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中国メディアから見る「2017春節日本旅行」 ~春節旅行がトレンド! 海外で過ごした中国人は約615万人~

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こんにちは。トレンドExpress編集部です。 

先月28日からの春節も2月1日の初五(チューウー、旧暦1月5日)をもって終わりました。都内では先週末も観光客らしき方々を見かけましたが、今週は中国でも通常モードに戻っていることと思います。

さて2017年の春節は例年と比べどんな変化があったのでしょうか? 中国現地ウェブニュースなどから振り返ってみたいと思います。

 

国内・国外限らず、年越し旅行はトレンド

まずはこちらのニュースから。 

旅游过年成时尚——2017年春节节日旅游市场盘点(旅先での年越しがトレンドー2017年の春節旅行市場まとめ)
2017/2/2 新华网

記事内で紹介されている国家旅行局の計算によると、2017年の春節期間は国内で延べ3.44億人の宿泊数で昨年比13.8%増、経済効果は4,233億元で昨年比15.9%増となっています。この報道によれば、中国国内では旅行と農業・工業・交通・衛生・健康・科学技術・航空などの領域を掛け合わせた新たな取り組みに加え、マイカーでの旅行、リゾートプランやスポーツ体験など、多様な要望に応えるようになっているそうです。

では、海外旅行はどのような傾向があるのでしょうか。

615万国人海外过春节 出境游渐成风尚(615万人が出国、海外で年越し。海外旅行はますますトレンドに。)
2017/2/6 全景网

こちらでも国家旅行局の公表した数字が紹介されています。春節期間の出国者数は約615万人、昨年比7%の増加で、これは北京・上海・広州といった一級都市に限った傾向ではなく、海外旅行をしながら年越しすることが流行りになっていると伝えています。(ただし、海外へ行く人数はやはり一線都市の北京・上海・広州・深圳が多いとのことです。)

 記事中で紹介されている陸さん。広東省に住む四人家族ですが、毎年春節の休みに出かけるのが習慣になっているといいます。一昨年は北欧、去年は九寨溝で年越しをし、今年はニュージーランドに。インタビューには「普段は忙しすぎるし、旅行できるくらい休めるのは春節だけ。行ってみたかったところをじっくり楽しむことができる」と答えています。

また銀行で働く上海在住の韓さんは、今年の年越しは初めて一家全員で日本へ旅行に行き過ごしました。この6年はずっと海外で年越しをしており、昨年はアメリカ合衆国で過ごしたそうです。前述の陸さんと同じく、春節かゴールデンウィークしか休みがとれないというのが理由の一つです。
彼女は年末に両親だけ故郷に残していくのは忍びないとの気持ちから、両親も一緒に日本へ連れて行くことを決めたといいます。彼女の両親は記事から推定するに70歳前後と高齢ですが、国内で伝統的な年越しのイベントをせずに海外で過ごすことに、親戚も含め全面的に賛成してくれたそうです。彼女の感覚では、年々春節の過ごし方は変化してきており、年末の親戚の食事会を元旦に開催することにしたり、遠方の友人と旅行先の海外で落ち合って過ごしたりということもあるそうです。

それぞれの記事では、春節旅行はブームとなっているものの、目的地別の人数で言えば国外旅行に行く中国人はまだまだ多くないことが報じられており、これからの各国の取り組みが試されると言えそうです。

 

日本についてはどう言われていたの? 実際に旅行したユーザーの声は。

春节615出境游;除夕夜日本机场挤满中国人(春節に615万人が出国、大晦日に日本の空港に中国人あふれる)
2017/2/3 网易财经

記事の中では旅行サイト「途牛tuniu.com」のデータを引用し、海外旅行先の上位10か国はタイ、日本、韓国、インドネシア、ベトナム、シンガポール、マレーシア、アメリカ、フランス、イタリアと紹介。また同様に「Ctrip」の発表を引用、春節期間の国内旅行者は昨年比200%増、旅行消費額は一日当たり700元となり昨年比20%以上の増加であり、「避寒洗肺」旅行が一大ブームとなっていると伝えています。

また同じく現地人気旅行サイトである「蚂蜂窝(mafengwo)」での春節期間の旅行者の声をのぞいてみました。

昨年団体旅行で東京と大阪を訪れたものの、物足りなかったので今年は友人と個人旅行で訪れたという湖南省在住の女性の投稿。今年の1月23日から、大阪に4泊、京都に3泊したそうです。
関西国際空港に到着後は光の速さで心斎橋に向かい、夜は磯丸水産で食事をとったそう。翌日は四天王寺を訪れ、その歴史の深さを存分に味わった様子がうかがえます。ただし、もし十分な時間がないならお寺めぐりは京都でする方が良い(なぜなら京都の方がたくさん寺院があるから!)とアドバイスをしていました。またほかの寺院と比べ変わった見どころはないものの唐招提寺を訪れたとレポートしており、その理由は歴史で学んだ鑑真が過ごしていた場所だから見たかったから、と述べています。今回の旅のテーマは「文芸」とのことで、他にも三十三間堂や清水寺、二条城などを訪れていました。
女性は歴史的建造物以外にも、2日目にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れており、閉園後はジャンプショップに寄ってスラムダンクのグッズを購入し大満足だったそうです。また大阪の夜景は一見の価値ありとおすすめしています。

 

いかがでしたでしょうか。春節の年越し旅行ブームが続く中、来年も日本は人気旅行先にランクインできるのかどうか。インバウンドをけん引する自治体や旅行会社、小売業の動向をこれからもチェックしていきたいと思います。

 

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