゃんと具体的な数字として反映されるのがSNSなのか」と実感していたことが、やりがいにつながっていたと思います。

本記事では、須賀さんのオフィスでの1日にも密着!「出社したら、まずはメールとSlackのチェックから業務を始めます」という須賀さん

きめ細やかなフォローでお客様に寄り添う!SNSコンサルタントの1日

須賀さんの1日のおおまかな流れを教えてください!

須賀:大体8時45分に始業して、1時間ほどSlackやメールのチェックをします。
その後の午前中は、担当している案件の投稿確認や進捗確認のミーティングに参加することが多いです。

 お昼休憩を挟んだら、午後は各案件の週次の数値(成果を測る指標として設定している数字を指します)を分析したり、お客様と直近の施策に関する振り返りミーティングを実施したりします。

 また、社内の定例ミーティングへの参加や、社内のデザイナーさんから上がってきた投稿用の制作物のチェック、お客様からのお問い合わせへの対応なども午後に行います。

 投稿テキストの作成業務もありますが、そちらは1週間のなかのどこかでまとめて対応することが多いですね。

ある日の須賀さんの1日のスケジュールを教えて頂きました!

―現在、どれぐらいの数の案件を担当していますか?

須賀:5案件です。責任者を任せていただいている案件もあれば、メンバーとして参加している案件もあります。

 案件責任者としては、KPI達成に向けた進捗状況の確認や先方とのコミュニケーションをリードするような役割を担っています。

 メンバーとして参加している案件については、案件責任者の先輩をサポートするような業務が多いです。具体的には、投稿テキストの作成や数値分析とレポート作成、社内のデザイナーさんへの制作依頼などをしています。

―お客様への対応で、工夫していることはありますか?

須賀:テキストコミュニケーションが多いので、柔らかい文面を心がけています。文章だけだとニュアンスが伝わりづらかったり、意図していないような伝わり方になってしまったりすることもありますので。「ありがとうございます」という一言から会話を始めることも大事にしています。
 あとは、箇条書きや太字機能を使って要点をわかりやすくしたり、確認依頼の期限を冒頭に書いたりと、読みやすさも意識しています。

 ただ、Zoomの方が効率的だと感じたら「Zoomでの打ち合わせは可能でしょうか」と、対面でのコミュニケーションに切り替えます。お電話でのフォローアップも多々ありますね。

この日はお昼休憩の前に、お客様と電話対応。お客様とのコミュニケーションは、SNSコンサルタントの業務のなかでも重要度が高い要素です。電話でのフォローアップやご相談対応など、さまざまな形でお客様との関係構築に努めています

―お客様と丁寧に向き合っていることが伝わってきます。
質問の趣旨が少し変わりますが、現在、ホットリンクではAI活用による業務効率化を推進しています。業務において、AIはどのように活用していますか?

須賀:投稿テキストのたたき台作成やアイデア出しなどに使っています。例えば「3月27日に桜の日があります。全国展開しているチェーン店のSNS担当者として、X向けの投稿案を5つ出してください」といった具合です。UGCへの返信テキストの案を出してもらったり、スケジュールの計画を立てたりすることにも使っています。

 積極的に使うようになってからわかったのですが、とにかくAIに細かく質問をして、やり取りを増やすことがAI活用のコツです。最初は手間に感じるかもしれませんが、AIの出力の質が上がり、結果的に業務効率を上げることにつながりますね。

―ありがとうございます。次に、働き方について質問です。ホットリンクは週1出社の原則リモートワークという働き方を採用していますが、須賀さんの現在の出社頻度は?

須賀:週に1、2回出社しています。出社日とリモートワークの日で、パフォーマンスやモチベーションに大きな差はないですね。

 ただ、出社すると、わからないことをクイックに聞けたり、ちょっとした相談ごとを口頭ですぐに解決できたりするのはメリットですよね。
 
 逆にリモートのメリットは、天候や体調に左右されずに働けることだと感じています。前職では雨の日に出社すると会社に行くだけで大変で、出社後のモチベーションが下がってしまうこともありました。でもリモートなら、そういう心配もありません。
また、体調がイマイチなときは体を労わりながら仕事ができるので、無理して出社して体調が悪化し、結果的に仕事に悪影響が出てしまう事態も防げて助かります。

ホットリンクでは、2020年から原則リモートワークの週1出社という働き方を導入しています。各部署が独自の出社推奨日を設定しており、須賀さんが所属するコンサル部は、水曜日出社を推奨しています。
取材当日は水曜日。コンサル部のメンバーも多く来ていました!

