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母の日のプレゼント、2017年中国トレンドは「オリジナリティ」と「体験」

こんにちは、トレンドExpress編集部です。

先週日曜は母の日でしたが、皆さんは何か贈り物はされましたか? 中国でも日本と同じ暦で母の日があります。今年の母の日の贈り物には、どんなトレンドがあったのでしょうか?

本日は広州市のメディア金羊網の報道と、ECサイト・検索エンジン・ソーシャルメディアから見える母の日についての情報やクチコミをご紹介します。

参考:メイク、健康食品、デジタル家電が今年の母の日の三大人気(出典:21CN新聞)中国語

 

広州市のアンケート結果、母親への贈り物にも「自分らしさ」を求める90後

2017年5月4日、広州市のメディア金羊網(網はネットの意)が、「母の日に母に贈りたいもの」について路上アンケートを実施しました。アンケートの結果、メイク用品、健康食品、デジタル家電が贈り物の三大人気カテゴリだとわかりました。

記事によれば、母の日は広州では88年に採用された記念日であるものの、この10年間になって初めて盛り上がりを見せているそうです。そして、インターネットの普及拡大とともに成長した90後(1990年代生まれ)は、「母への感謝を伝える」というこのイベントについて「自分らしい贈り物」を理想としているといいます。

また、金羊網の記者が昨年実施した別の調査によれば、定番のカーネーションや生花は母親にとって、受け取った瞬間はうれしいものの、枯れてしまった後に捨てることが非常に心にひっかかることになる贈り物であることがわかったと伝えています。

 

贈り物もEC購入、「本当に喜ばれるもの」を考える

金羊網の記者がショッピングモールの販売員に話を聞いたところ、80後90後にはECでのショッピングが広がっており、母の日の贈り物も価格的に優位であるECで購入しているため客足が遠のいているようだ、とのコメントがありました。

一方で、モノではなく体験型の贈り物も多く見られるといいます。例えば「母親に食事を作る」「母親と出かける」というのは中国ではよく見られるアイデアだそうです。しかしこのアンケートを企画した男性は、それが本当に母親に対する感謝を表せているかというと、そうも感じないというのが正直なところだと述べています。

金羊網では、母親を最も喜ばせる活動は親子の交流という結論から、「デジタルの溝を超える!」と銘打ち、普段インターネットに没頭しがちな子供世代と、彼らと比べモバイル・インターネットについての知識のない両親との交流を回復させるためのイベントを企画しています。

イベントは、ECプラットフォームの『唯品会(VIP)』の協力を得て、市内で数組の家庭を募集し、母親への感謝ムービーを撮影するものです。この企画には定員があり、募集を呼びかける微博の投稿が5月4日夜にありましたが、筆者が確認したところ募集開始とともに応募を締め切る枠もあるほどの盛況ぶりでした。

 

ECサイトそしてSNSや検索指数での「母の日」の盛り上がりは?!

ECサイトではどのような商品が贈り物として選ばれているのでしょうか? 二大巨頭の天猫(Tmall)そして京東商城(JD.COM)では、「母の日」「母の日のプレゼント」で検索してみました。様々なおすすめ商品が検索結果に並びます。
京東では図のように、紙石鹸でできた花束やチョコレート、足裏マッサージのためのマットが複数見られました。生花は受けないものの、花束を贈る習慣を踏襲して、紙石鹸の花束は選ばれやすいアイテムとなっているのかもしれません。

※2017年5月4日、京東商城(JD.COM)にて「母の日」と検索した結果の一部。

 

続いて検索エンジンの百度での注目度を表す百度指数で「母の日」の検索指数を確認してみると、月末と比べ5月3日の検索指数は3倍に増え14万、8日(月)には36万、当日が最も指数が高く340万となっています。関連性の深い関連語には「プレゼント」が表れており、当日にプレゼントを探した人もいることが考えられます。

※「百度指数」の『母の日』指数の一週間の変化(2017年5月17日14時確認)

 

最後にSNSの新浪微博の書き込みを覗いてみました。離れた母親とビデオ通話している様子をアップする上海の男性の投稿や、母親と映画を見に行ったという投稿が見られました。なかなか家族との時間が取れない若者の生活スタイルや、「体験型」プレゼントの広がりがうかがえます。

 

以上、2017年の母の日の過ごし方や贈り物の流行を、ウェブメディアや中国のインターネットから探ってみました。オリジナリティや体験を大切にする90後の姿や、母の日当日に贈り物の検索がされているようだということが見えたのではないでしょうか。

特にSNSのクチコミには生活スタイル、贈り物のトレンドといった中国マーケティングのヒントが転がっています。クロスバウンド、インバウンド市場での戦略立案に役立ててみるのはいかがでしょうか。