研究協力先

アカデミックとの協力体制について

情報学・情報工学の分野において、欧米、特に米国においては、大学と企業が密に連携し、人材も流動的です。日本でも、近年徐々にそのような動きが出始めていますが、まだまだ動きが鈍いと言っても過言ではありません。

大学と企業がシームレスにつながることには、双方にとってメリットがあります。

大学側としては、

  • 研究成果を企業がサービス・製品化することで、実社会への研究成果を還元できる
  • 共同研究・委託研究を遂行することで、新たな研究資金を獲得できる
  • 実社会でニーズのある課題を知ることで、新たな研究テーマを探すことができる
  • 研究に必要なデータを企業から提供してもらうことができる

と言ったメリットが挙げられます。

企業側としては、

  • 最先端の研究に関する情報を得ることで、新たなシーズを獲得できる
  • 研究開発を大学に委託することで、自社で研究開発部門を持たずとも、研究開発を遂行できる
  • 就職希望の学生をリクルーティングすることができる

と言ったメリットが挙げられます。

ホットリンクでは、アカデミックの先生方や学生と様々な形式で協力関係を築いてきました。共同研究、委託研究、博士課程学生のアルバイト、分析用データセットの提供など、様々な形式が挙げられます。これらの協力関係を通して、積極的にアカデミック人材とビジネス人材の緊密な交流を図ってきました。

将来的には、

  • 博士取得後、企業に就職してビジネス感覚を鍛えつつ業績を稼ぎ、大学のポジションに就職する
  • 新卒就職後、キャリアアップのために社会人博士で博士号を取得した後、そこで得た知識をビジネスに活用する

といった、アカデミックの研究機関と企業の間でシームレスに人材が交流し、それによって日本の情報学、特にAI技術やデータ分析のコミュニティが盛り上がっていくことを期待しています。

ここでは、ホットリンクが協力体制にある方々を紹介します。このような協力体制に興味を持ってくださったアカデミックの研究機関の方、また、このような場で働きたいと考えられる学生や研究機関の方は、ぜひ遠慮なくお問い合わせください。

研究協力先(協力開始時期の順)

石塚 満  東京大学 名誉教授・国立情報学研究所 特任教授/CICセンター長
写真:石塚 満

東京大学工学部電子工学科卒業、同大学院博士課程修了。博士(工学)。NTT横須賀研究所にてディジタル移動通信の研究に従事。その後、東京大学 生産技術研究所助教授、米国パーデュー大学客員准教授、東京大学 情報理工学系研究科 電子情報学専攻/創造情報学専攻・教授を歴任し、2013年より東京大学名誉教授。早稲田大学 基幹理工学研究科・教授、エジプト日本科学技術大学・特任教授(兼任)を経て現職。人工知能の研究と、生命的エージェントを用いるマルチモーダルメディア、Webインテリジェンス、意味計算基盤の研究を行ってきた。人工知能学会会長を歴任。

高安 美佐子  東京工業大学 科学技術創成研究院 准教授
写真:高安美佐子

1993年神戸大学大学院自然科学研究科物質科学専攻博士課程修了(短縮終了)。博士(理学)。慶應義塾大学理工学部助手、公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科助教授を経て、現在、東京工業大学科学技術創成研究院 准教授。2014.10~ 東京工業大学『帝国データバンク先端データ解析共同研究講座』、講座代表。2014.10~日本学術会議連携会委員、2016.4~東京工業大学科学技術創成研究院『ビッグデータ数理科学研究ユニット』、ユニットリーダー。専門は経済物理学。先端的データ解析・多層時空間モデリング・大規模シミュレーションによって、社会が直面している様々な問題を解決する研究に従事している。

山田 健太  国立情報学研究所 金融スマートデータ研究センター 助教
写真:山田 健太

2009年9月東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。同年9月より日本学術振興会特別研究員(PD)。2011年4月より早稲田大学高等研究所助教。2014年4月より東京大学工学系研究科助教。2016年10月より国立情報学研究所特任助教。専門は社会・経済物理学で金融市場やソーシャルネットワークの大規模データ解析とモデル化に関する研究に従事。

