事業概要

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事業の概況

当社及び当社の連結子会社である株式会社ホットリンクコンサルティングは、ブログ・Twitter・2ちゃんねる・掲示板等のソーシャル・ビッグデータ(注1)を分析することにより、自社製品・サービスのトレンド及び消費者ニーズの調査・分析、あるいは企業の風評や情報漏えいを効率的に発見するための機能やデータ提供及びサービス提供を行う「ソーシャル・ビッグデータ活用を支援するクラウドサービス(注2)(ソーシャルクラウドサービス)」の提供を主たる事業としております。当社グループの事業は、ソーシャルクラウドサービスの単一事業であります。

事業の内容

事業のコンセプト(ビッグデータ×ソーシャル×クラウド)

事業のコンセプト(ビッグデータ×ソーシャル×クラウド)

現在、ブログ・Twitter・Facebook等の各種ソーシャルメディアが一般社会に普及したことによって、現実世界における生活者の行動や頭の中で考えていることは、リアルタイムにソーシャルメディアの世界に鏡のように投影されるようになったと当社グループは考えております。
そして当社グループが、ソーシャルメディアに投稿される様々な情報をリアルタイムに収集・蓄積し、自由な切り口で検索・分析ができるようになったことは、あたかも宇宙にある人工衛星から、地球に住む生活者の頭の中を覗き見ることができる術を手に入れたことを意味すると考えており、この技術のビジネスへの展開の幅は大きいと考えております。
当社グループは、このようにソーシャル・ビッグデータを分析する革新的な技術をクラウド型のサービスとして提供することを事業のコンセプトとしております。

ソーシャル・ビッグデータ活用を支援するクラウドサービス(ソーシャルクラウドサービス事業)について

当社グループのビジネスモデルは、「クラウド型」と「受託型」に区分されます。「クラウド型」は、月額利用料を課金する収益モデルであり、ソーシャルメディア分析を行う「クチコミ@係長シリーズ」及びリスクモニタリングを行う「e-mining」の提供(SaaS(注3))、「クチコミ@係長API」を通じてTwitter、ブログ、2ちゃんねる等の「データ」及び評判分析や話題語分析を行う「分析エンジン」の提供(ソリューション)を行っております。「受託型」は、プロジェクト単位で課金する収益モデルであり、ソーシャル・ビッグデータを活用した「コンサルティング」の提供(ソリューション)を行っております。 サービス区分による事業系統図は次のとおりであります。

ソーシャル・ビッグデータ活用を支援するクラウドサービス(ソーシャルクラウドサービス事業)について

主要な製品とサービスの特徴

SaaS

現在の収益の中心となっているのがSaaSであります。SaaSには、「クチコミ@係長シリーズ」と「e-mining」の2つのラインナップがあります。

1. クチコミ@係長シリーズ
クチコミ@係長

クチコミ@係長シリーズは、「ソーシャル・ビッグデータの傾聴・分析ツール」であります。調べたいトピックに対して、網羅的に収集したソーシャル・ビッグデータをリアルタイムに分析できるSaaSであります。活用範囲は、自社製品/サービス及び競合製品/サービスのブランド分析、広告宣伝活動やPR活動の効果測定、商品/サービス開発のための消費者インサイトの発見、市場調査及び需要予測、売上予測、選挙の予測までと幅広い応用領域を有します。 サービスの主な特徴としては、以下の3点があげられます。

特徴 内容
データベース量 数年にわたる経年変化の分析が可能
⇒2ちゃんねるデータの独占的商用利用権を保持
⇒Twitterに関しては全言語全世界における過去の全データへのアクセス権を保持
⇒ブログや掲示板に関しては、平成18年11月からデータを収拾・保持
レスポンススピードと使い勝手 自由に分析キーワードを変更し、リアルタイムで分析結果が返ってくるレスポンススピードと、利用者が必要な様々な切り口での分析がワンクリックで実現
販売チャネル 大手広告会社、大手マーケティング会社等へのOEM(注4)提供により、それぞれのOEM先企業からソーシャル・ビッグデータの分析を必要とする顧客企業に対して継続的な販売をしている
分析結果の一例画面
2. e-mining
e-mining

e-miningは、既に13年以上もの運営実績を誇る「ソーシャルリスクの監視サービス」であります。インターネット上の膨大な情報の中を独自のプログラムが巡回し、利用者が指定したキーワード(主に企業名、製品名、サービス名など)が掲載されているウェブページを発見し、新たに出現したURLや抜粋文などの差分を毎日抽出して報告いたします。
利用目的及び効果は、インターネット上の風評や情報漏えいを早期に発見ができるため、ソーシャルリスクによる被害を最小限に抑えられることができます。
サービスの主な特徴としては、以下の2点があげられます。

特徴 内容
2ちゃんねるデータの独占的商用利用権 ソーシャルリスク監視サービスにおいて必須となっている2ちゃんねるのデータの独占的商用利用権を保有している
リスクモニタリングに特化した機能 2万語以上のリスクワード辞書に加え、個別にカスタマイズ可能なリスク度判定機能や炎上の早期発見アラート機能がある
e-miningの報告画面

