お知らせ

ブロックチェーン研究開発プロジェクト開始のお知らせ~第1弾SAMURAI Security社と投資契約締結~

2019年03月14日
プレスリリース

株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役社長:内山幸樹、以下ホットリンク)は、ブロックチェーン技術を活用した技術や事業への投資を含んだ研究開発プロジェクトを開始し、その第1号案件として、ブロックチェーンを活用するスポーツテック企業、SAMURAI Security株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:浦田英博、以下SAMURAI Security)と投資契約を締結したことを発表します。さらに、ホットリンクから役員の派遣も行いSAMURAI Securityへの経営支援を行ってまいります。

背景・経緯

ホットリンクは、昨年より中長期視点での新たな事業への種まきとして、ブロックチェーン技術への取り組みを開始しました。2018年11月には、複数企業と共同で東京大学大学院工学系研究科の「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」に参画し、社内外の有識者とともに、ブロックチェーン技術を用いた新たなサービス・事業の可能性について検討を続けてきました。その中で、ブロックチェーン技術は次世代の社会基盤になる可能性があり、社内に限らず他社との連携によるスピーディーな研究開発を行う必要性を感じ、この度ブロックチェーン技術を活用する企業に対して積極的に投資を行うことにいたしました。

今回の投資先であるSAMURAI Securityは、「応援の連鎖でスポーツビジネスに変革を」をスローガンに掲げ、『スポーツ×ブロックチェーン』の事業に注力する企業です。同社は、この度、ホットリンクに加え、元プロ陸上選手である為末大氏が代表取締役を務める株式会社侍(本社:東京都渋谷区、代表取締役:為末大)からも出資を受け、スポーツチームやアスリート向けファン・マーケティングプラットフォームの開発を進めています。さらに、為末大氏は出資だけでなく、元プロアスリートの立場からサービス開発へのアドバイス等も行います。

スポーツ市場においては、「プロ野球」や「Jリーグ」に続き、バスケットボール「B.LEAGUE」、卓球「Tリーグ」がプロスポーツ化しており、各クラブチームにおける収益の向上が経営上の重要課題といえます。ブロックチェーン技術は、独自経済圏(ポイントシステム)の容易な構築と、デジタルコンテンツの権利化と流通を可能にするという特徴を有しており、スポーツ領域における収益源の創出や、スポーツチームとファンとの結びつきの強化といった課題解決に資すると考えられます。さらに近年、スポーツ市場においてテクノロジーが積極的に活用されており、ブロックチェーン技術もその活用が図られていくと考えられます。

SAMURAI Securityはこれまでに、ブロックチェーン技術を利用した地域通貨(暗号通貨)と、消費・観光・投資を促進する分散型アプリケーション(DApps)から構成される地方創生プラットフォーム『Yell(エール)』を開発し、2018年11月には富山県の地域経済の活性化プロジェクト『Yell TOYAMA』にプラットフォームを提供した実績があります。『Yell』は、①ブロックチェーンによる独自トークンの発行と管理、②応援・意見交換・画像投稿ができる掲示板とギフト(投銭)、③デジタルチケット、クーポン、ギフト券の販売、利用管理といった機能を有しており、同社は、これらの機能を活用したスポーツチームやアスリート向けファン・マーケティングプラットフォームの開発を進めています。

ホットリンクは、今後もブロックチェーン技術を活用する企業に積極的に投資を実行してまいります。

株式会社ホットリンクについて(コード番号:3680 東証グロース)
ホットリンクのロゴ
日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャル・ビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしてインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。
設立日:2000年06月26日
資本金:2,359百万円(2019年12月末時点)
代表者:代表取締役グループCEO 内山 幸樹