• TOP
  • ブログ
  • WeChatグループが公開! ≪2016年微信データ報告≫

ホットリンク 公式ブログ

データから見えてくる注目のトピックスをとりあげます。

インバウンド

WeChatグループが公開! ≪2016年微信データ報告≫ 海外旅行先ベスト5とユーザー属性比率も

20170201_shutterstock_415111651

こんにちは。トレンドExpress編集部です。

公開から一か月たってしまいましたが、本日は、昨年12月28日にWeChatグループが公開した≪2016年微信データ報告≫(中国語)についてご紹介したいと思います。

WeChat(中国名は微信/ウェイシン、以下WeChatとします)は言わずと知れた無料のメッセージ・通話アプリ。決済・送金機能やパブリックアカウント(中国名は公衆号)からの情報収集、万歩計機能、また同じくパブリックアカウントにはデリバリーサービスの注文機能などを備え、様々な場面で活躍します。中国のIT情報・コンサルティング会社の易観国際による2016年第四季のSNSアプリのランキングでも、堂々の一位です。

まずはこの報告の中のユーザーの全体像からご紹介します。9月の一日平均ログインユーザー数は7億6800万ユーザー。この数字は昨年比35%増となっています。ユーザーの50%が毎日90分をWeChatの利用に費やしているそうです。

この報告では、「典型的なユーザー」の大部分を80後(80年代生まれ)90後(90年代生まれ)と設定。彼らは月間アクティブユーザーのうちの65%であり、一日の送信メッセージ総数の80%がこのカテゴリのユーザーによるものです。月間アクティブユーザー全体のうち、95後(95年以降生まれ、17-21歳)は14%、55歳以上は1%となっています。

数字で見るメッセージ送信の傾向

一日に送られるメッセージ数は、昨年比67%増。一日の平均メッセージ送信回数は、95後は81回、典型ユーザー74回、55歳以上44回。また音声を録音して送るボイスメッセージの、メッセージ全体に占める利用割合は、95後13%、典型ユーザー16%、55歳以上22%だそうです(筆者は30代前半なのですが、ついこの間ボイスメッセージを利用したばかりでしたので、この数字を見て、私っておばさん寄りなの…!?と衝撃を受けました。少し前の友人のやり方をまねたつもりだったのですが、中国の流行りすたりのスピードに置いて行かれた心地です。)

「朋友圏」とは? 使い方の年齢別傾向は?

「朋友圏」とはLINEやFacebookのタイムラインにあたります。このタイムラインに自分で書き込みを行う割合(ニュースのシェアなど以外)は、95後73%、典型ユーザー65%、55歳以上32%と、若者の方が自主的に活発に発言していることがわかります。

ユーザーの旅行先は!?

今回は、インバウンド消費動向をウォッチされている方なら気になる、WeChatユーザーの休暇の際の旅行先ベスト5も発表されています。

ranking0201

報告のこちらの部分(中国語)ではアメリカに旅行するユーザーのうち実に90%が一線都市(北京、上海、広州、深圳ほか)の市民であるとのデータが発表されています。
一方、アジア旅行に行くユーザーの属性については41%が二線都市(直轄地、省都など。例えば洛陽、蘇州、寧波、合肥、桂林、昆明、フフホト、ハルビン、長春、東莞…など)の市民で、その次に多くを占めるのが一線都市の市民です。一線都市の構成比率は明示されていないものの、グラフからはやはり40%前後と読み取れます。

ここで一度中国の都市の区分についてご説明します。現在、中国の核都市は経済・政治・学術資源などの総合的な指標を用いて、「一線都市」「新一線都市」「二線都市」「三線都市」「四線都市」「五線都市」と分類されます。この分類と都市の選定は、金融・経済の専門メディア第一財経(CBN)により2008年に創刊した『第一財経週刊(英語名CBN weekly)』により行われています。

  • 一線都市…北京、上海、広州、深圳
  • 新一線都市(2013年より新たに一線都市となった15都市)…成都、杭州、南京、武漢、天津、西安、重慶、青島、瀋陽、長沙、大連、アモイ、無錫、福州、西南

第一財経週刊(CBN weekly)

さて、目的地の話に戻りますが、上述の易観国際のデータをもとに2015年の旅行先傾向をまとめたこちらの記事(中国語)では、海外旅行先ランキングには1位香港、2位マカオ、3位タイ、4位韓国、5位日本、6位台湾と並びます。それぞれのデータは2016年のものと2015年のものという違いがありその点は考慮しなければなりませんが、2016年のWeChatユーザーの旅行先ランキングとは大きく異なる結果であり、WeChatユーザーにとっては日本がより旅先として魅力度が高いことがうかがえます。
日本旅行への誘致や日本製品の紹介に、WeChatは欠かすことのできないチャンネルと言えるのではないでしょうか。

WeChatユーザーの傾向まとめ、いかがでしたでしょうか。今後も、SNSや中国人旅行客に関するデータやニュースをご紹介していきたいと思います! どうぞお楽しみに。