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日本と中国で比較してみた!「年末の帰郷」 ~働く若者は田舎に心惹かれる~

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日本で“お正月”と言うと1月1日の元旦を指しますが、中国では陰暦に基づいた「春節」を新年の一日目として盛大に祝います。春節は太陰暦に基づき設定されるため、毎年日にちが異なります。

今年の春節は1/28(土)です。日本では年末年始を実家に帰り家族と過ごす方も多いですが、中国ではどうなのでしょうか?中国版TwitterのWeibo上の書き込みから、春節年越しに関して調査してみました。

 

春節休みしか帰れない人と、春節にも帰れない人

もともと明日実家に帰るつもりだったのに、上司からWechatメールの襲来!まだ働かないと、か…(2017/1/4)

仕事で後に伸びてしまったとはいえ、正月(春節)の二週間以上前に帰省とは。中国人の春節にかける意気込みがうかがえます。

しかしそんな一大行事の春節を前に、食事の準備をする間もなく、年越しまで働きづめの人や、中には帰れない人もいるようです。

また二食もケンタッキー。早く年越ししたい、休みたい!(2017/1/6)

仕事が忙しくて、もう一年も帰っていないし、節にも帰らなくなってしまった(2017/1/4)

春節に帰省しない人は確かに一定数存在し、その中には仕事が理由で帰れない人もいることが実際の書き込みで確認できました。

 

日本でも、やっぱり働く。

年越しをしたばかりの日本の場合はどうでしょうか。

クチコミ@係長で「帰省」のツイートを検索したところ、頻出関連語には「バイト」の文字が。

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この頻出関連語からどんな状況がわかるのでしょうか? 実際のツイートを確認してみました。

バイト納めに合わせて帰省を企画しています。中には元旦にバイトを終わらせてから帰省している方も。

中国に負けず劣らず、日本でも仕事に明け暮れていることがわかります。

 

それでも「田舎」には魅力がある

続いて「バイト」の隣にある関連語「田舎」と一緒のツイートを確認してみると、田舎の電波状況の悪さや商業施設や飲食店が充実していないことを残念に評価する声がある一方で、帰省すべき「田舎」がなかったり、実家が都心部にあったりすることのつまらなさを嘆いている声がありました。

帰省すべき田舎を持つ人がその開発されていない故郷の環境に感激を覚えているのですから、都会に住む人がそんな美しい自然環境に囲まれて過ごしたいとの思いがあるのは当然かもしれません。

 

では中国では、帰郷を田舎の美しさと結びつけるような考え方はあるでしょうか?

「帰郷」または「年越し」と、「山郷」「郷下」(どちらも田舎の意味)というワードでWeiboの書き込みを検索したところ、日本と同じように田舎の娯楽の少なさを嘆く声と、自然環境の良さを評価する声、両方の意見が見られました。

田舎はやることがないから、帰るのやだな~(2016/12/20)

去年、田舎に帰った時、星が触れるんじゃないかと思うくらいキレイだった(2016/12/26)

また「山郷」「郷下」(田舎の意味)の一語でWeibo上の書き込みを見てみたところ、観光地としての自然環境やひなびた建物の風流を紹介するものが散見されました。

日中両国のSNSの書き込みからは、日本か中国かにかかわらず、都会で働く人々には都会的な便利さ、刺激を求める気持ちがある一方で、自然環境を心地よいものとしてとらえているということがわかります。

 

年末まで時間に追われ働き、やることのない田舎を嘆き、一方でその美しさに心うたれる。日本中国を問わず、都会や地方都市で働く、帰る実家を持つ年代の人々にとっては共通した傾向がSNSのクチコミから確認できました。