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英文論文執筆をいかに楽にするか前編~効率性を向上させる4つのクラウドサービスとは?

開発本部研究開発グループR&Dチーム 大知です。初めてテックブログを担当させていただきます。よろしくお願いします。

さっそくですが皆さん、多くの研究者にとって最もつらい作業の一つはなんでしょうか?研究のアイデアを考えること、プログラムを大量に書くこと、実験をたくさんすること・・・色々考えられると思います。しかし、中でも最もつらい作業は、ずばり、論文執筆ではないでしょうか!何日も作文し続けると、字を書くために研究者になったのだろうか・・・という悲しい気持ちになります。

そこで、今回のテックブログでは、できるだけ効率良く英語論文を執筆するにはどうすれば良いかということについて紹介したいと思います。論文の構成の仕方や論文執筆の心構え、時間管理方法など、自分自身の行動・習慣を変えることで向上する論文執筆技術については書籍やWeb上のTipsに譲り、ここでは主に論文を効率的に書くためのツールとその活用方法について紹介します。もちろんもっと効率の良いやり方があるのかもしれませんので、そうしたアドバイスはぜひしていただければと思います!

論文執筆の効率性を向上させる、4つのクラウドサービス

さて、私自身が初めて論文を書いた頃は、Linux上でLatexをコンパイルしつつ書いていました。しかし、いくつか論文を書いて行くうちに(様々なサービスも登場し)だんだん今のスタイルになってきました。

特に論文を書く際に問題になるのが文献の管理、バージョンの管理、図の作成と管理、英語の校正だと思います。今回はそれぞれについてどう管理し、執筆すると効率が良いかご紹介したいと思います。

具体的には、以下の4点について前編、後編に分けて説明します。

1.論文の元となるアイデア(関連研究)をどう管理するか

あれ?この論文超関係あったと思うんだけど、どういう論文で自分の研究と何が違うんだっけ?の悩む時間を短縮する論文管理クラウドサービス「ReadCube」。電車の中で急に論文を読みたくなった時にも重宝します。

2.執筆する原稿をどう管理するか

どれが最新版だっけ?Latexのコンパイル通すまでがつらい!を解決するクラウドサービス「OverLeaf」。

3.原稿内の図をどう管理するか

論文に使っていた図、エディットできるファイルの最新版どこに保存したんだっけ?を解決するクラウドサービス「Cacoo」。

4.英文校正をどう行うか

真夜中だけど今すぐ英文校正してほしい!を解決してくれる英文校正のクラウドサービス「Grammarly」。

これらのツール活用によって、論文執筆の効率性が感覚的ですが非常にあがると思います。

筆者一押しの文献管理サービス、その活用メリットとは?

皆さんは論文を日々どのように読んでいるでしょうか?僕はわりと紙に出さないと読めないタイプでして、しっかり読もうと思う論文があればプリントアウトし、書き込みつつ読むということをしていました。そして書き込んだメモとともにファイリングし、論文執筆時に本文やメモを読み返しつつ書くということを行っていました。

これにはいくつか問題があって、論文執筆を大量のプリントアウトした論文のメモを持ち歩いて行う必要があることや、違う論文執筆時に同じ論文を再びプリントアウトして別の部分にメモを書いたりしてしまい、バラバラになってしまうというようなことが起こりがちです。

これらの解決策として、古くはEndnoteなどを始めとする文献管理ソフトウェア、近年ではMendeleyを始めとする文献管理サービスの利用が推奨されていましたが、最近私が熱心に皆さんに勧めているのがReadCubeというアプリケーションです。

ReadCubeはクラウド上に論文を保存してくれるサービスです。これによって、大学以外の場所、端末からでも論文をダウンロードし、読むことを可能にしてくれます。また、論文情報は(英文論文の多くの場合)自動で著者やタイトルなどのメタ情報に関しては、抽出してくれます。各論文には自分でタグやメモをつけることができます。メモは本文中にも自由にハイライトし、つけることができます。

ReadCubeは端末を超えてこうしたことを可能にしてくれるので、例えば電車に乗っている最中に思い立って、スマホで論文を読むことも(課金すれば)可能にしてくれます。また、ReadCube Teamというサービスではチームで論文を共有することが可能になります。

これにはメモやタグも含まれますので、人が読んだ論文のメモを有効活用する、チームとして共有すべき論点なども簡単に共有することが可能になります。また、だれかが執筆中の論文に対して、読むべき論文リストを追加してあげることも可能で大変便利になることが期待されます。弊社でも来年度はこういった仕組みを取り入れて行きたいですね!

残りの3つをご紹介する後編は、4月24日公開予定です。お楽しみに!