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ホットリンク 公式ブログ

データから見えてくる注目のトピックスをとりあげます。

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熊本地震から1ヶ月、インバウンド市場への影響を考える

20160902_shutterstock_208147414

こんにちは。ホットリンク広報です。

今日で熊本地震から明日でちょうど1ヶ月です。

景気ウォッチャー調査(16年4月) 
円高・株安に加え、熊本地震の影響で2014年11月以来の低水準(ZUU online)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160513-00000007-zuuonline-bus_all

 

熊本地震の影響が、色々なところで出ているようで、

インバウンド市場も今回の災害の影響を受けているようです。

 

トレンドExpressでは、熊本地震直後に訪日中国人市場に対する影響について

韓国のMERS、パリの同時多発テロの書き込みに見る、旅行自粛はいつまで?

という緊急コラムを『図解中国トレンドExpress』で掲載しました。

 今回はその内容をご紹介したいと思います。

 

過去にも東日本大地震や韓国のMERS、パリでの同時多発テロなど、

大きな災害や伝染病、事件等が発生した際には、

「行きたくない」、「取りやめ」等『旅行自粛ムード』が起こり、

観光産業は痛手を負いました。

 MERSやパリのテロに対する書き込みと

今回の熊本地震についての書き込みを比較して、動向を見てみたいと思います。

 

 熊本地震の書き込み件数
※地震発生後の「行かない」に関連した投稿件数を集計


クチコミ_熊本
発生から3日後には「行きたくない」、「取りやめ」等の自粛関連書き込みの件数が

6千件以上となっています。

 

では、2015年に起きた大災害(大事件)の際の

旅行自粛関連書き込みの推移を見てみましょう。

 MERS&パリのテロのクチコミ件数

※MERSの発生時点はMERSコロナウイルス初の感染者が入院していた(入院時期は2015年5月20日)
京畿道平沢市の平沢聖母病院でエアコンを通じ院内感染が発生し、それにより韓国国内で感染が広がった時期を指定。

MERS、パリのテロともに「行きたくない」、「取りやめ」等

自粛関連書き込みのピークは事件発生から3日後となっています。

事件発生当初は正確な情報や状況が把握できないために、書き込みは伸びず、

事件の全貌が明らかになるにつれて旅行の取りやめや自粛に関する書き込みが

増加する傾向にあるようです。

 

一方、事件から7日後には書き込みはピークである3日後の半数近くまで減少し、

更に30日経つとMERS、パリのテロともに約9割減少しています。
 
クチコミ_MERS
  クチコミ_パリ
今回の地震で、熊本では熊本城や水前寺公園、阿蘇神社などの

観光資源が深刻な被害を受けました。

また、阿蘇へのアクセスに欠かせない阿蘇大橋の崩落などもあったので、

これら2件の事例と単純に比較することはできないとは思います。

 

しかし、地震発生から1ヶ月が経ち、MERSやパリのテロ事件のときのように、

日本や九州への訪日観光客は徐々に戻ってくるのではないでしょうか。

また、地震直後から中国人たちの間でも被災地を心配する声が上がっています。

 

中国から義援金相次ぐ 100万円を寄付した個人も(西日本新聞)

http://news.livedoor.com/article/detail/11484189/

 

熊本など被災地の復興には長い年月が必要ですが、

復興とともに日本国内外の観光客はきっと戻ってくると思います。

熊本市出身の私も、このGWに震災後初めて帰熊してきました。 
実家近所には瓦が落ちてしまった家や塀が崩れた家、傾いている家などが沢山あり、
連休中も地震の後片付けに追われている人たちがあちらこちらに見られました。 
スーパーやコンビニ、飲食店などでは営業時間が短くなったり
商品数が少なかったりはしていましたが、ほとんどの店で営業を再開している印象で
物資の面での不自由はだいぶ解消されている印象で、ほっとしました。
 

熊本出身者としても、一日も早い熊本・大分の復興を心から願うばかりです。