中国でも深刻化!中国人のスマホ中毒症
日本でも社会問題となっている「スマホ依存症(中毒症)」ですが、スマホ大国と呼ばれる中国でも同様に問題化しており、中国のウェブサイトでスマホ中国のセルフチェックが流行っています。
【出典】図解中国トレンドExpress
上記の質問の半分以上に「Yes」と回答するとスマホ依存症である可能性が高いと言われています。では、中国ではどのような人がスマホ依存症にかかりやすいのでしょうか?
中国の記事を読むと、若い女性サラリーマンや中間管理層以上の中年男性サラリーマンと学生がスマホ依存症にかかりやすいと言われています。
中国360携帯研究所の調査によると、12.4%の携帯ユーザーは、一日6時間以上携帯を利用しており、1日のうち寝る時間以外の半分以上の時間をスマホで潰しているというのです。
【出典】図解中国トレンドExpress
では、普通の携帯ユーザーは一日の中でいつスマホを使うのでしょうか?
360携帯研究所の調査報告によると、中国人のスマホ利用のピーク時間は3つあります。一つは朝7時から9時で、その時間帯において75%のユーザーがスマホを見ており、主にWeChatのモーメンツを見たり、ニュース記事を読んだりするのです。
もう一つのピーク時間は18時から20時の間です。その時間は、サラリーマンや学生の帰宅時間であるため、71%のユーザーがその時間にスマホを見るとのこと。
そして最も利用している時間帯は、21時から22時の間だそうです。83.2%の人がその時間帯にスマホを見ており、これは夕飯後に携帯ゲームをしたり、寝る前にWeChatモーメンツを見たりする中国の携帯ユーザーの習慣によるものだと考えられています。
【出典】図解中国トレンドExpress
中国ではこのスマホ依存者の増加に伴う若年層の学力低下や集中力低下への影響を考え、医療系大学による依存症克服のための試みがスタートし、話題となっています。
【参考】スマホ依存症の学生には苦痛?医療系大学が「集中度アップ」目指して実験スタート-山東省(Record China)
日本でも、高校サッカーで8強入りを決めた兵庫の滝川二高でも試合に集中するために選手が自発的にスマホを見ないという取り組みがニュースになっていましたね。
【参考】【高校サッカー】滝川二、3戦13得点無失点の快進撃の陰に“禁スマホ”あり!(スポーツ報知)
スマホ向けサービスが充実し、便利になる一方でこういった社会問題はきってもきれないものなのかもしれません。