「活かせない経験はない」多彩な成長機会あふれるホットリンクでの日々

―須賀さんが感じている、ホットリンクで働く魅力を教えてください。

須賀:まずは、「これまでやってきたことは無駄じゃなかった」と思えていることが大きいですね。事業会社でSNS運用を担当していた経験があるからこそ、お客様の立場やお困りごとにも共感することが多々あります。そのうえで、ホットリンクの強みであるデータ分析を活かした施策の提案ができているため、前職までの経歴を活かしつつ、新しいスキルも身につけることができているという実感があります。

 また、セミナー登壇や外部メディアからの取材対応など、今までのキャリアでは経験できなかったことにチャレンジさせてもらえている環境もありがたいです。ホットリンクは、新しい業務やプロジェクトに携われる機会が豊富な会社だと感じています。

参考:須賀さんが登壇されたセミナー
コスメブランドのSNS活用セオリーを解説|その戦略、あなたのブランド特性にマッチしていますか?

―どんな瞬間にご自身の成長を感じることが多いですか?

須賀:大きくふたつあります。

 ひとつめは、数字で結果が出たときですね。自分が企画した投稿や担当した案件の成果が数字にあらわれると、達成感やモチベーションにつながります。

 ふたつめは、新しいスキルを習得したときです。例えば、前職ではパワーポイントなどで資料を作成する機会はほとんどありませんでした。また、私は人前で話すことに苦手意識があったんですが、セミナー登壇ができるようになったときは大きな成長を実感しました。

―逆に、ホットリンクのSNSコンサルタントとして仕事をするなかで、「ここはもっと成長が必要だ」と感じる点はありますか?

須賀:クライアントの意向やブランドイメージを尊重しつつ、ホットリンクのSNSマーケティングの知見を活かした提案をしていくことでしょうか。

 私は事業会社出身で、代理店の方にも支援を依頼していた経験があります。つまり、前職までの私は、意思決定権を持っている側の立場でした。

 しかし、支援会社側の立場になった今、もっとも大切なのはお客様の意向です。コンサルや運用代行の業務は、自分がやりたいことを優先する仕事ではありません。お客様の目標や意向を中心に据えつつ、そのなかで何ができるかを考えます。

 同時に、ホットリンクのSNSマーケティングのメソッドを活かした提案をいかに行うかも重要です。お客様の意向とホットリンクの専門性のバランスを取ることが、当社のSNSコンサルタントとして働くうえで必要な能力だと思います。

午後は、同僚と社内の定例ミーティングを実施。和気あいあいとアイディアを出しながらも、お客様の貢献のために何ができるか、真剣に考えます。みなさん日々、切磋琢磨しています!

健全な競争力がありつつ、関係性はフラット。世代を超えて学び合える社風

―須賀さんは週1~2回出社されているとのことですが、オフィスの雰囲気について、どんなふうに感じていますか?

須賀:BGMが流れているのでリラックスした雰囲気もありつつ、みなさん黙々と仕事に没頭していますよね。静かだな~と思うことが多いです(笑)。ただ、話しかけると快く対応してくれる人が多いですし、コミュニケーションは取りやすいです。

―上長や先輩など、業務で関わる方々との関係はいかがですか?

須賀:役職や立場の違いはあっても、フラットに質問しやすい雰囲気を作ってくださっていると感じます。初歩的な質問をしても、「自分で調べて」みたいな対応は一切なくて、気軽に答えてくれますし、親身になってフィードバックしてくれる方が多いです。

―須賀さんは、入社して約半年(2024年10月現在)経ったころかと思います。すでに5案件も担当されていますよね。担当案件については、上長にこれまでのご経験や須賀さんの希望を考慮してもらったうえで決まっていったのか、入社当初から割り振られていたのか、どちらでしょうか?

