
ホットリンクは11月9日、インターネットユーザーの口コミ情報を活用した新しい情報検索サービス「HottoLink」を発表した。同社では、既存の検索エンジンに対して多くのユーザーが不満を感じているが、ブックマーク登録に似た「投票」を行ってもらうことで、ユーザーの評価情報を収集し、それらをマッチングさせることで効果的な情報検索が可能になるとしている。同社は、理工系学生の派遣を行うデジットが母体となって設立され、社長に就任している内山幸樹氏はデジットの取締役も務めている。
検索エンジンの開発に携わった技術者でもある内山氏は、「人手やコンピュータのどちらかだけに頼った既存の検索エンジンには限界があるし、ユーザーを囲い込むポータルにも疑問がある。ユーザー知識を交換し合うオープンなリコメンデーションサービスを提供したい」と話す。
HottoLinkを利用するには、Internet Explorerにプラグインソフトウェアを組み込む必要がある。インストールを行うと投票ボタンなどが付いた「ホットリンクバンド」がアドレスバーの下に追加され、気に入ったホームページがあれば、「投票」ボタンを押し、キーワードやコメントを書き込む。
米国では、ブリンク・ドット・コムがオンラインブックマークコミュニティを運営しているが、インターネットユーザーの「お気に入り」を収集して、情報検索に役立てるという考え方は似ている。また7月には国内でもクロス・ヘッドがブックマークを共有する検索サービスを発表している(7月6日のeWEEK記事を参照)。
しかし、HottoLinkのサービスは、ブリンク・ドット・コムのサービスがディレクトリ型であるのに対して、検索エンジンとしてユーザーの使い勝手を向上させている点が新しい。HottoLinkの検索機能を利用すれば、サーバが収集し、知識化したユーザーの投票情報とマッチングさせていくことで、個々のプロファイルに対して適切な検索結果が返せるというわけだ。
あるホームページに投票しているユーザーをリスト表示させ、彼らがほかに投票しているページを参照することもできるほか、電子メールアドレスを互いに公開しておけば、同じような趣味・趣向を持ったユーザー同士がコミュニケーションすることもできる。
ホットリンクではオープンなリコメンデーションコミュニティを作り上げ、自社のビジネスに役立てたい企業にASPとしてサービスを提供するほか、ホットリンクバンドの広告スペースなどを活用し、成功報酬を受けるビジネスモデルも考案している。
なお、HottoLinkのプラグインソフトウェアは、ホットリンクのWebサイトから無償でダウンロードできる。