ソリューション

1. クチコミ@係長API
クチコミ@係長API

クチコミ@係長API(注5)は、「クチコミ@係長」で提供しているソーシャル・ビッグデータや分析エンジンを、そのまま顧客のプラットフォームやアプリケーションとして利用できるサービスです。
近年ソーシャルメディアの社会浸透に伴い、企業は自社のプラットフォームやアプリケーションにソーシャルメディアに対応した機能を融合し、自社の顧客に新たな価値を提供したいというニーズが増加しております。
しかし、ソーシャル・ビッグデータの収集・分析を自社で行うためには、分析エンジンの開発や、インフラ構築技術が必要となり、自社で全てを賄うことはノウハウやコスト面で負担となります。
そのため、ソーシャルメディア分析ツール「クチコミ@係長」が有するデータや高機能な分析エンジンを、企業向けにAPIを通じて提供しております。

2. コンサルティング
コンサルティング

「クチコミ@係長」及び「e-mining」のサポートを必要とする顧客、または自社でも利用しているがより高度な分析を必要とする顧客に対して、コンサルティングサービスをワンストップで提供するプロフェッショナルサービスであります。

レコメンド

レコメンドは、EC(電子商取引)サイトなどで、サイト利用者の購買や閲覧の履歴及び取扱商品の属性情報などを基に、サイト利用者の嗜好性に合わせた商品やコンテンツを効果的に自動推薦することができるサービスであります。

その他事業

その他事業は、着うた、着メロサービスであります。

注釈

  1. インターネット上で展開される情報メディアのあり方で、個人による情報発信や個人間のコミュニケーション、人の結びつきを利用した情報流通などといった社会的な要素を含んだ大容量のデジタルデータ。
  2. 仮想化技術を用いてサーバー構築・大規模データの保管等を行う企業向けのサービス。
  3. ソフトウェアをユーザー側に導入するのではなく、ベンダ(プロバイダ)側で稼動し、ソフトウェアの機能をユーザーがネットワーク経由で活用する形態。
  4. 当社製品を相手先のブランド名で販売すること。
  5. Application Programming Interfaceの略。OS(基本ソフト)やアプリケーションソフト等が、自ら持つ機能の一部を外部のアプリケーションから簡単に利用できるようにするインターフェース。

当社グループの成長戦略について
(クラウド「ツール」ベンダーからクラウド「サービス」ベンダーへ)

現在の主力は、企業のマーケティング分野においてクチコミ@係長及び企業のソーシャルリスク監視分野でe-miningというSaaSのサービスの提供であります。すなわち、「ソーシャル・ビッグデータ×マーケティング」という、ソーシャル・ビッグデータのマーケティング領域での活用を支援する、「クラウド“ツール”ベンダー」としてビジネスをしている、という事になります。
しかし、現在社会の様々な分野においてソーシャル・ビッグデータ活用の機会が拡大するという大きな外部環境の変化が起こっております。 すでに具体化している拡大領域としては、平成25年7月の参議院選挙において、ネット選挙が解禁されたことで、政治分野でのソーシャル・ビッグデータ活用が本格化しました。即ち「ソーシャル・ビッグデータ×政治」であります。また、データ・ジャーナリズムというデータを元にした報道手法が米国では普及し始めており、日本のメディアにおいても、参議院選挙の報道においてソーシャル・ビッグデータ分析を元にした報道が行われ、「ソーシャル・ビッグデータ×報道」という新たな展開に繋がっております。さらに飲食業におけるメディアの活用という意味では、「ソーシャル・ビッグデータ×飲食」が資本業務提携先である株式会社日立システムズとの協業の中で生まれております。また金融分野においては、金融市場の予測にソーシャル・ビッグデータを利用する動きが世界的に始まっており、某外資系金融機関が、当社グループのソーシャル・ビッグデータを利用して日本の金融市場の予測可能性が高まるとのレポートを発表したりと、「ソーシャル・ビッグデータ×金融」の動きが始まっております。また、当社グループでも、金融ビッグデータをリアルタイムに分析し、金融市場の将来予測を行う株価予測システムの提供をブルームバークの世界中の端末用に展開しております。
このようなソーシャル・ビッグデータの応用領域がマーケティング以外の領域に拡がって行く動きと合わせて、各領域のキーとなるエンタープライズ・ソフトウェア・ベンダーがソーシャル・ビッグデータとの連携を図るという環境の変化があります。
ソーシャル・ビッグデータの応用領域の拡大と、各領域のエンタープライズ・ソフトウェアのソーシャル化、という2つの環境変化をビジネスチャンスと捉え、それらのエンタープライズ・ソフトウェア・ベンダーのソーシャル化の基礎となるソーシャル・ビッグデータを供給する「クラウド“サービス”ベンダー」としての展開を大きな成長戦略とします。
この成長戦略の実現に対して当社グループは、Twitterの全世界・過去の全データの再販権を持つ世界で2社の内の1つである米国Gnip社と、日本市場における独占的な販売代理契約を取得し、また、2ちゃんねるデータの独占的商用利用権、及び平成18年から蓄積されたブログデータを保有し、日本を含めた世界のソーシャル・ビッグデータをワンストップで供給できるポジションを獲得しております。
従って、対象領域の広がりに対応が出来ると共に、どの領域においても、該当領域でのキープレーヤーと協業し、マーケットシェアを獲得していくことができるものと考えております。

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