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2017年、中国ECイベント一覧!! 後編(6月~12月) ~11月はイベント盛りだくさん! 各サイトのターゲットにも注目!~

こんにちは、トレンドExpress編集部です。

本日は中国ECサイトの年間イベント・セールカレンダー後編です。6月以降はどんなコンセプトで開催されるのでしょうか? 昨年までの振り返りとともにご紹介いたします。

(1~5月のセールイベントを紹介した前編はこちら。)

 

ECサイトセール(6月~12月)

  • 【唯品会(VIP)】年中大促(アニュアルセール)6.16

ベビー用品、化粧品、3Cのセール。昨年はCOACHといった人気ブランド414店の商品を売り出した。2016年のイベントの宣伝にはジェイ・チョウやBIGBANGを起用し、新曲やツアーの独占販売も行った。そのほかスターやワンホンのライブ動画でイベントを盛り上げた。
当時のプロモーション方法はモバイルでのライブ動画を用いたもので、この業界での先例となった。ライブ動画はモバイルキャリアのチャイナモバイルのプラットフォームを利用している。ライブ動画、ワンホンとも非常に効果的な施策となった。

 

  • 【京东(JD.COM)】618狂欢节(618大セール)6.1-6.20

アリババの仕掛ける「双11」に対する、最大の競合イベント。京東はじめ、他のECプラットフォームもこのイベントに参加している。2016年のテーマは『良いものを安く』。3C、家電、消費財ほか売り場を設定し販売を行った。イメージキャラクターとして京東集団代表の劉強東氏を全面に出し、このイベントを通じて京東の名を広めるだけでなく、品質の良さを印象付けた。
割引率はかなり良く、中国では品質の良さを徐々に求めるようになっているので非常に良いイベントだった。

※3CはComputer(パソコン)、Communication(通信)、ConsumerElectronics(家庭用電子機器)のこと。

 

  • 【寺库(SECOO)】寺库707周年庆(SECOO707一周年記念)7.7

ファッション用品、メイク用品を取り扱う、ラグジュアリー用品のEプラットフォーム。7月7日のサイト設立一周年を記念して開催する。昨年のセールではユーザーの満足を第一に考え、ハイエンドの顧客の持つ「生活の豊かさ」の需要を満たすことに成功した。同時に分割払いを受け付けることで、中産階級の関心をひきつけており、最高で9割引など非常に消費意欲を盛り上げるイベントとなった。この分野の商品はこれからも人々の購買意欲が高い分野となりそうだ。

 

  • 【唯品会(VIP)】撒娇节(あまえんぼ祭)8.14-8.16

19~35歳の女性を対象としたイベント。香水や革製品、ファッション、ベビー用品を取り扱う。女性が好きなだけ買い物をできるように、というコンセプトで開催された「あまえんぼ祭」。コンセプトは良かったが、ユーザーの新規獲得にはつながらず、旧来のユーザーにしか認知されなかった。

 

  • 【苏宁易购(Suning)】店庆日(創立記念日セール)8.18

セールでは家電を主軸に、日用品やベビー、衣類などもセール対象品とした。開催前日の夕方にはモバイルユーザーに特別優待を通知、総計18億元の紅包を送った。割引額が5割~という点も消費者をひきつけた。オフラインでのセール活動は高齢の消費者を取り込みの面で非常に有効だった。

 

  • 【天猫(Tmall.com)】 双11(ダブルイレブン) 11.11

言わずと知れた一大イベント。今やTmall以外のECサイトでもこの日のセールを行うことは少なくない。皆が消費に走る日だが、実は割引率という点ではそこまですごくもない。商品の質も玉石混交で、実際に返品を経験したという声もある。

 

  • 【洋码头】全球黑五狂欢节(ブラックフライデー)11.20-11.30

ファッション、ファッション小物、ベビー用品、美容品、家具・ファブリック類が対象。2015年にこのイベントを開始、越境ECでのセールの権威としての地位確立を狙う。広告費は2015年は数億元を投入、イメージキャラクターにはAngelababyを起用。高品質で納得のいく価格の品を提供している。
2015年は初のセールという話題性と多くの広告で認知はされたと思う。実際微博でもこのイベントをみかけることができた。一方でイメージキャラクターが一人なのは少し単調さを感じさせる。アプリでのライブ動画もあまり面白くはなかった。

 

  • 【小红书】红色星期五(レッドフライデー)11.27

スキンケア、トレンド、メイク用品、生活用品、旅行用品を取り扱う。リアルな店舗の「ブラックフライデー」、ECのための「レッドフライデー」というイメージを狙ったネーミング。
2015年は五日間にわたって開催したが、小红书は年に一度、この時期のみセールを開催することになっている。越境ECのため、海外製品を半額、直送品の総量は無料、クラッチバッグや総計5億元の現金をプレゼントなどを企画。2015年は結果として200万の新規ユーザーを獲得し、売り上げの54%が新規ユーザーによるものとなったという。
「レッドフライデー」というネーミングは秀逸で、このセールはWeChatの朋友圏でもシェアされていた。小红书の取り扱う日本、韓国、オーストラリアの製品は中国人の生活にも合ったもので、これからが期待できる。

 

ショッピングは女性の祭典になりがちな印象がありますが、その中でも可処分所得、ライフスタイルといった要素でセグメントされていることがわかります。各ECサイトごと、趣向を凝らしたイベントを実施していることも見えてきました。
またECサイトのセールでは商品の割引に加え紅包の送信や●●元購入で〇〇元割引、といった手法が王道のようです。意外というのかやはりというべきか、日本ほどクリスマスが商戦となっていないことにも気づきます。

セールと言えば当然、値下げを求めて消費者が集まりますが、各セールについての批評を読むにつれ、中国人消費者の質を判断する目もこれから厳しくなっていくような印象を受けました。

拡大の一途をたどる中国ECプラットフォームの最新のトレンドについて、編集部では引き続き注目していきたいと思います。

 

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