佐野 幸恵  筑波大学 システム情報工学研究科 助教
写真:佐野 幸恵

2003年奈良女子大学 大学院 物理科学専攻修了。博士(理学)。2007年まで消防システムのエンジニアとして勤務後、2010年まで東京工業大学の博士後期課程に在籍。日本大学理工学部 助手を経て2014年より現職。専門は社会経済物理で、主にソーシャルメディアに関する研究に従事。子供の頃の夢は天文学者か宇宙飛行士。

石井 晃  鳥取大学 工学研究科 教授
写真:石井 晃

鳥取大学工学研究科機械宇宙工学専攻応用数理工学教授。ファインドパース社CRO。計算社会科学研究会主査。早稲田大学理工学研究科で学位取得後、筑波大、ロンドン大を経て鳥取大。専門は物性物理学であるが、最近は原子同士の相互作用を人同士の相互作用に置き換えて、物性物理の視点で社会を研究する社会物理学が中心。IEEE BigData 2016、2017で計算社会科学のワークショップ代表を勤める。自身が提案したヒット現象の数理モデルを用いたAKB選抜総選挙の順位予想も行っている。

坂田 一郎  東京大学 政策ビジョン研究センター/工学系研究科 教授
写真:坂田 一郎

1989年、東京大学経済学部卒業。ブランダイス大学国際経済・金融学修士、東京大学博士(工学)。経済産業省等を経て(退官)、現在、東京大学大学院工学系研究科教授・技術経営戦略学専攻長、同総合研究機構イノベーション政策研究センター長、総長特任補佐、工学部システム創成学科(PSI)担当。学内では、インタネット・オブ・エナジー社会連携講座共同代表、プラチナ社会総括寄付講座及び航空イノベーション総括寄付講座運営委員などを兼務。学外では、国土審議会特別委員・稼げる国土専門委員長、ダイキン工業フェロー、JST科学技術イノベーション政策の科学研究開発プログラムのアドバイザー等を兼ねる。

森 純一郎  東京大学 政策ビジョン研究センター/工学系研究科 准教授
写真:森 純一郎

2007年9月東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。2006年〜2008年までドイツ人工知能研究所(DFKI)研究員。2009年より東京大学大学院工学系研究科助教。2012年より同技術経営戦略学専攻特任講師。2016年より現職。人工知能、ウェブ、ネットワーク分析を応用した技術経営の研究に従事。

鳥海 不二夫  東京大学 工学系研究科 准教授
写真:鳥海 不二夫

2004年東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム工学専攻博士課程修了。博士(工学)。同年名古屋大学情報科学 研究科助手。2007年同助教。2012年東京大学大学院工学系研究科准教授。エージェントベースシミュレーション、ソーシャルメディア、計算社会科学、ゲームにおけるAI等の研究に従事。人工知能学会、電子情報通信学会、日本社会情報学会各会員。

大知 正直  東京大学 工学系研究科 特任研究員
写真:大知 正直

2017年3月東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。2017年度より東京大学大学院工学系研究科特任研究員。人流データを用いた、人々の移動目的推定に関する研究、メディア接触によるソーシャルメディア上の情報伝搬に関する研究に従事。特に大規模ネットワークへの機械学習応用に興味。2016年度 日本広報学会 研究奨励賞。

風間 一洋  和歌山大学 システム工学部 教授
写真:風間 一洋

1988年京都大学大学院工学研究科精密工学専攻修士課程修了。同年日本電信電話(株)入社。2005年京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻博士課程修了。2012年和歌山大学システム工学部教授、現在に至る。Web情報検索、Webマイニングの研究に従事。博士(情報学)。情報処理学会、人工知能学会、日本ソフトウェア科学会、日本データベース学会、ACM各会員。

ホットリンクに在籍していた方々

渡邊 隼史  統計数理研究所 リスク解析戦略研究センター 特任助教
写真:渡邊 隼史

2007年 学習院大学理学部物理学科卒業。2009年 東京工業大学知能システム科学専攻博士前期課程修了。学術振興会特別研究員DC1(2009-2012)。2012年 同大学院博士後期課程満期退学。2012年より株式会社ホットリンク研究員。博士(理学)。大学院時代は、企業の取引ネットワークと財務情報の統計物理学的な観点からのデータ解析および理論研究に従事した 等、2013年度情報社会学会大学院学位論文賞。ホットリンクにおいては、ブログ時系列データのノイズ処理やブログ書き込みと社会経済現象との関係の研究、および、その金融事業やマーケティングへの応用開発を行っていた。人間や人間集団の価値観や感情とそれに伴う人間、社会、組織の行動の定量的な観測とその時間発展や性質の理解に興味をもっている。

