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インバウンド

中国でのアニメ配信における現状とは!?

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中国ではFacebookやYouTubeなどをはじめとする様々な世界的プラットフォームがグレートファイヤーウォールにより規制されていたり、爆買いを抑制するために関税が引き上げられたりなど、様々な規制があるのはご存知ですか?その中にはアニメの様なコンテンツ配信も規制の対象となっています。

記憶に新しいところでは、「進撃の巨人」や「東京喰種 トーキョーグール」など日本のアニメ計38作品が中国政府により「有害なコンテンツ」と判断され、配信の禁止を受けました。

参考:【衝撃】中国が配信を禁止した日本アニメ38作品リスト / 進撃の巨人やデスノートも禁止(ガジェット通信)

日本のアニメの人気は下がる?

日本のアニメに対しての規制が強くなり、日本のアニメ業界における中国進出の将来が懸念される中、摘発を受けたアニメは中国では本当に認知されていないのでしょうか?中国の大手検索エンジンである百度(バイドゥ)の日本アニメランキングを見てみると意外な結果が出ました。

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上記で述べた規制の対象である「進撃の巨人」と「東京喰種 トーキョーグール」ですが、中国で絶大な人気を誇る「銀魂」を押さえて7位と9位にランクインしています。

規制されているのになぜ人気?

中国では海賊版が依然として横行しているという背景もあり、漫画や動画などの著作物は基本的に無料で見られるのが当たり前、という概念があるそうです。そのためドラマや映画なども含め全てオンライン上で無料で見ることができるとのこと。

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出典:図解中国トレンドExpress

政府の取締り強化はされていますが、あくまでも日本側からのコンテンツ配信が規制されるだけであり、動画サイトや漫画サイトなどでは一般ユーザーにより翻訳されたものが多数出回っています。

政府の意向とは裏腹に、中国人が日本のアニメや漫画を見たいと強く思っていることが分かりますね。

多様化するコンテンツ

多くの日本のアニメが中国に輸入されたのは1980年代で、80後(パーリンホウ)以降の多くの子供たちが日本のアニメに影響を受け育ってきました。当時輸入されたアニメと言えば「ちびまる子ちゃん」や「ドラえもん」「ドラゴンボール」などであり、今でも根強い人気を誇っています。そのため、今の日本旅行の中核を担っている世代はこれらの昔ながらのアニメ世代ということもあり、中国人には「ちびまる子ちゃん」が人気だというような固定概念を持っている日本人も多いようです。

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新浪微博の書き込みを年齢別に見てみると「ちびまる子ちゃん」は25歳~34歳のシェアが圧倒的に多く、次に19歳~24歳の順となっているのに対し、「進撃の巨人」や「東京喰種 トーキョーグール」などは主に19歳~24歳が大部分を占め、次に多いのは12歳~18歳と1世代年齢層がシフトしていることがわかります。

今までは「中国人は昔ながらのアニメが好き」といったような考えがありましたが、90後(チューリンホー)や00後(リンリンホー)などのネット普及後に時代を生きる若い世代はアニメや漫画などに対しての嗜好も幅広くなっていることが考えられます。

人民網の記事にも「二次元文化」のユーザーは90年代以降が中心であるとしており、更に今後、90後、00後などの世代が訪日中国人観光客の中心となると考えると、彼らの多様化した嗜好をしっかりと把握することがこれからのインバウンドのキーとなると考えられます。

参考:90後と00後がアニメ消費の中心層に(人民網)

 

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