SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役:檜野安弘、以下ホットリンク)は、当社CTO(最高技術責任者)の山本真照が、6月よりメディアプラットフォームnoteにて連載「文系CTO、会社をまるごとAI化してみた記録」を開始したことをお知らせいたします。
ホットリンクでは、生成AIの進化が企業活動やサービス構造そのものを変えるという前提のもと、サービスの品質向上と業務効率化を目的に、「完全AI化」に向けた取り組みを全社的に進めています。「完全AI化」とは、単に「日常的にAIを用いること」ではありません。AI時代「前」に構築された業務フローを抜本的に見直し、再構築も並行して行っています。
note連載「文系CTO、会社をまるごとAI化してみた記録」では、試行錯誤の過程を、同じくAI化に取り組む企業の経営層・マネジメント層の皆さまに向けて、赤裸々に綴っています。
※noteアカウント:https://note.com/masay_htl
1. 連載開始の背景
近年、企業におけるAI活用は急速に進んでいますが、その導入プロセスや現場での試行錯誤については、成功事例ばかりが語られ、実際の課題や失敗談が表に出ることは多くありません。特に、技術系のバックグラウンドを持たない「文系CTO」の立場からAI化に挑む事例は少なく、同じような立場にある経営陣や現場の担当者にとっては、貴重なヒントとなるはずです。
当社CTOの山本も、文系出身ながら社内の技術戦略を担い、近年のAIブームにおいては全社的なAI活用の推進をリードしてきました。今回のnote連載では、「文系だからこそ見える課題」や「技術者と非技術者をつなぐ橋渡し役としての気づき」、そして「失敗も含めた現場のリアルな声」などを、率直に発信していく予定です。
2. 連載内容とこれまでの公開記事
本連載では、ホットリンクにおける全社AI化プロジェクトの舞台裏を、文系出身のCTOである山本の実体験を交えてお届けしています。技術的な専門用語はできるだけ使わず、同じような立場にある方々にもわかりやすい言葉で、リアルな取り組みを綴っています。
現在、第4回まで公開中です。各回の概要とURLは以下をご覧ください。
【第1回】「今まさにやるべき」──全社AI導入に踏み切った理由
経営判断としてAI導入に踏み切った背景や、そのとき社内にあった温度差とは。
https://note.com/masay_htl/n/n1065a198330b
【第2回】CTO就任で開発現場を立て直した文系人材が、“橋渡し役”として挑んだこと
技術者と非技術者の間に立ち、信頼関係をどう築いてきたのか。
https://note.com/masay_htl/n/n4d9e01fbbca4
【第3回】「AI導入したけど使われない」──現場と経営のギャップを埋めるまで
現場との対話を重ねて乗り越えた“使われないAI”の実情。
https://note.com/masay_htl/n/n8e2d5ebdb2f9
【第4回】社内会議が変わった日
AI活用が社内の会議体にもたらした変化と、その背景にある工夫とは。
https://note.com/masay_htl/n/ncd551d419aa3
今後も月2回程度の更新を予定しています。noteアカウントのフォローもぜひお願いいたします。
※noteアカウント:https://note.com/masay_htl
3. 当社CTOの山本真照について
山本 真照
株式会社ホットリンク 執行役員CTO
大学で経済学を専攻。卒業後、コンサルティングファームや事業会社のR&D・新規事業部門・営業企画部門などで幅広い経験を積む。並行して大学院に通い、経験値や暗黙知の組織的な活用・共有に関する研究で博士号を取得。2019年1月にホットリンクに入社し、技術と経営の両面を理解する視点と、技術者と非技術者を橋渡しするコミュニケーション能力を見込まれ、文系出身者ながらCTOに就任。ナレッジマネジメントと技術経営の専門知識を活かすことで、開発組織の立て直しと業績向上に成功。現在は現場に立って、全社的なAI導入の陣頭指揮をとる。
「ビッグデータを活かす技術戦略としてのテキストマイニング」共著者。UGC拡散メカニズムの特許登録実績保有。
4. ホットリンクの展望
ホットリンクでは、SNSマーケティングなど従来の労働集約型サービスも、AIの導入により効率化が進み、より付加価値の高い領域へとシフトし始めています。人とAIが共存する新しい働き方が、少しずつ現実のものになってきています。こうした変化に対応するため、ホットリンクではAI導入を段階的に進めています。
すでに、各部門へのAI実装(フェーズ01)と、特定業務向けのAIエージェント活用(フェーズ02)を実施しています。現在は、これらの知見を「AIDX」として体系化に取り組んでいます(フェーズ03)。
とくにSNS支援領域では、投稿作成や広告運用など、業務に合わせて設計されたAIエージェントが実務を担い、戦略的なアウトプットの再現性が高まっています。将来的には、人が複数のAIを管理する段階(フェーズ04)、さらにAI同士が自律的に最適化する世界(フェーズ05)を見据えています。
人とAIの共創によって、より早く、より価値のあるサービスを。ホットリンクはこれからも進化を続けていきます。