その他交流のある方々(五十音順)

松村 真宏  大阪大学 経済学研究科 教授
写真:松村 真宏

大阪大学基礎工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科電子情報学専攻博士課程修了。博士(工学)。人工知能、自然言語処理、社会心理学で用いられているテクニックを駆使して、コミュニケーションの分析と理解、コミュニケーション環境のデザインに取り組んでいる。また最近では、人の行動変容を促す「仕掛け」の体系化を目指した「仕掛学」に取り組んでいる。代表的な研究業績に「仕掛学」(東洋経済新報社)、「Shikakeology: designing triggers for behavior change」(AI & SOCIETY)、「テキストによるコミュニケーションにおける影響の普及モデル」(人工知能学会論文誌)、「2ちゃんねるが盛り上がるダイナミズム」(情報処理学会)などがある。

濱崎 雅弘  産業技術総合研究所 メディアインタラクション研究グループ グループ長
写真:濱崎 雅弘

2000年 同志社大学工学部知識工学科卒業。2002年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士前期課程修了。2005年 総合研究大学院大学数物科学研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。同年より、産業技術総合研究所情報技術研究部門勤務。2016年 メディアインタラクション研究グループ長。オンラインコミュニティやセマンティックウェブ、音楽情報処理の研究に従事。

橋本 隆子  千葉商科大学 商経学部 教授/経済研究所 所長
写真:橋本 隆子

博士(工学)。お茶の水女子大学理学部卒業後、(株)リコー勤務。2009年4月より千葉商科大学准教授。2015年4月教授、2016年4月経済研究所所長就任。UCLA客員研究員(2015)。専門分野はデータマイニング、ソーシャルメディア解析、可視化による数学教授法など。近年は、ブログやTwitterの情報をベースに、高効率の話題抽出、特徴選択手法の開発を行い、アジア諸国への展開も行っている。IEEE Women In Engineering 会長(H27~28)、内閣府男女共同参画推進連携会議議員(H25~H27)、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ外部評価委員(H28)、総務省国立研究開発法人審議会専門委員(H29-31)などを歴任。

当社研究員

榊 剛史  株式会社ホットリンク R&D部 部長/主席研究員・東京大学 客員研究員
写真:榊 剛史

2006年東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。電力会社にて情報通信の実務に従事した後、2009年月東京大学大学院博士課程に入学。2014年松尾研究室にて博士課程終了。博士(工学)。2012年度、東京大学情報系分野においてもっと多く閲覧された論文を執筆。専門は、人工知能、自然言語処理、Webマイニング、ネットワーク分析。近年はソーシャルメディア分析サービスの開発に注力すると共に、計算社会科学分野の立ち上げに尽力している。人工知能学会員。言語処理学会員。言語理解とコミュニケーション研究会副委員長。計算社会科学研究会 幹事。知能システム研究会 幹事。

水木 栄  株式会社ホットリンク R&D部 マネージャ/主席研究員
写真:水木 栄

2007年名古屋大学工学部機械航空工学科卒業.2009年東京大学大学院工学系研究科修士課程終了。修士(工学)。金融機関研究開発部門での勤務を経て、2015年より現職。専門は機械学習、自然言語処理。近年はソーシャルメディア上のテキストを対象とした解析および情報抽出に関心を持っている。日本証券アナリスト協会検定会員。人工知能学会員。言語処理学会員。

セーヨー・サンティ  株式会社ホットリンク R&D部 主席研究員
写真:セーヨー・サンティ

タイ・キングモンクット工科大学(KMITL)工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻博士課程修了。博士(工学)。2000年より、日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業プロジェクトのマルチモーダル擬人化インタフェースとその感性基盤機能グループに参加し、様々なエージェント技術の研究を行った。2007年、ホットリンクに入社し、ソーシャルビッグデータの分析・活用に取り組んでいる。近年は運用支援技術の開発を担当している。

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