お知らせ

TwitterとInstagramでは、ダイレクトメッセージを送る相手に明確な違いが。 ホットリンク、クローズドなSNS利用と購買への影響について調査を実施

2021年07月28日
プレスリリース

【概要】

SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役グループCEO:内山幸樹、以下ホットリンク)は、クローズドなSNSの使い方に関する調査結果を7月28日に発表しました。ダイレクトメッセージ(DM)などでシェアされる「見えないクチコミ」によって生じる、購買への影響がわかる結果となりました。

 

【調査の背景】

SNSが浸透した現代では、情報を広く伝播できるSNSマーケティングの重要性は高まっています。SNSマーケティングにおいては、TwitterやInstagramのタイムラインや公開アカウント、公開ブログなど、ソーシャルメディア上で誰もがアクセス可能な「オープンソーシャル」が前提になることが多いですが、各SNSのユーザー数の増加とともに、「ダークソーシャル」と呼ばれるクローズドなSNSもまた、購買行動に影響を及ぼす場となっています。

※ダークソーシャルとはTwitter、InstagramのDM、鍵アカウント、LINE、Slackといった社内チャットツールなどが該当する。外部からのアクセスが不可能だったり会話内容のデータ取得ができなかったりするなど、情報が公開されないSNS。

デジタル広告の規制が進む昨今では、ソーシャルメディア上のクチコミがそれらに代わる手法として注目されており、第三者からは見えないダークソーシャルでも、自社商品やサービスに関する会話は生まれています。

このたび、SNSのクローズドな使われ方の実態を把握するために、ダークソーシャルと購買への影響に関する調査を実施しました。

 

【調査結果サマリー】

・Instagramユーザーの約33%が、「ストーリーズを友人にシェアしたことがある」

・DMの利用率、Twitterは約32%、Instagramは28%

・DMを送る相手、Twitterは共通の趣味を持つ知人、Instagramは学校の親しい友達が多い傾向に

・DMを利用しているInstagramユーザーの約54%が、DMをきっかけに消費者行動を起こしたことがある

・保存機能の利用率、Twitterは約26%、Instagramは約28%

・保存機能利用経験はTwitter・Instagramともに食品、ファッション関連が多い傾向に

 

詳細な調査結果はホットリンクのコラムをご覧ください。

2020年版の調査結果はこちらをご覧ください。


【調査結果詳細】

■Instagramユーザーの約33%が、「ストーリーズを友人にシェアしたことがある」

1) Instagramの利用方法で当てはまるもの

Instagramユーザーに対して、Instagramの各機能の利用経験について聞いたところ、「ストーリーズの投稿をきっかけに、シェア機能(紙飛行機のようなマークの機能です)を使って友人にDM(ダイレクトメッセージ)を送ったことがある」が33.3%でした。

 

■DMの利用率、Twitterは約32%、Instagramは28%

2) DMを利用しているSNS

DMを利用しているSNSについて聞いたところ、「Twitter」が32.2%、「Instagram」が27.8%でした。

 

■DMを送る相手、Twitterは共通の趣味を持つ知人、Instagramは学校の親しい友達が多い傾向に

3) DMを送る相手

DMの利用経験があると回答した方に対して、送る相手について聞いたところ、TwitterとInstagramそれぞれで以下の結果となりました。

 

■DMを利用しているInstagramユーザーの約54%が、DMをきっかけに消費者行動を起こしたことがある

4) 各SNS上での友人とのDMをきっかけに、商品について検索したり、購入、来店などの行動に移ったことはあるか

DM利用経験があると回答した方に対して、 DMをきっかけにした行動経験について聞いたところ、Twitterユーザーでは「ある」が45.9%、Instagramユーザーでは「ある」が53.5%でした。

 

■保存機能の利用率、Twitterは約26%、Instagramは約28%

5) 投稿に対して保存機能を利用しているSNS

投稿に対して保存機能を利用しているSNSについて聞いたところ、 Twitterユーザーでは「利用している」が25.9%、Instagramユーザーでは「利用している」が28.2%でした。

 

■保存機能利用経験はTwitter・Instagramともに食品、ファッション関連が多い傾向に

6) 保存機能を利用したことがある投稿の商品ジャンル

保存機能の利用経験があると回答した方に対して、保存機能を利用したことがある商品ジャンルについて聞いたところ、TwitterとInstagramそれぞれで以下の結果となりました。

なお、本設問について、購入頻度が少ないような商品ジャンルは低い回答率になる傾向があるため、その観点でデータを解釈することをお勧めいたします。

 

【調査概要】

実施日:2021年6月14日(火)~6月17日(木)

調査タイトル:『ライフスタイルに関するアンケート』

対象者:過去半年間で、「LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok」のいずれかのSNSを閲覧したことがある人

有効回答数:1,107件

実施方法:WEBアンケート

詳細な調査結果はホットリンクのコラムをご覧ください。

 

※記載されている製品およびサービス名は、各社の登録商標または商標です。

※調査結果を引用・転載される際は、必ず「ホットリンク総研調べ」と出典を明記いただくようお願いします。

※調査の内容の一部または全部を改変して引用・転載することはお控えください。

 

【企画背景と今後について】

ホットリンクは、知識循環型社会のインフラを担い、人と情報を結びつけて“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現に努めています。弊社の強みは、ビッグデータの分析と活用。とくにソーシャルネットワークサービス(SNS)上の情報をリアルタイムに収集・蓄積・解析し、生活者の本音の声を把握することです。ホットリンクでは、これまでにはSNS専門会社としての知見で貢献していくため、書籍出版や、寄稿、自社ウェブサイトやSNSでの発信を行なっております。

今回の調査は、弊社のSNSに関する研究やノウハウを多くの方に還元するとともに、SNS活用の知識が広まってほしいとの想いからスタートしました。

今後も、より多くの皆さまに知見をご提供できるよう努めてまいります。

株式会社ホットリンクについて(コード番号:3680 東証グロース)
ホットリンクのロゴ
日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャル・ビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしてインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。
設立日:2000年06月26日
資本金:2,359百万円(2019年12月末時点)
代表者:代表取締役グループCEO 内山 幸樹