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データから見えてくる注目のトピックスをとりあげます。

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特集:訪日中国人インバウンド消費の実態 ~シルバーウィークの日本人の書き込みから探る~

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観光地での「数の多さ」「マナー」についての言及が多数

例年になく大型連休となった2015年のシルバーウイーク。国内外の観光地を訪れた方も多いのではないでしょうか。その先々で「訪日中国人を見かけた」といった書き込みが、日本でも昨今増えているようです。

国慶節を前にますます盛り上がりを見せる訪日中国人のインバウンド消費、日本人はどう捉えているのかについて、シルバーウイークを含む9月の書き込み分析を行いました。

2015年9月のツイートは昨年の約2.4倍!「爆買い」という言葉が確実に定着

中国人観光客についてのツイートですが、9月1日~23日までで2014年と2015年を比較してみると、2015年は明らかにツイート数が増加しており、約2.4倍となっていました。

また、書き込み(Twitter、ブログ)内容を比較してみると、「爆買い」というキーワードが増加。

記事のリツイートだけでなく、「中国人観光客の爆買いを見かけた」、さらには「中国人観光客並みに爆買いした」など一般用語として使われているところを見ると、言葉として確実に定着していることが伺えます。

そもそも、2014年の書き込みに「爆買い」というキーワードがほとんど見られなかったことから、その定着スピードには驚きを感じます。

書き込みに多かった地名は?西日本の都市も多数!

都内では、銀座、秋葉原、上野などがあげられました。その他、家電量販店やドラッグストア、コンビニになどで買い物をする様子について書き込みがありました。

地方については、大阪、京都、神戸、福岡、沖縄など西日本の都市が多く見られました。

関西は大阪、京都、奈良と3つの観光地が近く、短時間で充実した旅が楽しめると人気です。

特に大阪は、繁華街が分散している東京に比べ、キタ(梅田エリア)とミナミ(難波エリア)のいくつかのエリアで欲しいものがそろう、と買い物に便利であることが人気の理由の1つです。

九州、沖縄については、最近中国のWEBメディア、旅行情報サイトを中心に九州特集が大量に露出していることも影響しているようです。

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【行ったランキング(2015年9月2日~8日)】

書き込みに見られた地名は、図解中国トレンドExpressが訪日中国人の書き込みを集計してお伝えしている【行ったランキング】にもたびたび登場しています。

上位に登場する場所は、ツアーに組み込まれているケースが多いようです。今後、リピーターが増え、どのようにランキングが変化していくのか、気になるところですね。

書き込みの2大傾向は「数の多さ」と「マナー」、ホテルが取れないという声も!

今回、書き込みの内容として多かったのが、以下2つでした。

 ・観光地における訪日中国人の多さについて

 ・観光地における訪日中国人のマナーについて

まずは一番多かった、中国人観光客の多さについての書き込みをいくつかご紹介しましょう。

・久々に銀座行ったら観光バスが停まって、中国人が爆買いしてた!!テレビで見たやつー(笑)

・最近はウチの地元も中国人だらけだ・・・主要繁華街や観光地だけじゃないんだな〜

・難波はいつ行っても人が多い。観光客の人も多い。中国人は沢山買い物してて、 すんごい羨ましくなった。お金持ちィ

また、中国人観光客の増加にともない、各地でホテルの予約が取れなくなっていると報道されていますが、書き込みにもその様子が伺えました。

何ヶ月前から、予約しないと外国人、中国人観光客で埋まりますよ!週末は

京都は、ビジネスホテルまで中国人観光客で埋まってて、出張のビジネスマンが困ってるって夏前の話だけど

大阪のホテルは、中国人観光客のおかげで、普段の2倍くらいでした…素泊まりでホテル増えないかな… — 悲しい

一部では中国人観光客で宿はかなり押さえられてると聞きます

 

「マナーの悪さ」とはどのような行動を指しているのか?

次に多かったのが、訪日中国人のマナーの悪さについてです。国内だけでなく海外の観光地で見かけた、といった書き込みも見られました。

では「マナーが悪い」とは、いったいどのような行動を指しているのでしょうか?書き込みから探ってみましょう。

多かったのが、まず声の大きさです。当人たちからしてそのつもりはないのかもしれませんが、日本人の目には「大声で騒いでいる」と映るようです。

次に、行列への割り込みや団体行動による通行の妨げなどがあげられました。観光地はただでさえ混雑しているもの。そこへこのような行動をされると、不愉快に思う方も多いのかもしれません。

また、年齢層が高い方のマナーの悪さを指摘する声がありました。若い方はそういったイメージとは違う、という意見があり、「マナーをその場で伝えて感謝された」「道案内をしてあげた」など、積極的に交流を図り始めているところも見られました。

今後は「マナーが悪い」という印象も改善されていくのかもしれませんね。

課題を明確にし、解決方法を議論するためにソーシャル・ビッグデータ活用を

その他によく見られる書き込みとして、中国に関する政治的な報道と「爆買い」がうまく結びつかない、というものがありました。

抗日主義の中国人が日本へ観光に来る不思議

戦勝記念日になんで日本にくるの

一方でそういった背景はさて置き、中国人観光客の楽しそうな様子を素直に受け止める声もありました。

中国人観光客の方々も日本に魅力を感じて来日され、より旅行をより楽しみたいはずですし、日本企業も彼らにより快適に過ごしてもらうことで消費行動がさらに広がっていくはずです。

今後は何が課題なのか、またその課題を解消してビジネスにつなげていくために何をすべきかを議論することが重要であり、その材料としてソーシャル・ビッグデータが活用できるのではないかと思います。