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「独身の日」で盛り上がる11月11日に、“商機”となる中国のイベントについて考える ~春節や国慶節だけじゃない!ソーシャル・ビッグデータからみえる中国人の財布の紐が緩む時期~

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こんにちは。ホットリンクの広報です。

今日、11月11日と言えば皆さんは何の日を思い浮かべますか?すっかり定着した「ポッキーの日」が有名なところですが、実は中国では「独身の日」なんです。

 

1日に1兆7000億円を売り上げる「独身の日」

「1(シングル)」が並んでいることから中国で「独身の日」と呼ばれる今日は、毎年、通販サイトで記録的な売り上げを記録することでも有名です。もともとは、中国最大のECサイトを運営するアリババグループが毎年、中国最大のセールを始めたのがきっかけです。現在では、アリババグループだけでなく中国の主要ECサイトがこぞってセールを行い、お祭り騒ぎとなっています。昨年は、アリババグループが1日で1兆7000億円以上を売り上げ、日本でも数多く報道されました。

中国「独身の日」商戦でアリババが1日で1兆7000億円の売り上げ 出典:BBC News

中国のものすごい購買力を象徴する独身の日ですが、中国には他にどのような商機があるのでしょうか?クチコミから探ってみましょう。

 

クチコミ量から消費意欲が旺盛な時期が見えてくる

中国の人たちは“買い物好きな気質”で、SNS上の「買い物」に関する膨大な口コミ量からもその性格がうかがえます。以下のグラフは、図解中国トレンドExpressが、年間を通じて新浪微博上に登場した「買い物」に関する書き込み件数の推移をまとめたものです。

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口コミ件数が増加する時期は、2月、5月、そして10~12月であることが分かります。
最も書き込み件数が多い11月は独身の日の影響が大きいと考えられます。2月は春節5月は労働節の影響であることが分かります。


注目したいのは、10~12月の動きです。10月の国慶節に始まり、11月11日の独身の日をピークに、そこから年末、翌年の2月の春節まで消費の勢いが持続することが、ソーシャルメディアの書き込み件数から分かるわけです。つまり、消費が盛んになる時期は節に加え、10月から翌年の春節までの約5カ月間は基本買い物欲が高まっている状態にあります。この時期の中国人をいかに囲い込むかが、非常に重要なポイントの1つと言えます。

 

代表的なイベントと売れる商品

次に、どの時期にどういうものが売れるのか代表的なものを紹介します。中国人の財布の紐が緩む時期を見極め、イベントごとの傾向を考慮した上で、趣向を凝らした中国向けプロモーションを実施することが重要です。

■元旦、春節(1~2月)
中国のお正月。1年の始まりに当たるこの時期は、さまざまなものを新しく買い替える時期でもあります。衣類や歯ブラシ、家電、下着などが購入される傾向に。

■バレンタインデー、婦女節(2~3月)
1924年に中国政府が国際婦人労働者デーを採用し制定された「婦女節」は、毎年3月8日に全国各地で記念式典が開催され、女性労働者が半日休みとなります。バレンタインデー、婦女節ともに主役は女性のため、男性から女性へのプレゼントが多くなる時期です。貴金属、ブランドバッグ、花、衣服、そして化粧品などが人気で、最近では、旅行をプレゼントする男性もいるようです。

■清明節、労働節、母の日(4~5月)
4月上旬にある祝日「清明節」は、日本におけるお盆に当たる年中行事です。また、「労働節」は、5月1日を含む連休で中国でのメーデーにあたります。中国では地域によっては4月5月あたりから暑くなってくるため、夏の準備として家電ではエアコン、冷蔵庫などが売れます。また母の日では化粧品が人気のプレゼントであり、夏を控えて紫外線、日焼け対策のUVカット化粧品や化粧水などが売れます。

■夏休み(7月-8月)
家族旅行のシーズンで、買い物も活発になります。売れる商品のカテゴリーは多岐にわたり、訪日観光客には化粧品、医薬品、健康食品、サプリメント、生活用品などが売れます。また、新学期に向けて文房具など、子供向けの消費が増える時期でもあります。

■中秋節、国慶節、教師節(9~10月)
伝統的な祝日である「中秋節」は、家族と一緒に団欒を楽しみます。月餅を贈り合う習慣があるそうです。教師に感謝を伝える日である「教師節」には、お世話になっている先生に花やスーパーやデパートの商品券、タバコ、お酒などを贈ることが一般的です。海外旅行のお土産は、先生へのプレゼントとして定番です。また、2015年あたりからは手作りギフトやユニークなギフトも増えているようです。

■独身の日、クリスマス(11~12月)
独身の日は「何でも売れる」日ですアリババグループの売上額にも注目が集まるため、お祭り騒ぎに参加するような心理でそれほど深く考えずに買ってしまうことも多いようです。クリスマスシーズンには、子供や家族へのプレゼントとして玩具やブランド品、家電、化粧品などの人気が高まります。

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来年の春節までの今の期間は、なんと、中国人の消費意欲が高い時期にあたるんですね!?これからやってくるクリスマスや年末年始等イベントを上手く活用したインバウンドや越境ECプロモーションを検討してみてはいかがでしょうか。