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《社員紹介》“顧客ニーズとサービス開発”、“コンピュータと人間”の2つをつなぐエンジニア

2018年10月02日

最終更新日:2023年6月12日

こんにちは。ホットリンクの広報です。

既にご存知の方も多いと思いますが、ホットリンクでは、社内にR&D部を設け、研究成果がビジネスで利用され実社会で活用される仕組みづくりに積極的に取り組んでいます。今回は、今年4月よりR&D部にジョインされた松野省吾さんをご紹介します!

まずは、R&D部の部長である榊さん、松野さんはどんな役割を担っているのですか

R&Dには、「中長期で新サービスや新機能の核なり得る基盤技術の開発」「当社が運営しているサービス※の機能に直結する応用技術の開発」「R&D部が開発した技術のシステム化」という3つの役割がありますが、松野さんにはこのうち2番目の「 当社が運営しているサービスの機能に直結する応用技術の開発 」に従事して頂いています。

弊社がこれまで取り組んできた応用機能開発の進め方は、大きく分けてニーズ(営業)起点、シーズ(R&D)起点の2つに分けられます。ニーズ起点の開発とは「顧客がこういう新機能を必要としているので開発する」というアプローチです。シーズ起点の開発とは「この技術によってこういう新機能を実現することができるので開発する」というアプローチです。

ニーズ起点の開発は、不必要な機能を開発してしまうリスクが低い反面、起案者(営業)が最先端の技術に明るくなく、発想が制約されてしまいがちです。一方、シーズ(技術者)起点の開発は、技術的な発想は制約されない反面、起案者(R&D)が顧客のニーズを把握しておらず、誰も必要としていない機能を開発してしまうリスクが高くなってしまいます。

ここ2~3年のR&Dにおける応用機能開発は、誰も必要としていない機能を開発することを避けるために、ニーズ起点で開発に取り組むことがほとんどでした。しかし、本来的には、シーズとニーズの両方を把握しながら機能が提案されるのが理想的です。

今、松野さんには、「 顧客のニーズをヒアリングしつつ、R&Dから機能の要件を提案する 」というアプローチに挑戦して頂いています。

松野さんは、ヒューマンコンピュータインタラクションという分野の出身です。この分野は、簡単に言うと、コンピュータを人間にとってより使いやすいものにしようとする研究であり、コンピュータと人間の双方の特性を理解しなければなりません。

そのような意味で、松野さんはニーズとシーズをつなぐという役割を担うのにふさわしい人材だと考えています。

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なるほど、ホットリンクのSaaS事業になくてはならない存在なんですね!では、いよいよ松野さんの登場です!!

これまでの経歴を簡単に教えてください

前職は豊橋技術科学大学で研究員として自動車関連企業との共同研究に携わっていました。専門はヒューマンコンピュータインタラクションで、"人間が使用するための対話型コンピュータシステムのデザイン、評価、実装に関連し、それら周辺の主要な現象に関する研究を含む学問分野"と定義されています。特に、マンマシンインタフェースに関する研究に深く携わってきており、博士課程では視線入力に関する研究を行なっていました。

他、周辺分野として、生体信号処理、感性情報処理、サイバネティクス、エンベデットシステム(IoT)、モバイルコンピューティングなどに関わってきました。

今現在、取り組まれている研究や開発について教えてください

既存サービスで用いられているスパムフィルタの再構築を行なっています。また、部内で試作された機能モジュールの応用を検討しています。

入社されて5ヵ月ですが、ホットリンクのR&D部の魅力はどんなところだと思いますか?

各メンバーがそれぞれ独自の専門性を保持しており、加えて、それぞれが持つ専門性を十分に活かせるフラットな環境が整っていることは大変魅力的だと思います。コンピュータサイエンスの研究では個人にできることの範囲が限られているため、日常的に異なる視点からの活発な議論が必要不可欠です。ホットリンクのR&Dチームには規模が小さくても質の高いアウトプットを継続するために必要な条件が揃っていると思います。

普段、職業病だなと感じることはありますか?

みなさんもそうだと思いますが、
・駐輪場の番号は2のべき数をキープできるとうれしい。
・「その話の結論はなに?」と「それができると何がうれしいの?」を多用して当たりが強いと怒られる。
・自分が使うサービスや機器のUI/UXはいつも気になってしまう。
・何故このデザインなのか、どういう意図があるのか、いちいち気になるので疲れる。

旅行が趣味ということですが、弾丸旅行で行ける秋のおすすめスポットを教えてください!

夏も過ぎると涼しくなり、外を散歩するのが心地よい季節ですね。弾丸旅行ということなので、グランクラスも導入された北陸新幹線での旅は如何でしょうか。

金沢では兼六園、富山では黒部峡谷、長野では軽井沢や上高地など、どの駅で降りても紅葉と秋の味覚が楽しめると思います。個人的には,小布施堂の『 栗の点心 朱雀 』はインパクトがあるのでオススメです。

松野さんの活躍で、今後、ニーズとシーズが反映されたどんな機能が実装されていくのか楽しみです!!

 

▼当社R&D部のアカデミックとの協力体制について▼
https://www.hottolink.co.jp/company/lab/

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