須賀:基本的には、割り振られていた形です。リーダーが各メンバーの特性を見て判断していると思います。

 私の場合、入社時にすでに4つの案件が決まっていました。ただ、後から1件「この案件を担当してみないか?」という打診があり、その際は上長から私のキャパシティや意向をヒアリングしていただきました。「やりたい」と伝えたところ、任せていただいた形です。

なるほど。入社当初から決まっているケースもあれば、入社後に打診や調整が発生するケースもあるのですね。

須賀:はい。「やりたい」と意思表明した業務に関しては、積極的に取り組める雰囲気を作ってくださっていると感じています。メンバーのチャレンジを推奨してくださる上長陣がそろっている環境ですし、会社自体にそういうカルチャーがありますよね。

業務の合間に、担当案件が同じ先輩とバーカウンターで小休憩しつつ雑談。オフィスのバーカウンターは、社員がほっと一息つける憩いの場として活用されています。ほかにも、打ち合わせや仕事の相談の場として使う社員もいます

ここで、須賀さんの上長である山本さん(ソーシャルメディアコンサルティング本部・本部長)より、社内の雰囲気や人間関係、須賀さんのお仕事ぶりに関するコメントをいただきました!

須賀さんの上長 山本さんからのコメント

山本:ホットリンクの社風や人間関係の特徴としては、ほどよい距離感が保たれていると感じています。業務外でも交流はありますが、強制的ではありません。仕事終わりに飲みに行く人もいれば、趣味を楽しむ人もいて、それぞれの選択が尊重されています。

 また、比較的フラットな人間関係が特徴で、年齢や役職に関係なく意見交換ができる環境です。これは経営陣が上下の距離を作りすぎず、フラットなコミュニケーションを意識していることも影響していると思います。
若手がリーダーを務めたり、ベテランが新しい分野を学んだりと、互いに教え合うカルチャーもあります。年功序列ではなく、若手が活躍する機会も多いですね。

 須賀さんについては、これまでの経験を踏まえて入社当初から複数の案件を任せましたが、非常にタフで信頼できる人材だと感じています。課題を克服しながら最後までやり切る姿勢が素晴らしいですね。ときに仕事で壁にぶつかることがあっても、それすらも自分の糧にしていくような強さを感じています。まだ入社して約半年ですが、すでに多くの業務を任せられる存在になっています。

できることはやり尽くした、と思っていたけれど。ホットリンクで再発見したSNSマーケティングの可能性

―ホットリンクではどんな人が活躍できると思いますか?

須賀:物怖じせずに「やりたいです」と言える人ですね。チャンスがたくさん回ってくる会社なので、少しでもチャンスだと思ったら「はい、やります!」と手を挙げる人がどんどん活躍していけると思います。

 「自分には無理かも」とか、「今は忙しいから」などと躊躇していると、すぐにチャンスがほかのメンバーに渡ってしまうので、それを逃さない気概がある人は活躍しやすいかなと。

―確かに、ある種の「度胸」を持っている人は活躍しやすいかもしれませんね。
それでは、当社のSNSコンサルタントやアカウントディレクターに興味がある人へメッセージをお願いします!

須賀:私自身が事業会社からの転職だったので、同じような経歴の人に伝えたいのは、「コンサルタントや支援会社での経験がなくても大丈夫!」ということです。

 ホットリンクは、これまでの経験を活かしつつ、新しいチャレンジもできる会社です。多様なバックグラウンドを持つ社員がそれぞれの強みを発揮しながら働いているので、「環境や業種が変わっても、自分の経験は大いに活かせるんだな」と実感しています。

 個性豊かなメンバーと互いに刺激し合いながら成長できる会社だと思うので、未経験の方でも、興味があればぜひ飛び込んでみてください。

―ありがとうございます。最後に、須賀さんの今後の目標を教えてください!

須賀:まだまだ学ぶことがあると感じています。

 冒頭で、「事業会社でPRとしてできることはやり尽くしたと思った」とお話しましたが、ホットリンクに入社して、そんなことはなかったと思い直している日々です。SNSの可能性やUGCを活用したマーケティングのメソッドなど、入社してから知ったことがたくさんあったからです。これからも新しい知識を吸収しながら、クライアントにより良い提案ができるよう、成長していきたいです。

 また、チームのサポート体制に助けられることも多いので、いつか自分も後輩をしっかりサポートできる存在になりたいと思います!

―須賀さん、お話いただきありがとうございました。また、オフィスでの1日にも密着させていただき、ありがとうございました!

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