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【参加報告】NLP若手の会(YANS)2017

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こんにちは。R&D部の水木です。

 9月3日~5日の3日間、沖縄県で開催された「NLP若手の会 第12回シンポジウム(以下、YANS2017)」という学術イベントにスポンサーとして参加させていただきました。

そこで本日のブログでは、「YANS2017」全体の感想および、イベント内で行われた発表の一部をご紹介します。

 ※YANS・・・ Young Researcher Association for NLP Studies の頭文字。

概要

「 NLP若手の会」とは、自然言語処理および関連領域に携わる、学生・研究者・企業技術者の交流促進を目的としたコミュニティです。
年1回開催される合宿形式のシンポジウムには多くの方々が参加し、研究内容の発表や意見交換、個人間の交流が活発に行われます。形式張らない学会のようなイベントです。

弊社は自然言語処理技術をビジネスに活用しているため、従来よりコミュニティの方々にはお世話になっています。また兼ねてから本イベントの好評を耳にしており、今年度は初めてスポンサーとして協賛させていただきました。

主催いただいた運営委員会の皆様には、改めてお礼を申し上げます。

 

当社の発表内容

概要の項で,YANS2017では「研究内容の発表や意見交換」が行われる…と書きました。本イベントの特徴のひとつは、スポンサー企業にも研究内容の発表が推奨されていることです(もちろん、研究に限らない内容を含めることが可能です)。

そこで弊社は、リクルーティング/採用ブランディング/共同研究候補の探索を主眼として、下記の3項目について発表しました。

・会社概要
・研究業績
・今後の研究課題

 研究業績については、自然言語処理分野への関連が深い「汎用性を志向したWikipediaエントリへの拡張固有表現付与」について紹介しました。

 参考:【概要ご紹介】研究論文「汎用性を志向したWikipediaエントリへの拡張固有表現付与」前編
    【概要ご紹介】研究論文「汎用性を志向したWikipediaエントリへの拡張固有表現付与」後編

率直に言えば地味なテーマではありますが、参加者の皆様には関心をもって聞いていただくことができたと思います。

また、今後の研究課題として、「頑健かつ高速な述語項構造解析」および、「意味内容を反映した文分散表現」という2つの課題を取り上げました。これら2つを取り上げた理由としては、重要性は高いものの、解決も相当程度に困難と思われるという点が、今回のイベントに相応しいテーマであると考えたからです。

 

所感

続いて、YANS2017に参加した所感について述べたいと思います。

●発表についての所感

どの分野でもそうですが、研究にもトレンドというべきものがあります。今回の発表では、対話・機械翻訳・文書要約に関する研究に勢いがあるように見受けられました。

これらの領域は、たいへん大雑把にいうと「文を入力すると文を出力する」機械をつくることが目標なのですが、Deep Learningを利用した手法の普及に伴い、急速に研究が進展しつつある印象です。

未解決の課題も多いことから(一部の例外を除いて)実用化には相応の時間がかかると想定されますが、従来は研究を手がけることすら容易ではなかったことを踏まえれば、すばらしい進歩だと思います。

●スポンサーとしての所感

YANSの素晴らしい点として、「スポンサーも参加者として取り込まれていること」が挙げられます。立場の区別なく発表・聴講・議論が行えることは、総じて参加者間の交流促進に寄与しているものと思います。

また弊社を含め、スポンサーの多くは「人材獲得・勧誘」も目的の一つとしていますが、参加者間の交流があってこそ達成できると考えています。相互理解の場としての意義は、確かなものだと感じました。

 

発表メモ

筆者が聴講した学生発表のうち、個人的に興味をひかれたものを、以下に挙げさせていただきます。(あくまで個人的なリストとなっていますのでご了承ください。)

・トピックに関する因果関係知識を利用した賛否分類
・教師なし学習による分野特有の固有表現認識
・マイクロブログを利用した評判分析に向けてのデータセット作成

今後、学会等で研究の進展についての発表を楽しみにしています。

 

おわりに

弊社R&D部では、自社のための研究開発を行うだけではなく、学術イベントのスポンサー・大学との共同研究の遂行・研究成果の対外発表/論文誌への投稿など、学術コミュニティへの貢献を積極的に行っています。(ぜひ、研究業績も合わせてご覧ください。)

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