
株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内山幸樹、以下ホットリンク)は、「クチコミ@参院選(http://senkyo.kakaricho.jp/」にて、世の中で過去に起こった現象とネット上でのクチコミ発生の相関から、第22回参議院議員通常選挙(以下本選挙)における政党毎の議席数を予測していました。
その結果、予測の的中率は61.2%でした。しかし、口コミ数と総得票数との相関は、選挙区選挙は0.95、比例代表選挙は0.93となりました。[下図参照]
では、なぜ議席の予測的中率は61.2%だったかというと、定数によって当選に必要な票数に差があるため、同じ1票でも選挙区ごとに重みが異なってしまう事が要因の1つと考えられます。
「クチコミ@参院選」のサイトでは、更なる考察を公開しています。(http://senkyo.kakaricho.jp/report1.html)
ホットリンクでは、今後も世の中の動きと口コミとの相関に関する研究活動を積極的に進めていきます。
立候補者が確定する6月24日の公示日以降に、各選挙区での候補者の得票率予測、また各比例代表の獲得議席数を順次予測し公開するサイトです。
ホットリンクが保有する国内最大規模で46億記事を超える口コミデータベースを基に、東京大学大学院工学系研究科総合研究機構の松尾豊准教授、同研究室研究員の末並晃氏が共同研究した『Web上の情報を利用した公職選挙得票予測』の技術を応用しています。
過去の選挙における候補者の氏名や政党名などのキーワードから抽出される口コミ数、候補者の属性と得票結果との相関を分析し、且つ投票日前までのネットの口コミ数の動向を加味することで、各候補者の得票率が予想できるというものです。
併せて、本選挙についてブログや掲示板とそれらに影響を及ぼしたテレビ露出や検索数の相関関係を分析したレポート(クロスメディア分析レポート)、およびTwitter上のつぶやきデータを利用した分析レポート(Twitter分析レポート)を数回に分けて発表しています。
クロスメディア分析レポートに用いたデータを配布開始しました。(http://senkyo.kakaricho.jp/cmreport.html)
2009年8月30日に投開票が行われた第45回衆議院議員総選挙(以下総選挙)において、本件と同様の口コミによる選挙予測するサイト「クチコミ@総選挙」を公開しました。公示と同時に民主党の優勢を予測し、その結果に疑問を持たれましたが、新聞社の序盤情勢調査等で民主党の優勢を裏付ける形となり注目が高まりました。最終的に300選挙区中241選挙区で当選者を的中させ、的中率80.33%という結果になりました。

東京大学大学院工学系研究科 准教授。
東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科電子情報学専攻博士課程修了。博士(工学)。
2002年より独立行政法人産業技術総合研究所勤務。2005年よりスタンフォード大学客員研究員。2007年より現職。
ホットリンクと情報系研究者との共同研究会「HottoLabo」に参加。推論処理などの人工知能、キーワード抽出や要約などの自然言語処理、Webマイニングや電子掲示板の解析などコミュニティ分析で多数の論文・研究成果がある。
キーワード抽出のアルゴリズムに関する研究で、2002年度人工知能学会論文賞受賞。Webマイニングに関する研究で2007年度 情報処理学会長尾真記念特別賞。
東京大学松尾研究室 研究員。
2006年3月に大分工業高等専門学校制御情報工学科を卒業後、同4月に東京大学工学部システム創成学科に編入学。文理の概念を超えた先進的なカリキュラムの中で、従来型の工学だけでなく、技術マネジメント、企業経営、ライフサイクル工学、産業情報システムなど、社会システムと技術の連携について幅広く学ぶ。松尾准教授の指導の下、Web情報を利用した公職選挙得票率予測の研究に取り組み、2009年の夏に行われた衆議院議員選挙では高い予測精度を実現した。
東京大学松尾研究室において選挙や政治活動におけるWebの有効活用法について研究を続けている。
株式会社ホットリンクは、ブログ分析ツール「クチコミ@係長」、クチコミをサイトに表示できる「Buzz sticker」、Twitter分析レポートサービス、レコメンデーションエンジン「レコナイズ」の提供を中心に、クライアント企業のインターネットマーケティング活動を先端技術で支援するエージェントテクノロジーカンパニーです。